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勉強のやり方・コツ

【偏差値40や45はどのくらい?上位何パーセント?】偏差値60まで上げる科目別の勉強法・偏差値40の大学についても解説

偏差値40・45はどのくらい

模試の結果が「偏差値40」「偏差値45」だった場合、これってどのくらいのレベルや順位なのか気になりますよね。

すごく簡単に説明すると、偏差値40は100人の受験生がいるとするとあなたは84番目の成績だということです。

実際に偏差値40や45だった場合、様々な疑問が出てくるでしょう。

  • このまま偏差値40〜45だったらどこの大学なら受かる?
  • どうすれば偏差値を上げることができる?

今回は偏差値40や45がどのくらいのレベルなのか詳細を解説しつつ、今後どのような勉強をすれば偏差値を上げていけるのかを解説していきます。

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偏差値40や45はどのくらいのレベル?上位何パーセント?

偏差値40はどのくらい

偏差値の求め方

まず、偏差値には算出方法があります。

(自分の得点―平均点)÷標準偏差×10+50

で求めることができます。

少し難しいことを書きましたが、簡単に説明すると「自分が模試を受けた中でどの位置にいるか」を確認することができます。

偏差値50だとちょうど真ん中の位置ですので、偏差値70だととても高い位置にいることが感覚的に分かりますね。

偏差値40や45はどのくらいのレベル?上位何パーセント?

それでは偏差値40や45はどのくらいの位置にいるのかについてです。 

下の表は偏差値とそれに対応する上位何パーセントかを表した表です。

偏差値上位パーセント
702.28%
656.68%
6015.87%
5530.85%
5050.00%
4569.15%
4084.13%
3593.32%
3097.72%

偏差値40:上位84.2%、下位15.8%

偏差値45:上位69.2%、下位30.8%

→偏差値40〜45は100人の受験生がいるとすると、69〜84番目になります。

下から数えた方が早いので、あまり良い成績とは言えませんし、危機感を持った方が良さそうですね。

偏差値40〜45の大学(文系・理系別)

偏差値40の大学

偏差値40〜45でも合格を狙える国公立大学はあります。

私立大学は各地域にたくさんあるため、自分が目指している学部や地域ごとに調査してみてください。

河合塾のKei-Netで公表されている偏差値をもとに文系・理系別で偏差値40〜45の国公立大学を紹介していきます。

東進、河合塾、駿台などで公表している大学の偏差値は異なります。

これから紹介する大学は河合塾の偏差値を基準にしています。

東進の偏差値は下記を参考にしてください。

https://www.toshin-hensachi.com/?line=2&university_type=11

国公立文系

国公立文系で偏差値40〜45の大学を一部紹介していきます。

教育学部は美術や音楽、技術などの専攻は比較的人気が低く偏差値が低く出やすく、同じ教育学部でも英語や国語は偏差値が高くなっているので注意が必要です。

大学名学部
北海道教育教育
青森公立大学経営経済
弘前大学教育
岩手大学教育
宮城大学事業構想
宮城教育大学教育
秋田大学教育文化
福島大学人文社会
山形大学教育
公立鳥取環境大学経営
高知大学教育
長崎県立大学地域創造
宮崎大学教育
琉球大学人文社会

国公立理系

国公立理系で偏差値40〜45の大学を一部紹介していきます。

大学名学部
公立千歳科学大学理工
室蘭工業大学理工
弘前大学理工 など
岩手大学農 など
秋田大学理工
山形大学
茨城大学理 など
宇都宮大学
新潟大学
群馬大学理工
山形大学
富山大学
福井県立大学生物資源 など
鳥取大学
島根大学総合理工
山口大学
愛媛大学
高知大学理工
北九州市立大学国際環境工
長崎大学情報データ
鹿児島大学理 など
琉球大学理 など

私立文系

私立文系で偏差値40〜45の大学を一部紹介していきます。

私立文系はたくさんの大学がありますので、有名な大学を一部抜粋しています。

大学名学部
大東文化大学文 など
東海大学法 など
亜細亜大学経済 など
帝京大学教育 など
国士館大学法 など
日本大学国際関係
愛知大学現代中国
愛知学院大学総合政策
京都産業大学外国語 など

私立理系

私立理系の大学で偏差値40〜45大学をいくつか紹介します。

私立理系はたくさんの大学がありますので、有名な大学を一部抜粋しています。

大学名学部
東海大学理 など
帝京大学理工 など
国士館大学理工 など
日本大学工 など
愛知学院大学健康科学 など
近畿大学生物理工
龍谷大学先端理工 など

偏差値40から偏差値60まで上げる科目別の勉強法

偏差値40から偏差値60まで上げる科目別の勉強法

ここからは具体的にどのように勉強をすれば偏差値が上がるのか、下記の順で科目別に解説していきます。

現在偏差値40でもこれから偏差値を上げていきたい受験生はぜひ参考にしてください。

  • 英語
  • 数学
  • 国語
  • 理科
  • 社会

英語

英語の成績を上げ、偏差値を上げるのは容易ではありません。

なぜなら下記のように学ばなければいけないことが他の科目よりもたくさんあり、これらを暗記しただけではなく使いこなせるようになる必要があるからです。

  • 英単語・熟語
  • 英文法
  • 英文解釈
  • 長文読解

(英単語・熟語)

まずは英単語・熟語を覚えなければ何が書かれているか全く分からず、英文法や英文解釈、長文読解の勉強を進めることができません。

そのため、受験勉強を始めた初期は英単語・熟語により多くの時間をかけるようにしましょう。

具体的な勉強法・暗記法については下記で解説しているのでご参照ください。

大学受験で英単語を覚える7つのコツ・勉強法【暗記が苦手な人必見】

(英文法)

英単語・熟語と並行して英文法の勉強も初期から始めておく必要があります。

英語は私たち日本人にとって外国語ですので、外国語を学ぶときには単語と文法の勉強は欠かせないのです。

英語と日本語では同じ意味の文章を伝えようとしても単語の語順が全く違いますよね。それは文法が異なるからなのです。

具体的な勉強法については下記で解説しているのでご参照ください

大学受験の英文法は2種類の勉強法が必要!いつまでにマスターするべきか【できない人必見】

(英文解釈)

英単語・熟語の暗記と英文法の理解が進んだ頃に英文解釈の勉強を始めていきましょう。

短い英文を読んで、それがどのような構文・文法で書かれているかを正確に読み取る勉強をする必要があるのです。

具体的には「入門 英文解釈の技術70(桐原書店)」という参考書を購入し、これに書かれている英文がどのような構文・文法を用いられているかを自力で分析できるようになれるようにしましょう。

それができない場合は英単語・熟語の暗記や英文法の理解の勉強に戻り、もう一度どの部分の理解が欠けているかを分析して対策することが必要になります。

(長文読解)

大学入試である共通テストも一般入試・二次試験も英語の問題は基本的にほとんどが長文読解で出題されます。

そのため英語長文をきちんと読み取り、正解を見つけられる力を養う必要がありますが、これは一朝一夕でできるようになるわけではありません。

これまで勉強してきた英単語・熟語の暗記、英文法の理解、英文解釈の力が備わることで取り組むことができるのです。

具体的な勉強法については下記で解説しているのでご参照ください。

【偏差値60超え】大学受験英語の長文読解の勉強法と5つのコツ!長文を読めない人必見です!

数学

数学はまずは教科書に書かれている公式の意味をきちんと理解するようにしましょう。

成績が伸びない人に多いのが有名な問題集をいくつか集めてそれに着手し、結局あまり自力では解けず解答・解説を見て「分かったつもり」になっていることです。

それよりも一番重要なことは教科書の内容を理解し、教科書に掲載されている例題を自力で解けるようになることです。

これができない段階で問題集に手を出しても成績が上がることはなく、意味のない勉強になってしまうので注意しましょう。

勉強の順番としては下記のように進めていきましょう。

  1. 教科書に書かれている公式の理解
  2. 教科書に掲載されている例題を自力で解ける
  3. 問題集の基礎レベルの問題を自力で解ける
    (チャート式など)
  4. 過去問対策

簡単に書きましたが、しっかりと「理解」して一問一問解けるようになれば、この順番で勉強していくことで自然と成績が上がり偏差値を上げることが可能になります。

国語

国語については現代文、古文、漢文とあるので、それぞれについて解説していきます。

(現代文)

現代文は勉強をしてもあまり伸びにくい科目と言われています。

その理由はどうしても感覚に頼って問題を解いてしまうからなのです。

そのため現代文の問題が掲載されている参考書を一冊購入し、問題を解く際に以下のことを説明できるようにしましょう。

  • なぜその回答を選んだのか
  • なぜ他の選択肢は間違っていると判断したのか

自分の回答の根拠を明確にし、それ以外の選択肢が間違っている根拠も明確にすることで、感覚ではなく論理的に問題を解く癖をつけることで成績を安定して上げることができます。

(古文)

古文は単語と文法をマスターすれば安定して得点を取ることができるので、まずはこれらを暗記するようにしましょう。

単語と文法をマスターした後は実際に問題集に取り掛かり問題のパターンや、係り受けや敬語の主語の特定、古文知識を積み上げていくことで成績を上げることができます。

(漢文)

漢文については文法と句形を暗記するようにしましょう。

漢文は句形の暗記が最も重要で、ここを押さえているだけである程度点数が取れるようになっています。

これらの暗記が完了した段階で問題集を一冊購入し、漢文の問題に慣れ、パターンを理解することが大事になります。

理科

理科(特に化学、生物)は暗記することが多く、どうしても単語やキーワードを暗記することに目が行きがちです。

しかし、まず一番最初に行うべきなのは原理や原則の「理解」なのです。

化学であれば

  • 周期表の意味が説明できるか
  • 電子の授受の原理が説明できるか
  • 有機化合物の名前のつけ方の法則を説明できるか

生物であれば

  • 一遺伝子雑種の交配について理解できているか
  • 細胞の構造について説明できるか
  • 光合成の過程を説明できるか

こういった大きな現象や原理の全体像をまずは把握してから、そこに付随する単語を暗記していくことが最も重要なことなのです。

成績が伸びない受験生は、先に言葉だけ暗記して「自分が何の勉強をしているか分からない」という状況になり、暗記した単語が全く使えないことが多々あります。

社会

社会(特に日本史、世界史)についてもまずは全体像をざっくりとでいいので把握することから始めましょう。

成績が伸びない受験生は一つ一つの時代に着目しすぎることで、その時代のことについては覚えていても、その時代に起きたことが前後の時代でどのような影響があったのかという視点が抜けていたりします。

(日本史の例)

平安時代の農業について勉強してそれを暗記したとしします。

しかし奈良時代→平安時代→鎌倉時代とどのように変移していったかを理解している受験生は多くありません。

一つ一つの時代を分断して暗記するのではなく、このように常に時代の流れを意識して暗記していくことで共通テストや一般入試・二次試験でも点数が取れるようになるのです。

そのためまずは全体の流れを理解した上で、その時代時代で起きた内容の詳細を暗記していくことが重要なのです。

偏差値40や45から成績を上げるために意識するべきこと・コツ

偏差値40から成績を上げるために

まずは毎日勉強する習慣を身につける

偏差値が40や45の人は毎日勉強する習慣が身についていないことが多いです。

ただ、それに対して「毎日勉強しましょう!」と伝えて次の日からできるようになれば苦労は入りません。

では、なぜ毎日勉強できないのか。その理由は大きく2つあります。

  • 具体的な目標が見つからない
  • 何の勉強をすればいいか分からない

具体的な目標というのは志望校合格という長期的な目標はもちろんですが、その過程にある中期的な目標が抜けている受験生が多くいます。

「○月までにこの参考書を終わらせる」や「○月までにここまでマスターする」といった視点の目標です。

また、毎日どの科目の何の勉強をすればいいか分からないため受験生も多くいます。

そのため「勉強しよう」と思った時にまず何から始めるかを考えてしまうのです。

その結果、あれもこれもといろいろ手を出してしまったり、逆に集中力が続かなかったりする原因になってしまいます。

周囲から客観的なサポートを受ける

偏差値40や45ぐらいから成績が伸びない受験生の特徴として以下が挙げられます。

  • 自分の勉強方法が正しいか分からない
  • 自分の勉強方法が正しいと思い込んでいる

この2つは正反対ですが、どちらも周りからの客観的な意見を聞けていないという点が共通しています。

受験生の中で自分自身で効率良く勉強を進められる人はごく稀であり、ほとんどの人が戦略やスケジュールを立てずに勉強していることが現状です。

そのため、まずは自分の勉強方法が正しいのか塾や学校の先生に相談してみることが大事になります。

当塾でもLINEでの無料勉強相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

LINEで問い合わせ・無料勉強相談 

偏差値40、45の受験生の間違った勉強法

偏差値40の受験生の間違った勉強法

「書いて覚える」をしている

書いて覚える方法で勉強している人は、なかなか成績は上がりません。

理由は大きく2つあります。

  • 書いて覚えるは時間が限られている大学受験対策において非効率
  • 目標が「覚える」ことではなく「書く」ことに変わってしまう

大学受験は現役合格を目指す時、3年生から勉強を始めるた場合、たった1年で複数科目の勉強を完成させる必要があります。

その中にはたくさん暗記するべき項目がありますが、それを書いて覚えようとすると全然時間が足りなくなってしまいます。

また、高校生の多くは授業のノートを綺麗にまとめることに達成感を感じた経験があるのではないでしょうか。

それは授業を「理解」するという本来の目的からそれて、ノートを綺麗にまとめるということの意識が強くなってしまっている状況です。

書いて覚えるはこれと同じ現象が起き、用語を「暗記」するという本来の目的から、途中から「用語を100回書ききる」という目的に無意識のうちにすり替わってしまう危険性が大いにあります。

これらの理由から「書いて覚える」方法は大学受験勉強においては間違いであり、「見て覚える」を何度も反復するようにしましょう。

解けない問題の答えをすぐに見る

問題集を解いていて、分からない問題があるとすぐに答えを見てしまう人がいます。

結論から言いますと、その勉強法は間違っています。

大学受験は解答を出すまでのプロセスが大切ですし、頭で考えることこそが学習能力をアップさせるコツと言えるからです。

第一、「解けないから答えをすぐ見る」を習慣化してしまったら大変です。

本番はそれができないのですから。

それに本番の試験でまったく同じ問題が出ることのほうが稀であり、初めて見る問題に対してどこまで対応できるかのトレーニングを、本番前にやらなければなりません。

このように、もし分からない問題でもすぐに答えを見るのではなく、最低1分間だけでも自分の頭で考えてみてから解説や答えを見るようにしましょう。

複数の参考書に手をだす

間違った勉強法の中に、一つの科目で何冊もの参考書に手を出していることが挙げられます。

複数の参考書をすべてこなせる人は良いですが、どの参考書も中途半端に手をつけているのは悪いパターンです。

それよりも適切な参考書を一冊マスターする方がよっぽど成績も上がりますし、偏差値60超えている人の多くはそのような勉強をしています。

そのため同じ参考書を一度だけでなく、何周も解くこともオススメです。

このように、複数の参考書に手を出してしまっている人はすべてが中途半端になっていないか確認してみましょう。

なんでも暗記すればいいと思っている

暗記さえすれば、志望校に合格できると思っているのであれば大間違いであります。

この傾向はセンター試験から共通テストに変更されたことでより如実になってきています。

確かに英単語などは暗記が何よりも大事ですが、受験は暗記だけでは乗り切れません。

問題を解くためには暗記した内容を「理解」することが大事で、センター試験から共通テストに変わったことで思考力や判断力をより重視されるようになっています。

そのためあなたが暗記をしたことを、どのように活かして答えを導き出せるか、がポイントとなり、点でなく線で繋がりを持った勉強法に変えていかなければなりません。

このように、暗記こそ受験に大事だ、と間違った認識を持ってしまっている場合は考えを改めましょう。

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