模試の結果が「偏差値30〜35」だった場合、これってどのくらいのレベルや順位なのか気になりますよね。
すごく簡単に説明すると、100人の受験生がいるとするとあなたは93〜97番目の成績だということです。
実際に偏差値30〜35だった場合、様々な疑問が出てくるでしょう。
- このまま偏差値だったらどこの大学なら受かる?
- どうすれば偏差値を上げることができる?
今回は偏差値30〜35がどのくらいのレベルなのか詳細を解説しつつ、今後どのような勉強をすれば偏差値を上げていけるのかを解説していきます。
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目次
偏差値30や35はどのくらいのレベル?下位何パーセント?
偏差値の求め方
あくまで参考程度ですが、偏差値の算出方法を紹介しておきます。
以下の式で求めることができ、「模試を受けた中で自分などれぐらいの成績か」を表すものになります。
(自分の得点―平均点)÷標準偏差×10+50
偏差値30や35はどのくらいのレベル?下位何パーセント?
本題の偏差値30〜35について解説していきます。
下記は偏差値とそれに対応する上位何パーセントかを表した表です。
冒頭でもお伝えしたように、偏差値30〜35は100人中93〜98番目程度であることが分かります。
偏差値 | 上位パーセント |
70 | 2.28% |
65 | 6.68% |
60 | 15.87% |
55 | 30.85% |
50 | 50.00% |
45 | 69.15% |
40 | 84.13% |
35 | 93.32% |
30 | 97.72% |
偏差値30〜35で行ける国公立大学はある?
偏差値30〜35でも合格を狙える国公立大学はあります。
私立大学は各地域にたくさんあるため、自分が目指している学部や地域ごとに調査してみてください。
河合塾のKei-Netで公表されている偏差値をもとに文系・理系別で偏差値30〜35の国公立大学を紹介していきます。
東進、河合塾、駿台などで公表している大学の偏差値は異なります。
これから紹介する大学は河合塾の偏差値を基準にしています。
東進の偏差値は下記を参考にしてください。
偏差値30〜35の文系の国公立大学
大学 | 学部 |
福島大学 | 人文社会 |
偏差値30〜35の理系の国公立大学
大学 | 学部 |
室蘭工業大学 | 創造工 |
岩手大学 | 理工 |
秋田県立大学 | システム |
筑波技術大学 | 産業技術 |
偏差値30〜35の高校生は勉強の「質」「量」が足りない
勉強していないため偏差値30〜35だった高校生は、この先勉強すれば偏差値が上がっていく可能性があります。
しかし勉強しているのに偏差値が30〜35の高校生は、勉強の質と量の両方が足りないことを強く自覚する必要があります。
以下のような勉強法に当てはまっていないか確認してみてください。
- 書いて覚えようとしている
- とにかく暗記する
- 解けない問題の解答をすぐに見てしまう
- 複数の参考書に手をだす
- 問題を解きっぱなしで復習がおろそか
偏差値が低い学生の間違った勉強法としては、このような特徴が挙げられます。
このような間違った勉強法では、どれだけ時間をかけて勉強しても偏差値はほとんど上がることはないので注意しましょう。
短期間で偏差値30〜35から50まで上げる勉強法
偏差値30〜35の高校生が50まで上げるためには勉強法を見直す必要があります。
勉強法さえ正しければ、あとは勉強に時間を費やした分だけ成績を伸ばすことができるからです。
それでは偏差値30〜35の高校生が偏差値50まで短期間で上げる勉強法を解説していきます。
- 英語は英単語と文法に力を入れる
- 数学はとにかく教科書の問題を解けるようにする
- 国語は古典と漢文の勉強をする
- 理科・社会は教科書の内容をきちんと理解する
英語は英単語と文法に力を入れる
模試や共通テスト、二次試験・一般入試の英語は長文をベースに出題されることがほとんどです。
そのため偏差値を上げるためには長文を読めるようにならなければなりません。
しかし、英語の長文はひたすら演習問題を解いていれば読めるようになるものではありません。
下記のように正しい順序で勉強して初めて自分の実力で長文を読めるようになるのです。
【英語の勉強の流れ】
文法→英文解釈→長文読解
(単語は常に)
偏差値30〜35の高校生は、そもそも単語のボキャブラリーが少なく、文法もきちんと理解できていないことが特徴です。
そのため、いきなり長文読解を始めるのではなく英単語の暗記と文法の理解を徹底するようにしましょう。
そうすることで、少しずつですが長文も読めるようになってきます。
数学はとにかく教科書の問題を解けるようにする
偏差値30〜35の高校生は数学の基礎から理解できていない可能性が非常に高いです。
そのためチャート式などの有名な参考書に取り組んでも、自分の力で解ける問題はほとんどない状況でしょう。
まずは教科書の問題を解けるようになるところから始めていきましょう。
教科書に掲載されている問題の中でも、一番簡単な「基礎問題」のようなものからで大丈夫です。
これらをすべて解けるようになっていれば、数学の土台となる基礎が出来上がるので自然と成績は上がっていきます。
難しい参考書を解いた方が偏差値は上がりそうですが、実際は異なるので、まずはその意識から変えていきましょう。
国語は古典と漢文の勉強をする
国語の現代文は多くの高校生が感覚で読んでいるため、相性の合う問題合わない問題の差が激しく、偏差値が安定しないことがあります。
その一方で古典や漢文は違います。
古典や漢文は単語や文法、句法をきちんと暗記して問題のパターンなどを把握できれば安定して高得点が狙えるのです。
現代文は感覚で解いていたものを、論理的に解けるようになるには多くの時間がかかってしまいます。
その一方で古典や漢文は暗記できればある程度点数が取れるようになるので、国語の偏差値を上げるためには一番の近道なのです。
理科・社会は教科書の内容を理解する
理科や社会は英語、数学、国語と違い、比較的成績が上がりやすい科目になります。
理科・社会を偏差値50まで上げるためには特別な勉強は不要です。
きちんと教科書の内容を理解して、基礎レベルの問題を解けるようにさえしていれば偏差値を上げることができます。
しかし、多くの高校生・受験生は理科や社会の内容をすべて暗記しようとしてしまいます。
それでは一度覚えたものをすぐに忘れてしまったりと、記憶に定着することのない勉強になってしまっているのです。
そのため、理科・社会も「暗記」ではなく「理解」を心がけて勉強することが大事になります。
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