「部活があるけど、毎日3時間ぐらいは勉強している!
それなのに前回の模試から全く成績が上がっていない... むしろちょっと下がってる...
毎日勉強しているのに賢くなってる気がしないし、今のまま勉強続けても無駄なんじゃないかな?」
大学受験に向けて毎日勉強しているのに、模試などで全然成績が上がっていないと、このまま勉強を続けても大丈夫なのか不安になりますよね。
「毎日頑張ってるつもりなのに、もうどうしていいから分からない」
このように不安やイラ立ちを感じても無理はありません。
この記事では、『毎日コツコツ勉強しているのに成績が上がらない』という悩みの原因と対策を解説していきます。
是非最後まで読み進めて下さい。
目次
【勉強しているのに成績が上がらない】たった1つの原因!
結論から言うと、3ヶ月以上コツコツ勉強しているのに成績が上がらないのであれば、その原因は勉強方法にあります。
勉強方法が正しくないから、どれだけ頑張っても成績が上がらないのです。
もちろん「1日30分、英単語だけ勉強している」とかであれば勉強の量が足りないことも原因ではあります。
ただ、これを読んでいるあなたは
「3ヶ月以上、1日3時間ぐらいはコツコツと勉強を頑張ってきた!それなのに成績が上がらないから困っている」
という状況でしょう。
それであれば、これまでの勉強方法が間違っていることが原因ですので、一から見直す必要があります。
自分がやってきた勉強を疑いたくない気持ちも分かりますが、結果が出ていなければやり方が間違っているのが事実です。
そのため、今の状況を変えるためには勉強方法を見直すようにしましょう。
【あなたは成績が上がる伸びしろが十分にある人です】
勉強方法を見直さなければならない!
と少し厳しい現実をお伝えしました。
しかし、あなたはこれまで部活や学校で忙しい中でも、時間を作って毎日勉強を継続することができてきた人でもあります。
あなたは努力ができる人なので、今から勉強方法を見直し、正しいやり方を身につけることができれば、成績はグングン上がっていきます。
伸びしろは十分にあるので、まずは何が間違っていたのか一緒に確認していきましょう。
間違った勉強方法の例
まずは、あなたが間違った勉強方法をしていないか、いくつか例を出すので当てはまるものがないか確認していきましょう。
ここまで読み進めた方は、勉強方法を一から見直すと決めた方だと思います。
自分に正直になって心当たりがないか確認してくださいね。
勉強の順番を守れていない
1つ目の例が、あなたがやるべき勉強の順番を守れていないことです。
例えば、模試で英語の長文問題が解けないからといって、長文問題の問題集ばかり勉強してはいないでしょうか?
英語の長文問題が解けない場合、原因は大きく4つに分けられます。
- 単語の意味が分からないから、文章が読めない
→単語の暗記を重点的に行う - 単語の意味は分かるけど、一つの文章を読む力がない
→英文法や英文解釈の勉強に戻る - 単語も分からないし、単語の意味が分かっても文章を読めない
→単語と英文法の基礎から始める - 文章は読めているけど、早く読むことができない
→長文読解の数を増やす
これらから分かるように、「長文問題が苦手だから、長文読解の演習を増やす」という勉強をして、実際に成績が伸びるのは4の受験生のみです。
1〜3の受験生は、そもそも長文を読むまでの基礎ができていないため、このまま長文読解の勉強を続けてもあまり意味がありません。
このように、あなたが今やっている勉強は成績を上げるために必要な順番を守れていない可能性があります。
【志望校レベルの問題集に取り組んでいる受験生も注意】
「Instagramやグーグルで調べて、自分の志望校レベルの問題集をやっています」
最近はこのような受験生も多くいます。
しかし、基礎をきちんと理解できていない段階でこのような勉強をしても意味はありません。
先ほどの英語長文と同じように、成績を上げるためには必ず勉強するべき順番があるのです。
いきなり志望校レベルの問題集から始めても成績は上がらないので注意してください。
一回で暗記しようとしている
2つ目の例が、一回で暗記しようとしている勉強方法です。
具体的には下記のような勉強をしている方は要注意です。
- 英単語を1日20個ずつ完璧に暗記しようとする
- 日本史や世界史の教科書を前から読み進めて暗記しようとしている
なぜこのような勉強方法が間違っているのか、あなたはエビングハウスの忘却曲線というものを知っているでしょうか?
これは、人は暗記したものをどれだけ保持することができるかを実験した際に得られた結果です。
<エビングハウスの忘却曲線の内容>
20分後:覚えた内容の42%を忘れる
1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
1日後:覚えた内容の74%を忘れる
1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる
このように、人は暗記した内容を次の日には半分以上忘れてしまう生き物なのです。
英単語を1日20個勉強する場合、2000語ある単語帳を1周するのに100日かかります。
日本史や世界史の分厚い教科書を前から読み進めて全て読み終わるのに何十日もかかるでしょう。
エビングハウスの忘却曲線では1ヶ月後には79%を忘れるという結果です。
英単語帳や教科書の勉強が1周終わった時に、暗記できているのはほんのわずかしかないことが想像できますよね。
暗記の勉強は毎日ちょっとずつを完璧に暗記していくのではなく、短期間に繰り返し何度も反復しながら勉強するようにしましょう。
時間基準で勉強している
次に、あなたが勉強をしている時、時間基準になってしまっていないかを確認していきましょう。
時間基準とは:勉強のスケジュールや成果について、時間を基準にして管理・評価することを指します。
(時間基準の例)
- 20時〜21時は英語の勉強をしよう!
- 今日は6時間も勉強を頑張った!
この勉強方法の問題点は、その時間勉強したことに満足してしまうということです。
例えば今日6時間の勉強をできたとして、本当に集中して問題を解いたり暗記の勉強をした時間はどれぐらいでしょうか。
勉強しようと思って机の前に座っても、ついついスマホを触ってしまう時もありますよね。
その6時間にスマホを触った時間は一切含まれていないでしょうか?
時間基準で勉強をしてしまうと、どうしても時間ばかりに気を取られたり、そこに満足してしまいます。
そのため、時間基準ではなく、やるべき勉強ができたかという基準で勉強のスケジュールや成果を管理・評価するようにしましょう。
(やるべき勉強基準の例)
- 夕食後に、英語の文法を勉強して基本5文型を理解する
- 英語の次は数学の三角関数の公式の導出を理解した後、演習問題を5問解く
問題集を終わらせることばかり意識している
- この問題集を何周やろうかな
- とりあえず3周やろう
- 3周したから次のレベルの問題集をやろう
成績が伸びない受験生の多くが無意識的にこのような考えを持ってしまっています。
このように問題集を何周するのか、何周したら次の問題集に移るという考え方で勉強をしていては成績は伸びません。
問題集を使って勉強するとき、『何周したか』ではなく『どれだけ理解できた』を意識するようにしてください。
これは頭の中では分かっているつもりでも、いざ勉強をすると、どうしても意識が薄くなってしまいます。
「今日は10問解いたからよく頑張った!」のように達成感を感じることは悪いことではありません。
しかし、今日頑張って解いた10問のうち、次も必ず解けるレベルまで理解できたのは何問なのか見直してみてください。
10問解いて3問しか理解していない勉強であれば、5問解いて5問全部理解できた勉強の方がとても価値の高い勉強をしたと言えるのです。
きっとあなたも、「言われなくてもそのようなことは分かっている」と思ったかもしれません。
しかし、部活を思い出してみてください。
例)テニス部で監督から、「ボールが来ることをイメージして、毎日素振りを200回しなさい」と指導された場合
最初の数日はボールを強くイメージして、コースごとに素振りの練習をするでしょう。
しかし、そこから監督からの指導がなくなれば、1ヶ月もすればボールへの意識はだんだん薄れるのではないでしょうか。
そして2ヶ月もすれば、ほとんどの人が素振りを200回終わらせることばかりに意識がいってしまいます。
このように、勉強をやり始めた時は『理解する』ということを意識していても、それが毎日続くと『問題集を終わらせる』という意識に変わっていくことは決して珍しいことではありません。
そのため今日をきっかけに、自分がどのようなことを意識して勉強できているか改めて確認してみてください。
勉強しているのに成績が上がらない人がやるべき解決策
間違った勉強方法について4つ例を出して解説してきたので、ここからはあなたがこれからどのように勉強するべきなのか具体的に解説していきます。
①取り組むべき勉強を明確にする
模試や過去問、問題集などの問題が、なぜ解けないのかを分析し、あなたが取り組むべき勉強を明確にするところから始めます。
先ほど説明したように、英語長文であれば英単語、文法、英文解釈のどの部分の理解が足りていないのかを知るところから始めるということです。
分析の流れとして以下のように考えていきましょう。
(英語の長文読解の例)
- なぜ問題を解くことができなかったのかを知る
例)単語は分かったけど、一つの英文の意味が読み取れていなかった - どの知識を習得できていれば問題を解くことができたのかを調べる
例)関係詞や不定詞をきちんと理解していれば、英文を読めた - その知識を習得するためにどのような勉強をするべきなのかを決める
例)文法書を使って関係詞や不定詞について理解する
やみくもに勉強するのではなく、分からない問題や間違えた問題が出てくるたびにその原因を分析することが大事になります。
数学であれば
公式は理解できていたのか、それとも公式は理解できていたけど使い方が分からなかったのか。
日本史であれば
その出来事を覚えていなかったのか、それとも一つ一つの出来事は分かっていても流れが分かっていなかったのか。
本来は、より詳細に原因を分析することが理想的ではありますが、いきなりそこまで分析するのは難しいと思います。
まずはこれまで説明してきたレベルぐらいまでは、自分が問題を解けない原因を理解するところから始めましょう。
原因を分析することができれば、あなたが成績を上げるために今後どのような勉強をするべきなのかは自然と明確になるのです。
②勉強量に満足しない
間違った勉強方法の3つ目と4つ目の例で、下記を解説しました。
- 時間基準で勉強している
- 問題集を終わらせることばかりを意識している
これらの人は、一言で表すと勉強の『量』に満足してしまっている人です。
しかし、結果が出なければその勉強量も意味はありません。
「その勉強をすることでどれだけ理解することができたのか」という、勉強の質を高めなければ今のまま成績を上げることはできいままです。
(数学の問題集を解く場合)
- 1周目:理解している問題と理解できていない問題を分別しよう
- 2周目:理解できていない問題を、教科書で調べながら解けるようになろう
- 3周目:理解できていなかった問題を、自力で解けるようになろう
- 4周目:全部きちんと理解できているか最終確認しよう
漠然と問題集を4周解いた受験生と、上記のような意識を持って4周解いた受験生では同じ時間の勉強でも大きな差が生まれます。
そのため、勉強の量に満足するのではなく、どうすれば理解できるようになるかを考えて勉強するようにしましょう。
『正しい方向』に『必要な量』の努力をしていれば結果はついてくる
何事も、良い結果というのは『正しい方向』に『必要な量』の努力をした人にのみついてくるものです。
あなたは毎日3時間以上勉強しているので、必要の量の努力はできているのでしょう。
しかし勉強方法という努力の方向性が正しくないのです。
成績アップや志望校合格は、正しい勉強方法で必要な量の勉強をしている人にのみついてくる結果です。
あなたは今のまま努力の量(勉強量)を増やしても、『勉強しているのに成績が上がらない』という状況は変わらないでしょう。
これまで解説した解決策を意識して、努力の方向性(正しい勉強方法)を改善し、成績アップを目指すようにしてください。
大学受験予備校ライトはあなたを正しい方向に導きます
ここまで、勉強しているのに成績が上がらない受験生の原因と今後の対策について解説してきました。
しかし一人で正しい勉強方法を身につける自信がない人もいるでしょう。
受験勉強は時間との勝負でもあり、正しい勉強方法が身についた頃には高3の秋で、入試本番には間に合わなかったという受験生もたくさんいます。
そのように勉強しているのに成績が上がらない受験生のために、大学受験予備校ライトではプロのコーチがあなたの志望校合格までつきっきりでサポートを行います。
あなたに最適なオーダーメイドの『勉強計画』
これまで説明してきたように、成績を上げるためには適切な勉強の順番があります。
そのため、大学受験のプロのコーチがあなたの現在の状況と目指しているゴールに向かって、適切なオーダーメイドの勉強計画を作成します。
勉強の順番や、今するべき勉強というのは、一人一人の目指す志望校や現在の学習の習熟度によって異なります。
例えば、国公立理系を目指す受験生と私立文系を目指す受験生は、これから勉強するべきことは全く異なりますよね。
高校2年生まできちんと勉強してきた受験生と、高校3年生までほとんど勉強してきていない人でもやるべき勉強は異なります。
そのため、完全オーダーメイドで作成することがとても重要になります。
大学受験予備校ライトでは、一人一人に合わせて『いつから』『いつまで』『具体的に何を』勉強すればいいのかをすべて明確にするための計画をお渡しします。
- どの参考書を勉強すればいいのかな?
- 今この勉強をやっていて大丈夫なのかな?
- そろそろ過去問解く時期なのかな?
勉強計画があれば、あなたはこのような悩みを抱える必要はありません。
勉強計画に従って勉強をしていくだけで自然と成績が上がっていく、そのような環境を手に入れませんか。
成績が上がるための『勉強法指導』
勉強計画をお渡ししたら、次は勉強方法の指導を行います。
- なぜ今この勉強をしているのか
- なぜこの問題集を使っているのか
- この問題集を具体的にどのような意識で使うのか
これらをきちんと指導することで、『問題集を終わらせる』ことではなく
『問題集が終わった頃には成績がアップしている』ことを実現できるようにします。
「問題集を3周やったのに全然成績が上がらない」なんてことからは解放され、勉強した分だけ成績に反映されるような勉強方法を身につけることができましょう。
勉強の質を管理する『学習管理』
勉強計画をお渡しし、勉強方法を指導したからそこで終わりではありません。
本当に計画通りに勉強ができているか、ついつい間違った勉強をしていないか学習管理を行います。
アプリを使って毎日の進捗を確認し、週一回のコーチングやチャットを通して習熟度の確認や細かな指導を行います。
つまり、大学受験予備校ライトであれば
- これからどのような勉強をしていけばいいのか
- 今からやるべき勉強は何なのか
- 具体的にどのように勉強すればいいのか
- 毎日きちんと正しいやり方で勉強ができているか
これらのことをすべて指導してもらえるので、今までの『勉強しているのに成績が上がらない』という状況から抜け出すことができます。
大学受験予備校ライトは、プロのコーチがあなたの『努力の方向性』を正しい方向に導きます。
今のまま成績が上がらない勉強を続けるのか、ライトを利用して成績がアップする勉強方法を身につけるのはあなた次第です。
興味がある方はぜひお気軽に無料相談をご利用ください。