「成績が下がって自信がなくなってきた...」
「今のままじゃ志望校に合格できる気がしない...」
受験勉強をしていると、このような不安に襲われる時がありますよね。
大学受験とは1年以上の長期戦になるため、気持ちの浮き沈みというのは当然出てくるものです。
今回は、メンタルが落ち込んでいる受験生が、今すぐするべきことを解説していきます。
目次
大学受験を成功させるにおいてメンタルが重要
大学受験を成功させるためには単純な学力だけではなく、精神的な強さがとても重要になります。
勉強ができるポテンシャルが高かったとしても、モチベーションが低ければ、勉強しても成績を上げることはできません。
これは部活でも同じことが言えますよね。
向上心のある人はグングン上達していきますが、やる気がない人はなかなか上達しませんよね。
部活に入った当初はすごくなかった人でも、向上心を持って取り組むことで最終的には部活のエースになっていることも珍しくありません。
受験勉強も同じです。
成績を上げるためには、モチベーションを高く維持しながら勉強をコツコツと努力し続けることが大切になります。
【大学受験】志望校に落ちる気しかしないと感じてしまう原因
大学受験においてはメンタルがとても大切だと説明しました。
だからといって、すぐに自信を持てるようになれれば苦労はしませんよね。
まずは何故あなたが今メンタルが落ちてしまっているのかを知るところから始めます。
「落ちる気しかしない」「自信がない」と感じてしまっている原因を分析していきましょう。
模試の偏差値が下がった
一番目に見えて分かりやすい原因が、模試の成績が下がってしまうことです。
模試は現在の学力を測るためにとても有効なものです。
しかし、模試は偏差値という目に見えるデータがあるために、受験生のメンタルに大きく影響を与えます。
あなたも中期的な目標として「次の模試で偏差値〇〇を超える」という目標設定をしているのではないでしょうか。
その目標が達成できなかったり、自分がイメージしていた偏差値より低かった場合にメンタルが落ち込んでしまうことは珍しくありません。
注意)偏差値は同じ模試で比較するようにしましょう。
(OKな例)
4月:全統共通テスト模試
と
7月:全統共通テスト模試
で偏差値を比較
(NGな例)
4月:全統共通テスト模試
と
7月:進研模試
で偏差値を比較
模試によって受験者層が異なるため、異なる模試で単純に偏差値だけを比較しても意味はあまりありません。
勉強しているのに成績が上がらない
『努力しているのに結果が出ない』
このような状況で、モチベーションを高く保ちながら勉強を続けられるのは3ヶ月ぐらいが限界でしょう。
- 半年近く必死で勉強してきたのに模試の成績が全然上がらない
- 3ヶ月勉強しても問題が全然解けるようにならない
このような状態になってしまうと、気持ちが折れてしまうのも当然のことです。
「やってきた勉強は正しかったのかな...」
「今までの勉強は無駄だったのかな...」
勉強しているのに成績が上がらない場合、このような不安に襲われ、モチベーションが低下してしまう受験生が多くいます。
勉強のやり方が分からない
「行きたい大学はある、だけど何から手をつけていいか分からない」
当塾では無料相談を受け付けていますが、このような悩みを抱えて相談に来てくれる受験生がとても多くいます。
やる気はあるけどやり方が分からない、だからどんどん不安になるというケースです。
このような不安を抱えていると、勉強はしているつもりだけど不安しかないという状況になるのです。
勉強のやり方が分からない受験生の中には、SNSを使って勉強方法を調べる方がたくさんいます。
その際は、情報の取捨選択を意識して、必要な情報だけを取り入れましょう。
ネットやSNSの情報は、『多くの人たちに当てはまるだろう』という考えで発信されているものです。
その情報が正しいのかどうかも分かりませんし、あなたに合うかどうかも分からないので注意してください。
大学受験で落ちる気しかしない人が今すぐするべき3つのこと
「落ちる気しかしない」「自信がない」と悩んでいる受験生が今すぐするべきことを解説していきます。
最後まで読み進めて、今日から少しずつでも自信を持って勉強できるように変わっていきましょう。
①「なんとなく勉強している」をストップする
まずは「不安だけどなんとなく勉強している」をストップし、自分自身と向き合う時間を作るようにしてください。
不安を感じている原因が分からなければ対処もできません。
主な原因は先ほど解説しましたが、あなたが具体的にどのようなことに悩んでいるのかを知るところから始めましょう。
- 前回の模試よりも成績が下がってしまった
- 志望校の過去問が全然解けない
- 毎日必死に勉強しているのに、一向に賢くなっている気がしない
- 本当に今の勉強のやり方で進めていいのか不安
- 何から手をつけていいのか全く分からない
②自分に足りていない勉強を整理する
次は成績を上げていくために、自分に足りていない勉強を整理していきます。
例えば、模試で英語の長文問題が解けない場合、原因は大きく4つに分けられます。
- 単語の意味が分からないから、文章が読めない
→単語の暗記を重点的に行う - 単語の意味は分かるけど、一つの文章を読む力がない
→英文法や英文解釈の勉強に戻る - 単語の意味も分からないし、意味が分かっても一つの文章を読むことができない
→単語と英文法の基礎から始める - 文章は読めているけど、早く読むことができない
→長文読解の数を増やす
「長文問題が苦手だから、長文読解の数を増やす」という勉強をして成績が伸びるのは4の受験生のみです。
1〜3の受験生は、そもそも長文を読む段階までの基礎ができていないため、このまま長文読解の勉強を続けてもあまり意味がありません。
このように「今何ができていないから問題を解くことができないのか」、それを整理することでやるべき勉強が明確になります。
③整理した内容から勉強計画を立てる
先ほど、今の自分に足りていない勉強を整理したましたよね。
今度はそれらをどのように勉強していくかという計画を立てていきましょう。
そして勉強計画を立てる時は、下記を意識するようにしてください。
- どの順番で
- いつからいつまでに
- 何を使って
- 具体的にどのように
このように勉強計画を立てることで、今やるべきことだけでなく、今後どのような勉強をするべきかが全て一目で分かるようになります。
そして、勉強計画ができれば、あとはそれに従って勉強を進めていくだけになり、余計な不安を抱えることなく受験勉強に集中することができるのです。
勉強計画を立てる際は、必ず志望校合格というゴールから逆算して立てるようにしましょう。
どれだけ立派な計画を立てても、ゴールにたどりついていない計画では意味がないからです。
塾で勉強計画や学習管理を行ってもらうことも大切
下記3つを行うことで、成績を伸ばすことができ、不安な気持ちも解消することができると解説してきました。
- メンタルが落ち込んでいる原因を分析
- 足りていない勉強を整理
- 整理した内容から勉強計画を作成
しかし「自分一人で勉強計画まで立てられない」「立てた計画が正しいか不安」という受験生もいるでしょう。
そのような方は塾を利用して勉強計画や学習管理などを行ってもらうことも一つの手です。
多くの塾は個別指導や集団指導など、授業(ティーチング)がメインですが、大学受験予備校ライトはコーチングをメインとしています。
- これからどのような勉強をしていくべきなのか
(勉強計画) - 本当に正しい量と質を勉強できているか
(学習管理) - 正しいやり方で勉強ができるよう指導
(勉強法指導)
全科目を対象に指導を行うことで、自学自習の質を高めてこれまで多くの塾生の成績を上げてきました。
大学受験の勉強時間の8割は自学自習の時間です。
ライトではその自学自習の質を高めるためのあらゆるサポートを行います。
勉強計画や勉強法指導、学習管理を受けることで、余計な不安なく受験勉強に集中できる環境を手に入れましょう。