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勉強のやり方・コツ

【偏差値50や55はどのくらい?上位何パーセント?】偏差値60まで上げる科目別の勉強法・偏差値50〜55の大学についても解説

偏差値50・55はどのくらい

模試の結果が「偏差値50」「偏差値55」だった場合、これってどのくらいのレベルや順位なのか気になりますよね。

なんとなく「真ん中あたりの成績かな」というのはイメージができているかと思います。

すごく簡単に説明すると、1000人の受験生がいるとするとあなたは500番目の成績だということです。

実際に偏差値50や55だった場合、様々な疑問が出てくるでしょう。

  • このまま偏差値50や55だったらどこの大学なら受かる?
  • どうすれば偏差値を上げることができる?

今回は偏差値50や55がどのくらいのレベルなのか詳細を解説しつつ、今後どのような勉強をすれば偏差値を上げていけるのかを解説していきます。

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偏差値50や55はどのくらいのレベル?上位何パーセント?

偏差値の求め方

まず、偏差値には算出方法があります。

(自分の得点―平均点)÷標準偏差×10+50

で求めることができます。

少し難しいことを書きましたが、簡単に説明すると「自分が模試を受けた中でどの位置にいるか」を確認することができます。

偏差値50だとちょうど真ん中の位置ですので、偏差値70だととても高い位置にいることが感覚的に分かりますね。

偏差値50や55はどのくらいのレベル?上位何パーセント?

それでは偏差値50や55はどのくらいの位置にいるのかについてです。 

下の表は偏差値とそれに対応する上位何パーセントかを表した表です。

偏差値上位パーセント
702.28%
656.68%
6015.87%
5530.85%
5050.00%
4569.15%
4084.13%
3593.32%
3097.72%

偏差値50:上位50.0%、下位50.0%

偏差値55:上位30.9%、下位69.1%

→偏差値50〜55は100人の受験生がいるとすると、31〜50番目になります。

偏差値50〜55の大学

偏差値50〜55になると合格を狙える大学は沢山あります。

有名な大学を一部抜粋して紹介していますので、参考にしてみてください。

河合塾のKei-Netで公表されている偏差値をもとに文系・理系別で偏差値50〜455の国公立大学を紹介していきます。

東進、河合塾、駿台などで公表している大学の偏差値は異なります。

これから紹介する大学は河合塾の偏差値を基準にしています。

東進の偏差値は下記を参考にしてください。

https://www.toshin-hensachi.com/?line=2&university_type=11

国公立文系

国公立文系で偏差50〜55の大学を一部紹介していきます。

大学学部
弘前大学教育 など
岩手大学人文社会 など
山形大学人文社会 など
宇都宮大学国際
埼玉大学経済 など
千葉大学教育
新潟大学法 など
信州大学経法 など
富山大学経済 など
金沢大学人間社会
静岡大学人文社会 など
三重大学人文 など
滋賀大学経済 など
岡山大学経済 など

国公立理系

国公立理系で偏差値50〜55の大学を一部紹介していきます。

大学学部
弘前大学理工 など
山形大学
宇都宮大学データサイエンス など
群馬大学情報
埼玉大学工 など
東京海洋大学海洋生命 など
東京農工大学工 など
信州大学理 など
富山大学理 など
金沢大学理工 など
岐阜大学工 など
静岡大学理 など
三重大学工 
京都府立大学生命理工 など
大阪公立大学農 など
岡山大学理 など
広島大学工 など
熊本大学教育

私立文系

私立文系で偏差値50〜55の大学を一部紹介していきます。

私立文系はたくさんの大学がありますので、有名な大学を一部抜粋しています。

大学学部
日本大学経済 など
東洋大学国際観光 など
駒澤大学法 など
専修大学商 など
名城大学経営 など
中京大学法 など
南山大学経済 など
近畿大学経営 など
龍谷大学心理学 など
関西大学社会安全
関西学院大学文 など
立命館大学産業社会 など

私立理系

私立理系の大学で偏差値50付近の大学をいくつか紹介します。

大学学部
日本大学
駒澤大学医療健康
名城大学情報工 など
中京大学工 など
近畿大学建築
関西大学化学生命工 など
関西学院大学生命環境 など
立命館大学情報理工 など

偏差値50や55から成績を上げるために意識するべきこと・コツ

あなたの志望校が偏差値50前後の大学の場合、一番大切なことはすべての科目において「基礎固め」を徹底することです。

大学の入試問題は、インプットした知識などの基礎学力を、応用問題に活かすアウトプットの問題が多く出題されます。

難関大学においてはその傾向が強いのですが、偏差値50程度の大学ではそれはあまり重要視されません。

そのため、あなたが日頃からやるべきこととは、教科書レベルの例題がしっかり解けるようになること、学校の授業で習ったことをしっかり復習することなのです。

定期テストの後は、間違えた問題を解き直すことも基礎学力を上げるためには大切なことですね。

なぜなら、高校など学校の定期テストに出題される問題は大学受験において、極めて重要で基本的な問題が多いからです。

このように、偏差値50の大学を目指す場合は応用問題にはあまり手を出さず、基礎問題をきちんと解けるようになることが大事なのです。

科目別の偏差値50から60まで上げる科目別の勉強法

英語

英語の偏差値が50や55ある場合、単語はある程度順調に習得できていると考えられます。

文法の理解が甘いことで、一文一文を正確に読む英文解釈の力が欠けていることが考えられます。

そのため、偏差値を50から60に伸ばすためには、引き続き単語の勉強に励みつつ、文法や英文解釈の勉強に時間をかけていきましょう。

英文解釈の力が身について精読することができるようになれば、次は早く読む速読の力を長文読解で身につけます。

単語、文法、英文解釈、長文読解の具体的な勉強法については下記にまとめているので、参考にしてみてください。

(英文法)

英単語・熟語と並行して英文法の勉強も初期から始めておく必要があります。

大学受験の英文法は2種類の勉強法が必要!いつまでにマスターするべきか【できない人必見】

(英文解釈)

英単語・熟語の暗記と英文法の理解が進んだ頃に英文解釈の勉強を始めていきましょう。

短い英文を読んで、それがどのような構文・文法で書かれているかを正確に読み取る勉強をする必要があるのです。

具体的には「入門 英文解釈の技術70(桐原書店)」という参考書を購入し、これに書かれている英文がどのような構文・文法を用いられているかを自力で分析できるようになれるようにしましょう。

それができない場合は英単語・熟語の暗記や英文法の理解の勉強に戻り、もう一度どの部分の理解が欠けているかを分析して対策することが必要になります。

(長文読解)

長文読解は、これまで勉強してきた英単語・熟語の暗記、英文法の理解、英文解釈の力が備わることで取り組むことができます。

具体的な勉強法については下記で解説しているのでご参照ください。

【偏差値60超え】大学受験英語の長文読解の勉強法と5つのコツ!長文を読めない人必見です!

数学

数学の偏差値が50や55の方は教科書の基礎問題レベルであればほとんど解ける実力が身についていると考えられます。

自分が苦手な問題や、基礎問題が解けないか今一度確認するところから始めましょう。

数学の偏差値を50から60まで上げるためには、チャート式などの問題集を使って演習問題に取り組むようにしましょう。

すでに取り組んでいる場合は、一問一問なぜこのように解くことができるのか解法やロジックをきちんと理解することが大事になります。

偏差値50までは単純あ暗記だけでも伸ばすことができますが、60を目指すためには理解力が問われるようになります。

きちんと基礎を理解して、目の前の一問だけではなく応用問題まで対応できる学力を身につけることがポイントです。

国語

国語は、現代文、古文、漢文のそれぞれに対しての対策が必要です。

まず現代文については筆者の考えを読み解くことを意識して、演習問題に取り組みましょう。

その演習問題で分からない言い回しや漢字などをその都度学習し、基礎を固めていくと効果的ですね。

古文と漢文はどちらもある程度の暗記が必要となるため、まずは古文の文法などをしっかりと暗記するようにしましょう。

古文・漢文は必要なことを暗記すれば現代文よりも安定して得点が取りやすいため、偏差値60まで伸ばすためには重要なポイントになります。

理科

理科で偏差値50や55の場合、数学と同様に教科書やそれに付随した問題集の基礎問題は解けるようになっていると考えられます。

そのため、より理解を深めていくために練習問題や発展問題、実験などの考察問題に取り組むようにしましょう。

理科は英語や数学と比較すると、短期的な勉強で一気に成績アップが狙いやすい科目になります。

そのため、英語のように毎日少しずつ勉強するよりも、ある程度まとめて勉強して理解を深めていくことが勉強のコツになります。

社会

社会で偏差値50や55の場合、重要な用語などの暗記は徐々にできてきていると考えられます。

偏差値60まで伸ばすために、もう一度全体像を理解できているか確認するところから始めてみましょう。

日本史であれば、日本の歴史がどのように作り上げられてきたのか、政治史や文化史などテーマごとに説明できるか確認してみてください。

偏差値50超えていても、この「流れ」を意識できていない学生が非常に多いため、まずは全体像から流れを理解することが大事になります。

それができれば、あとは積極的に問題集を解いていくことで理解を深めていくようにしましょう。

大学の偏差値は高校の偏差値よりもレベルが高い?

偏差値60の高校に受かったからといって、偏差値60の大学と同じ実力があるというわけではありません。

一般的には大学の偏差値は「高校の偏差値からマイナス10」したものと同じレベルと言われています。

つまり、偏差値60の高校であれば偏差値50の大学ぐらいと同等と考えられています。

これに対しては一概にその通りだとは思いませんが、大学の偏差値の方がレベルが高く感じてしまうのには確かな理由があります。

それは受験者数、受験者レベルの違いです。

現在の日本では高校への進学率は95%を超えており、ほぼすべての人が高校に通っているのが現状ですが、大学・短大への進学率は55%ほどしかありません。

つまり、高校の偏差値は全国の同級生の中での立ち位置になりますが、大学の偏差値は大学進学を目指している学生・既卒生の中での立ち位置になります。

そのため、どうしても大学の偏差値の方が低く感じてしまうのです。

参照:https://eic.obunsha.co.jp/resource/viewpoint-pdf/202103.pdf

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