高校生で美容師やパイロットなどの将来の夢がある人は大学ではなく、専門学校や短期大学に行く人も少なくありません。
周りの友達にそのような夢に向かって進もうとしている人がいると、「自分は将来の夢が見つかってないな」と不安になるかもしれません。
そのように将来の夢がまだ見つかっていない人は、大学に行くべきなのか、それとも高卒で働くべきなのかという悩みにぶつかることがあります。
しかし、このような悩みを相談された時、私は必ず『「大学に行く」という考えが少しでもあるなら、とりあえず大学に行こう』という回答をしています。
なぜ将来の夢がない高校生でも大学に行くべきなのか、大学に行くメリットをもとに解説していきます。
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目次
高校生で将来の夢が見つかっていなくても問題はない
高校生で将来の夢が見つかっていなくても悩んだり、落ち込んだりする必要はありません。
確かに高校生の頃から夢が見つかって、それに向かって努力している人はとても輝いて見えますし尊敬しています。
しかし、高校生のうちから将来の夢が見つかっていなくても全然問題はありません。
ほとんどの高校生は明確な夢を持てていない
周りに夢に向かって進み始めている同級生を見ると焦ってしまうでしょう。
しかし、それはその友人がすごいのであって、ほとんどの高校生は明確な夢を持てていないというのが現状です。
そのため、あなたが夢を持てていないからといって周囲よりも遅れているわけでもありません。
また、夢というのは変わっていくことも珍しくありません。
その友人だってそうです。
今は夢が見つかって進んでいますけど、その途中で夢が変わることもありますし、それは決して悪いことではありません。
将来の夢というのは、まだ働いたことのない高校生の時点で明確にイメージすることの方が難しいのです。
大学や社会人になってから将来の夢を見つけても遅くない
大学に行けば多くの友人と出会うことができますし、今までにない経験をたくさんすることができます。
社会人になれば実際に働いてみて自分がどのように感じたのか、社会に対してどのように貢献できるのかを深く考えることもあります。
このように大学や社会人として夢を見つけて、それに向かって努力しても決して遅くはありません。
そしてほとんどの方は大学や社会人になってから、やりたいことを見つけていくのです。
そのため高校生のあなたが将来の夢がなくても、「大学や社会人になってからやりたいことが見つかるだろう」ぐらいに考え、あまり焦りすぎないようにしましょう。
【将来の夢がない】とりあえず大学に行くメリット
将来の夢がなくても、とりあえず大学には行っておくべきです。
同年代の人達と同じタイミングで大学に通えるのは一生に一度しかありませんし、大学に行くことは下記のようにたくさんのメリットがあるからです。
- 就職や将来の幅が広がる
- 大学でしかできない経験がある
- 知見や教養が広がる
- 世間体がいい
就職や将来の幅が広がる
一番のメリットは大学に行っておけば、卒業したら当然ですが「大卒」になります。
下記は転職エージェントのサイトの一部を引用したものですが、高卒と大卒では一般的に就職できる仕事の内容が異なります。
一般的には、高卒はブルーカラーと呼ばれる製造業や建設業、林業、漁業などの生産現場で肉体労働をする仕事が多いとされています。
一方、大卒はホワイトカラーと呼ばれるスーツを着て働く頭脳労働がメインとなるでしょう。
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大卒の人が肉体労働で働きたいと考えた時、それは簡単に実行に移すことができます。
しかし高卒の人が大卒の方が行っているような仕事に就職・転職したいと考えても、簡単にはできないのです。
それぐらい今の世の中は「大卒」と「高卒」では、将来できる仕事の幅が違うのです。
大学でしか経験できないことがある
大学でしかできない経験はたくさんあり、それらを経験することで将来の夢が見つかることも多々あります。
- 同級生との新しい繋がり
- サークル活動・部活動
- バイト・インターンシップ
- 海外留学
海外留学などは社会人になってからすることもできますが、そのためには会社を辞める必要があるなど大きな障壁があります。
しかし大学生であれば学校からの支援があったり、奨学金を借りながら社会人よりも負担が少なく挑戦することができる環境が整っています。
サークル活動では演劇やダンス、研究など同じ興味を持った人たちで協力して取り組むことで、それが将来の夢を見つけるきっかけになることがあります。
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知見や教養が広がる
「大学の授業は社会人になれば全く役に立たない」なんて言う人がいますが決してそのようなことはありません。
経営や経済であれば、どのような仕事に就職しようとそこで学んだ知識は活かされます。
それ以外にも、理系の学部であれば仮説を立てながら実験をすることで、社会人になれば必要になるPDCAサイクルを回す力が自然と身につけることができます。
PDCAサイクルとは:Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)を繰り返して、目標の達成や業務改善などを行うマネジメント
そして、このように知見や教養が広がることで、自分自身は何に強い興味・関心があるのかを見つけるきっかけにもなります。
世間体がいい
学歴だけで人を判断することはいいことだとは思いませんが、学歴は人を判断するための一つの要素であることは間違いありません。
実際に就職活動で学歴は大きく影響してきます。
例)任天堂に就職したいと考えた時
任天堂の過去の採用大学一覧を見ると東京大学や京都大学といった旧帝大、早慶、MARCH、関関同立などが多くを占めます。
このように社会では「大卒」であることと「高学歴」であることは、一定の評価を受けることができます。
世間体は悪いよりも良い方がいいですよね。
とりあえず大学に行く人が意識するべきこと(大学受験中)
「とりあえず大学に行く」と決めた高校生が、大学受験に向けてどのようなことを意識しておくべきか解説していきます。
- 大学でやりたいことを整理
- 少しでも有名な大学に行く
大学でやりたいことを整理
まずはモチベーションを高めるために、大学でやってみたいことがないか整理してみましょう。
- 一人海外旅行に行きたい
- 自転車で日本一周したい
- お笑いサークルに入ってみたい
- 外国人と話せるようになりたい
など、自分が少しでも興味があることを整理してみることで、「大学に行きたいと」強く思うことができます。
大学受験は長い戦いになるため、勉強法や受験戦略だけでなく、モチベーションを維持し続けることが合格のカギになります。
大学受験をどのように始めたらよいのかは以下の記事にまとめているので参考にしてみてください。
少しでも有名な大学に行く
行きたい大学の志望校が決まっているのであれば、その大学を目指しましょう。
しかし志望校が決まっていない、「とりあえず大学に行こう」と思っているのであれば、少しでも有名な大学を目指すことをおすすめします。
先ほど大学に行くメリットを解説しましたが、有名な大学、高学歴な大学に行くほどこれらのメリットは大きくなります。
有名な大学にはそれだけ優秀な学生が集まりやすく、また学校や国、企業からのサポートもたくさんあり、多くのチャンスがあります。
当然、卒業後の就職を目指せる企業も多くなります。
とりあえず大学に行くと決めた際は、せっかく大学に行くなら少しでも有名な大学を目指すと今後の人生をより良いものにしてくれるでしょう。
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【高校生】行きたい大学がわからない!大学選びで失敗しない!5つのポイント
とりあえず大学に行く人が意識するべきこと(大学在学中)
「とりあえず大学に行く」と決めた高校生が、大学在学中にどのようなことを意識しておくべきか解説していきます。
- たくさんの経験を大事にする
- 遊びと勉強を両立する
たくさんの経験を大事にする
大学生になれば自分が動いた分だけたくさんの経験をすることができます。
逆に大学生は自由であるからこそ、行動しないでおこうと思えばいくらでもできてしまいます。
学校も最小限、サークルや部活に入らず、実家に住んでいればバイトをしなくても生活していくことはできるでしょう。
しかし、せっかく大学に入ったのであれば自分から積極的に動いて、より多くの経験を積んでいくべきです。
そのような経験がこれからのあなたの人生の礎となり、そこから自分の将来の夢につながっていくでしょう。
遊びと勉強を両立する
大学生になれば遊んでばかりになる人もいますが、勉強はある程度しておくべきです。
高校生までは勉強できなくても学校の先生が補習授業などで面倒を見てくれることもあったでしょう。
しかし大学生になれば、必要な単位数を取得できていなければ問答無用で留年が決定しまいます。
また、1年で取得できる単位数も決まっているため、1〜2年生の時に勉強をしていなければ4年で卒業することができなくなってしまいます。
勉強をサボると留年や大学中退につながることになるので、遊びと勉強を両立することが大切になります。
【将来の夢がない】高校生の文理選択のポイント
将来の夢がない高校生は文理選択に悩むかと思いますが、文理選択を決めるポイントを紹介していきます。
- 自分の得意科目が多い方を選ぶ
- なんとなくやりたいことをイメージしてみる
- どうしても迷ったら理系がオススメ
自分の得意科目が多い方を選ぶ
まず、一番簡単に決めてしまう方法は自分の得意科目が文系か理系かというポイントです。
多くの高校生はこれを基準にして文理選択をしています。
具体的には現代文を読み解くのが得意だったり、社会のような暗記が得意であれば文系を選ぶことをオススメします。
暗記が苦手だったり計算が得意であれば理系がオススメです。
英語は文系、理系ともに必須の科目ではありますが、英文学部や国際学部のような大学で英語を学ぶ場合は文系を選択しておいた方が有利になります。
なんとなくやりたいことをイメージしてみる
具体的な将来の夢や目標が決まっていなくても、なんとなくでいいので自分がやりたいことや勉強したいことをイメージしてみましょう。
例えば科学に関する研究がしたいのであれば理系ですし、歴史や文学、国際交流、教育などに興味があるのであれば文系を選ぶと良いでしょう。
あまり難しく考える必要はなく、数字やデータと向き合いながら黙々と一人で作業をするのが好きか、それとも周囲と協力しながら課題を解決する方が好きかという基準でも問題ありません。
どうしても迷ったら理系がオススメ
どうしても迷って決められない場合は、個人的には理系をオススメします。
理由は以下の2つです。
- 就職が有利
- 理系から文系への文転は比較的簡単
理系の学生は文系の学生よりも就活で面接を受ける企業が少ないというデータがありますし、実際に理系の方はすぐに就職先が決まるケースが多いです。
そしてもう一つ、文理選択後に「選択を間違えたな」と感じた時に理系から文系へ変更することは比較的簡単です。
しかし文系から理系ですと、数学や理科の勉強する範囲を増やしたりする必要があるので苦労する傾向にあります。
【将来の夢がない】受験生の志望校の決め方
最後に将来の夢がない高校生、受験生が志望校を決める時のポイントを解説していきます。
- 通える大学の条件を整理
- 有名な大学を洗い出す
- 自分が得意な科目で受験できる学部・学科を見つける
通える大学の条件を整理
志望校が決まっていない場合は、あなたが通える大学の条件を整理してみましょう。
- 大学までの距離
- 費用
このような条件を整理して、まずは物理的に通うことができる大学の条件を整理してみましょう。
まずは日本全国を対象に志望校を探すことができるのか、それとも家から通える範囲の中から志望校を見つけるべきなのかを判断する必要があります。
有名な大学を洗い出す
行きたい大学が思いつかない場合は、まずは有名な大学を洗い出してみましょう。
「とりあえず大学に行こう」と考えているのであれば、「とりあえず有名な大学に行こう」という考え方がオススメです。
有名かつ偏差値の高い大学に通うことで将来の自分の選択肢を広げることができるからです。
有名な大学は多くの学部がある総合大学ですので、受験する学部の選択肢が多いです。
それ以外にも就職活動の際、有名大学のほうが、就職実績が高い傾向があります。
このように、まずは通える範囲で有名大学をピックアップしてみましょう。
自分が得意な科目で受験できる学部・学科を見つける
洗い出した大学の中で、自分の得意な受験科目で受験できるのがどの大学・学部かをチェックしてみましょう。
現在は様々な受験形態があり、自分にとって有利な科目で受験できればそれだけ合格する可能性がアップするからです。
受験する大学によって受験科目がマチマチの場合、なかなか効率の良い勉強ができません。
自分の得意な科目受験の大学・学部・学科を選ぶことで、効率良く勉強ができます。
このように、志望校を選ぶときは自分の得意な科目で受験できる学部・学科を選択することをオススメします。
受験勉強を効率よく進めるなら
スタディサプリがおすすめ!
基礎固め〜入試対策までレベル別の授業
暗記だけでなく原理を理解できるから
入試やテストで高得点が狙える
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