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勉強のやり方・コツ

【大学受験の始め方】いつから間に合う?何から始める?(科目別の勉強のコツも紹介)

大学受験の勉強はいつから?何から?

大学受験の勉強は年々苛烈になってきていますし、調査書の評価や英検利用など複雑にもなってきています。

そのため、高校生の方は「大学受験っていつから始めれば間に合うのか?」「何から始めたらいい?」と疑問や不安を持っているでしょう。

今回は大学受験はいつから始めるべきなのか、そして何から始めるべきなのか、始め方を徹底解説します。

学年別の始める時期に何をするべきなのかや、科目別の勉強方法なども解説しているので是非最後まで読み進めてください。

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目次

みんなはいつから受験勉強を始めている?

まずは、高校生のみんながいつから受験勉強を始めているのかアンケートの結果がありますのでいくつか紹介していきます。

データ①:高3の春が一番多い

HUSTAR株式会社の調査によると下記のように高3の春から受験勉強を始めたと回答した人が一番多くなりました。

高3の春:43%
高2の冬:32%
高3の夏:18%
高2の夏:5%
高1:2%

データ②:やっぱり高3の春が一番多い

もう一つ別のアンケートで、マイナビが2016年に大学生に「いつから受験勉強を始めましたか?」という調査も紹介しておきます。

こちらも下記のように高3の春からが一番多くなっているため、やはり高3の春から受験勉強を始める高校生が一番多いのでしょう。

高3の春:18%
高3の夏:13%
高2の冬:9%
高2の夏:7.5%
高1の春:6.3%
高2の秋:5.8%
(その他の時期は、それぞれ5%以下)

データ③:東大生は高1から受験勉強を始めていた

スタディサプリが東大生98人に調査した結果では、下記のように高1から受験勉強をしていた人の割合が一番大きくなりました。

難関大学に合格するためには、高1や高2の段階から受験勉強を始めている人が多くなると考えられます。

高1:37.5%
高2:28.1%
高3:25.0%

大学受験はいつから始めれば間に合う?

ここまでは高校生のみんながいつから大学受験の勉強を始めてきたのかというアンケート結果を紹介してきました。

ここからは実際にいつから受験勉強を始めれば間に合うのかを解説していきます。

始めるのは早ければ早いほど有利

まずは大前提として、受験勉強を早く始めれば始めるほど大学受験を有利に進められることは間違いありません。

高3から受験勉強を始めた受験生と、高1から受験勉強を始めている受験生では志望校への合格率も大きく変わるでしょう。

受験勉強を早く始めることで下記のようなメリットがありますので、いつから始めようか悩んでいるのであれば今日から始めることを強くおすすめします。

  • 英単語や数学の基礎問題など、基礎固めに時間をたくさん使える
  • 勉強の習慣や勉強方法が早いうちに確立できる
  • 基礎学力を上げておくことで、目指せる志望校の幅が広がる
  • 勉強方法が間違っていても修正する時間がある

高2の夏までに始めておくべき

早ければ早い方がいいのは間違いありませんが、「いつまでに始めるべきか」という疑問については「高2の夏までに」という回答になります。

なぜなら、高2の秋以降は基礎固めに集中してたくさんの時間を費やすことが、どんどん難しくなってくるからです。

高3の冬から受験勉強を始めた場合、勉強のやり方を模索したり、何から始めていいかを調べていて時間を潰してしまうことが多々あります。

そして、高3の夏というのは基礎固めも終わらせつつ、共通テストや志望校を意識した演習問題にも取り組んでいく必要があります。

高2の夏休みは時間がたくさんありますし、志望校を意識した対策にもあまり時間を費やす必要はありません。

この高2の夏休みをどう過ごすかで今後の大学受験を大きく左右させますので、高2の夏までには受験勉強を始めておくべきなのです。

高3になってから始めても遅い?間に合う?

高3になってから受験勉強を始める高校生が一番多いというデータでしたが、この時期から始めても間に合うかどうかは一概には言えません。

一人一人の学力や志望校、目指している大学が国公立か私立かで大きく変わってくるからです。

ただし一つ言えることが、自学自習が正しくできる受験生は高3になってからでも成績を上げることができますが、勉強のやり方が間違っていた場合は成績がほとんど上がることはありません。

大学受験の勉強の総時間は3,000〜4,000時間と言われていますが、そのうちの9割近くは「自学自習」になります。

つまり、この自学自習の質をどこまで高められるかが大学受験の合否に直結するといっても過言ではありません。

高1・高2の段階で受験勉強を始めている受験生は自学自習のやり方が間違っていても修正する時間がありますが、高3から始めるとそうはいきません。

勉強方法が間違っていたと気付いた頃には高3の夏休みが終わっていて、どうすればいいか分からないという受験生はたくさんいます。

そのため高3からの受験勉強で間に合うこともありますが、できるだけ早くから始めることが何よりも大事であることを理解しておきましょう。

学年別のスケジュール・何から始めるべきか

ここからは各学年ごとに受験勉強を始めた時に、どのようなスケジュールで何から始めるべきなのかを解説していきます。

自分が当てはまる学年だけでなく、その前の学年で何をしておくべきだったのか、そしてその後の学年で何をするべきなのか確認するようにしてください。

【高校1年生から受験勉強】スケジュール・やるべきこと

高1から受験勉強を始める時、どのようなスケジュールで何から始めていくべきなのかを解説していきます。

  • まずは英語、数学の基礎固め
  • 英語、数学以外は学校の授業の復習が大事
  • 今のうちから勉強習慣を確立させておこう
  • 志望校は決めなくてもいい?

まずは英語、数学の基礎固め

高1であれば英語、数学の基礎固めが何よりも大事になります。

英語は文系・理系問わず全ての受験生に必須科目となりますし、入試本番の配点も英語が高いことが多く、大学受験において英語は一番重要な科目と言っていいでしょう。

数学について、文系志望の高1の方であれば「数学よりも国語が大事なのでは?」と考えるかもしれませんが、下記の理由で数学をしっかりと勉強しておくことをオススメします。

  • 文系でも数学を重視している大学が増えてきている
  • 国公立志望なら数学は基本的に必須
  • 数学が苦手な受験生が多いので、数学を得意にしておくだけで有利

理系の学生であれば、入試本番の点数配分は数学が一番高くなることが多いので、数学の勉強がとても大事になります。

文系・理系問わず高1からしっかりと基礎を固めておくことで、大学受験はかなり有利に進められるのです。

英語、数学以外は学校の授業の復習が大事

「英語、数学以外も受験勉強を進めた方がいいですか?」とよく聞かれますが、基本的には他の科目は学校の授業の復習をしておくだけで十分でしょう。

高1の段階であれば、まだ文系・理系の選択もしていないことも多いですし、この時期は受験勉強は英語と数学に集中するべきです。

ただし他の科目は学校の授業で習ったことをきちんと理解するよう復習だけしておきましょう。

復習して一度理解しておくだけで、脳の引き出しの中にはきちんと入ってくれています。

理科や社会などはこの時期に学校の授業を理解しておけば、高2の夏頃から受験勉強を本格化させた際、「あの時勉強したやつだ」とスムーズに受験対策に移行することができます。

今のうちから勉強習慣を確立させておこう

「大学受験が近づいてきたら勉強に集中するよ!」と考えている高校生も少なくありませんが、勉強習慣というのはとても大事なものです。

これまで全く勉強してこなかった受験生が、高3になってからいきなり平日で5時間以上、休日なら10時間近く集中して勉強することはとても難しいのです。

本人は勉強しているつもりでも、机に向かっている時間が5時間以上であって、知らず知らずのうちにスマホを触っているケースが多々あります。

そのため高1の段階から「勉強する時間」というのをきちんと作っておき、スマホを触らず集中する習慣をつけておくことはとても大事になります。

志望校は決めなくていい?

高1の段階で志望校を決まっていれば、目標に向かって努力できるため有効ではあります。

しかし高1で決めた志望校も勉強している途中で変わることも珍しくありませんし、逆にその大学しか視野に入れないことで選択肢を狭めることはあまりオススメではありません。

高2から文系・理系で別れる高校も多いと思いますので、高1の段階では志望校を1つ決めるよりも下記のことを考えておくことをオススメします。

  • なんとなく大学で学びたいことをイメージする
  • 将来やりたいことは何か考えてみる
  • 文系・理系どちらを選ぶか考える
  • 興味がある大学があればHPやオープンキャンパスで調べてみる

【高校2年生から受験勉強】スケジュール・やるべきこと

高2から受験勉強を始める時、どのようなスケジュールで何から始めていくべきなのかを解説していきます。

  • 志望校の候補を見つける
  • 志望校の入試方式や入試方法を調べる
  • 英語、数学の基礎固めを優先
  • 高2の夏休みを使って国語、理科、社会を始める
  • 今のうちから勉強習慣を確立させておこう

志望校の候補を見つける

高2になれば文系・理系の選択を終えている高校生が多くなります。

この時期から本格的に志望校を決めていくようにしましょう。

この時、「この大学に行くぞ!」と志望校を1校決めれなくても問題はなく、いくつかの候補を見つけることが大事になります。

ただし、国公立大学を目指すのか私立大学を目指すのかは少しでも早いうちに決めておくことが大事になります。

高3になって国公立志望から私立志望に変更することは難しくありませんが、その逆の私立志望から国公立志望への変更は勉強する科目が増えるため難しくなるので注意しましょう。

偏差値50以上を安定して取れるなど、一定の学力があるのであれば、まずは国公立志望で志望校を探してみることをオススメします。

志望校の入試方式や入試科目を調べる

志望校の候補をいくつか見つけることができたら、それらの志望校の入試方式や入試科目を調べてみましょう。

国公立志望であれば共通テストで5教科7科目以上、二次試験で3教科4科目以上が必要なケースが多くなります。

国公立志望で特に注意して確認しておいて欲しいことが以下の2つです。

  • 共通テストの各科目の配点
  • 二次試験で必要な科目、各科目の配点

例えば、同じ経済学部でも一橋大学は二次試験で社会1科目が必要ですが、神戸大学は必要ありません。

そのため共通テスト+二次試験で社会1科目が占める割合は一橋大学は2割近くあるのに対し、神戸大学は1割にも満たないのです。

学校によって必要な科目や、それぞれの科目の重要性も大きく異なるので、しっかりと確認しておくようにしましょう。

英語、数学の基礎固めを優先

これは高1から勉強を始めた受験生と同じで、英語と数学の基礎固めを優先して受験勉強を進めていきましょう。

英語と数学は一般的に、入試での配点が高く、成績が上がるまでに時間がかかる科目になります。

そのため高2の段階からしっかりと基礎学力を高めておくことで、大学受験を有利に進めることができるのです。

ただし、高2の段階で「私立文系」を目指すことが決まっていて、その志望校の候補で数学が必要ないのであれば力を入れる必要はないでしょう。

その場合は英語により力を入れつつ、国語や社会の勉強の比重を大きくしていきましょう。

高2の夏休みを使って国語、理科、社会を始める

国語、理科、社会については時間がたくさんある高2の夏休みから少しずつ始めることをオススメします。

この時に注意して欲しいことが、社会の教科書を前から少しずつ読み進めていく勉強はしないようにしてください。

各科目でどのような勉強をするべきかは後ほど解説しますが、このような社会の教科書を読み進めていく勉強はあまり意味がありません。

分厚い教科書を夏休みかけて1周したところで、夏休みが終わった頃にはほとんど忘れてしまっているでしょう。

高2の夏からは勉強する科目も多くなってくるため、効率的かつ正しい勉強方法で取り組むことが大事になります。

今のうちから勉強方法を確立させておこう

高3になれば受験勉強は本格化してきますので、そこから勉強習慣を身につけるよりも、高2の段階で身につけておく方が大学受験をとても有利に進められます。

勉強していても、スマホに通知が来るとどうしても触ってしまう高校生も多くいます。

しかし、それではせっかく勉強に集中していても集中が途切れてしまうので、今のうちから勉強中のスマホとの付き合い方などを確立しておくことが大事になります。

【高校3年生から受験勉強】スケジュール・やるべきこと

高3から受験勉強を始める時、どのようなスケジュールで何から始めていくべきなのかを解説していきます。

  • 志望校と併願校の戦略的決定
  • 合格までの勉強計画の作成
  • 夏までに基礎固め
  • 秋からは演習問題や過去問対策がメイン

志望校と併願校の戦略的決定

高3から受験勉強を始める場合は、できるだけ早く志望校を決定するようにしましょう。

志望校が決まらなければ受験で使う科目や、科目の配点が分からないため、どの科目をどれぐらいの比重で勉強すべきかが分からないまま受験勉強に励むことになります。

また志望校が決まれば併願校・滑り止めを戦略的に決定する必要があります。

戦略的な決定とは、最低限下記のことを意識するようにしてください。

  • 志望校と同じ科目で受験できる大学
  • 志望校と似たような科目の配点
  • 過去問の傾向が志望校と似ている

例えば志望校の一般入試・二次試験では自由英作文は出題されないのに、併願校や滑り止めのためだけに自由英作文の対策をするのは非効率です。

志望校を目指しているうえで、できるだけ別の対策をせずに合格を目指せるような併願校・滑り止めを決定することが大事になります。

合格までの勉強計画の作成

志望校や併願校が決まれば、そこからは合格までにそれぞれの科目をどれぐらいの勉強をしていくかという勉強計画を立てるようにしましょう。

勉強計画を立てる際は、「年間計画→月間計画→週間計画」など大きなスケールから立てるようにしましょう。

下記のようなことを意識して勉強計画を立てることで、志望校への合格率を上げることができます。

  • 合格するためには、どの時期までに何を終わらせておくべきか
  • これを終わらせた段階でどのような学力になっているか

高3の夏までに基礎固め

高3から受験勉強を始めるとあまり時間はありませんが、夏までに基礎固めをある程度完了させておく必要があります。

夏休みは基礎固めをやりつつ、徐々に実践的な演習問題に移ることができれば順調でしょう。

そして志望校や共通テストの過去問も数年分でいいので解いてみてください。

志望校や共通テストの過去問を解いておくことで、入試本番の難易度を実感することができますし、現在の実力を知ることにもつながります。

もし過去問が全然解けなれければより一層の努力が必要ですし、ある程度解けるのであれば順調に勉強できているので油断せずに勉強を続けるようにしてください。

秋からは演習問題や過去問対策がメイン

高3の夏までに基礎固めをある程度完了させたら、秋以降はより実践的な演習問題や過去問対策の取り組むようにしましょう。

ただし、ここで注意なのが基礎固めが完了していないのに次の勉強に移行してしまうことです。

基礎固めが遅れてしまうと焦ってしまて、志望校対策の参考書などに手を出してしまいがちですが、基礎の学力がついていなければ応用をしても意味がありません。

このような勉強では成績が上がらず志望校への合格も難しくなります。

夏以降も多少は基礎固めに時間がかかってしまっても仕方はありませんので、まずは基礎をしっかり勉強した上で演習問題や過去問対策に取り組むようにしてください。

大学受験で意識するべき勉強のコツ

  • 苦手科目を克服する重要性を知る
  • 志望校は早く決めるほど有利
  • 参考書は1冊を完璧にする

コツ①:苦手科目を克服する重要性を知る

大学受験を成功させるためには得点源となる得意科目を作ることも大切ですが、それと同じぐらい苦手科目を克服することも大事になります。

大学受験では得意科目であっても満点に近い点数を取ることは難しい一方、ある程度勉強できればそこそこの点数は確保しやすいという傾向にあるからです。

得意科目を80点から90点に伸ばすことよりも、苦手科目を40点から50点に伸ばす方が簡単です。

また、苦手を克服すれば60点や70点と点数を上げていく伸びしろがあるのです。

ただし、国公立大学だと各科目の配点で偏りがあり、苦手科目を克服するよりも得意科目を伸ばしたほうが効率的な場合もあります。

一方で私立大学は3教科で受験することが多いので、苦手科目があると大きく足を引っ張ってしまうので注意しましょう。

コツ②:志望校は早く決めるほど有利

志望校を早く決めることができれば、入試本番で必要な科目が分かりますし、それぞれの科目の配点も明確になります。

これらのことが分かれば、どの科目を重点的に勉強していくべきなのかが分かりますし、具体的に勉強計画に落とし込むことができます。

志望校が決まっていないと、「とりあえず英語やっておこう」などとゴールが見えない勉強になるので、モチベーションにも悪影響が出てしまいます。

コツ③:参考書は1冊を完璧にする

参考書を複数手をつけて、結局どの参考書も最後までやったことがないまま入試本番を迎える受験生がいます。

このような受験生はほとんどが失敗してしまいます。

逆に東大や京大志望であっても、「基本的な問題集を1冊やり込んだだけです」という受験生も珍しくありません。

参考書を複数やる場合でも、1冊を完璧にしてから次に進むことを意識するようにしましょう。

大学受験でよくあるNGな勉強法

  • 「時間」基準で勉強する
  • 全教科で同じ得点を目指す
  • いきなり志望校対策の問題集に手をだす

NG①:「時間」基準で勉強する

時間基準とは「◯時〜◯時までは数学をやる」などの時間で勉強する内容を区切る勉強法です。

一見すると勉強習慣を身につくようにも思いますが、以下のようなデメリットがあります。

  • 時間がきたら勉強した気になる
  • 問題を解いている途中で時間がきてしまう
  • せっかく集中し始めでも、時間が来れば別の勉強に移らないといけない

受験勉強は「時間」基準ではなく、何をするかという「タスク」基準で進めることをオススメします。

NG②:全教科で同じ得点を目指す

ここまで何度も説明してきたように、大学によって入試科目の配点は大きく異なります。

また人によって得意・不得意科目もあるはずです。

全教科で同じ得点を目指すのではなく、配点や得意・不得意などを意識して戦略的に勉強していくことが大事になります。

例)志望校が英語200点満点、国語100点満点、社会100点満点
合格最低点:220点/400点(55%) の場合

全科目で60%(合計240点)の得点を目指すのではなく、

「現代文は安定して点が取れないから、英語で確実に70%、国語50%、社会60%を目指して合計250点を目指す」

などと戦略を立てることが大事になります。

NG③:いきなり志望校対策の問題集に手をだす

勉強は必ず基礎固めからする必要があり、いきなり応用やレベルの高い問題を解いても自分の身にはなりません。

例えば偏差値40前後の高校生が、いきなり東大志望だからといって、いきなり東大対策の問題集をしても解説の意味すらわからないかもしれません。

そのため、難関大学を志望している場合でも、まずは基礎を固める勉強をしてから志望校対策の勉強に取り組むようにしましょう。

受験勉強を始める時の科目別の勉強のコツ

ここからは大学受験を始める時の科目別の勉強のコツを解説していきます。

すでに勉強を始めている高校生は、きちんと意識できているか確認してみてください。

英語

英語の成績を上げるためには下記のように順を追って勉強していくことが大事になります。

英単語・熟語、英文法→英文解釈→英語長文

英単語・熟語と英文法は継続して勉強する

(英単語)

まずは英単語・熟語の暗記で単純にボキャブラリーを増やしていかなければ、英語を読む段階に入ることができません。

単語帳は時間をかけて1周するよりも、短時間で何周もするような勉強法の方がオススメです。

例)
×:1日10個を確実に暗記
○:漏れがあってもいいから1日50個ずつ暗記

(英文法)

英文法は英単語・熟語の暗記と並行して勉強するようにしましょう。

英文法は英単語・熟語の暗記量が少なくても勉強することができますし、文法を勉強しながら単語の暗記に相乗効果を与えることもできます。

また英文法を理解しなければ英文を正しく理解することはできないので、基本5文型や関係詞など一般的な文法を解説している参考書を使って勉強を進めていきましょう。

(英文解釈)

英文法の勉強がある程度目処が立てば英文解釈に取り掛かりましょう。

英文解釈とは短い英文がどのような構造なのかを正確に理解するための勉強です。

英文法を理解した後に、そのまま長文読解を始める受験生もいますが、一文を正確に理解する力がなければ長文を正確に読むことはできません。

そのために長文読解の前に英文解釈の勉強に取り組むようにしてください。

(長文読解)

英文解釈で英語一文を理解する力がついてきたら、長文を早く正確に読む力を磨いていきましょう。

長文読解の勉強にとりかかる際は、復習を大事にするようにしてください。

長文読解で間違えてしまう原因はいくつかあります。

原因が分かれば、現状ではどのようなスキルが足りなのかが明確になり、対策すべきことも分かるのです。

  • 分からない単語が多すぎた
  • 一つの英文を正しく読めていなかった
  • 長文全体の内容が分からなかった
  • 時間が足りなかった

数学

数学の受験勉強の始め方はシンプルで、教科書の内容を理解して教科書レベルの問題を正確に解けるようになることです。

数学の受験勉強を始める時に、いきなり志望校のレベルに合わせた問題集から取り掛かる受験生がたくさんいます。

しかし、そのような受験生でも教科書の問題が解けないという方は少なくありません。

そのため、まずは教科書に記載されている公式などがどのように導出されているのかを理解する。

そして教科書に掲載されいてるレベルの問題は、「なぜそのように解けるのか」を自分で説明できるぐらい正確に理解して解けるようにしましょう。

国語

国語は現代文、古典、漢文とあり、勉強する際に意識するべきことが異なるので順番に説明します。

(現代文)

現代文は参考書や問題集を使って問題を解いていきますが、その時に「なぜこの答えを選んだのか」を明確にしておきましょう。

そして別の選択肢については「なぜこれを選んだら不正解なのか」というように、回答の理由を明確にしてから答えあわせをするようにしましょう。

そうすることで解説を見て、自分のどの考えが間違っていたのかを明確にすることができます。

現代文は闇雲に問題を解いても成績は上がらず、なぜ間違えたのかを自分自身で理解して対策することが大事になります。

(古典・漢文)

古典と漢文は単語や文法、句法を暗記することから始めましょう。

古典・漢文は現代文と違い、必要な知識を暗記や理解できれば共通テストで満点が狙いやすいので、まずは必要な知識を詰め込むことが大事になります。

理科

理科は化学、物理、生物、地学とありますが、共通する勉強のコツを解説します。

それは暗記に頼りすぎないことです。

それぞれの科目で暗記するべきことは多くありますが、暗記した内容を「理解」することが大切になります。

共通テストや二次試験・一般入試で、単純に用語を暗記できているかどうかを問われるような問題はほとんど出題されません。

また、理解することができれば用語どうしの関連性の理解が深まることで暗記の効率を上げることにもつながります。

社会

社会は日本史、世界史、地理、現代社会、倫理、政治経済などがありますが、共通する勉強のコツを解説します。

それは、まずは全体像を把握することです。

例えば日本史であれば、まずは日本史全体の大まかな流れを理解してから、その全体の流れの合間の知識を埋めるように勉強していくことが大事になります。

教科書を前から読み進めていくような勉強では、日本史の流れや出来事の関連性を理解できないのです。

共通テストや二次試験・一般入試では流れや関連性を重視して出題されるため、まずは全体像の勉強から始めるようにしましょう。

大学受験を成功させるためには塾・予備校は必要?

大学受験を独学で志望校合格までいける人もいますが、塾・予備校を活用した方が効率的なのは間違いありません。

ここからは大学受験を成功させるために塾・予備校に通った方が良い理由と、どのような塾を選ぶべきか解説していきます。

塾・予備校に通うべき理由

塾・予備校に通うことで、学校では受けられないような大学受験や志望校に特化した授業や指導、サポートを受けることができます。

また、塾に通えば同じように大学受験のために勉強している受験生もいるため刺激をもらいモチベーションを高めることにもつながります。

「高校受験はなんとなく勉強すれば合格できた」という人も少なくないでしょう。

しかし大学受験は違います。

大学受験は情報戦でもありますし、戦略や計画を持って臨まないと失敗につながってしまいます。

そのため全国にいるライバル達に勝って、志望校に合格するためには塾・予備校は積極的に活用するべきなのです。

自分の目的にあった塾・予備校を探すことが大事

大学受験における塾・予備校の重要性を解説しましたが、塾選びで一番重要なことは自分の目的にあった塾を見つけることです。

塾・予備校の指導形態は大きく分けて下記の4つがあります。

  • 集団指導:講師1人に対して生徒複数
  • 個別指導:講師1人に対して生徒1〜3人
  • 映像授業:録画してある授業を受ける
  • コーチング:勉強方法の指導やスケジュール作成、学習管理などを行ってくれる

大学受験の勉強はある程度自分で進められるから、とにかく質の高い授業を受けたい方であれば集団指導や映像授業がオススメです。

大学受験の勉強の進め方や勉強方法に不安がある方や、学校の授業にあまりついていけていない方は個別指導やコーチングがオススメになります。

このように自分にあった指導形態の塾・予備校を選ぶことが重要であり、もし自分に合わない場合は成績も上がりにくいので注意が必要です。

自分がどのような指導を受けたいのかを明確にしてから、塾・予備校を選ぶことが何よりも大切になります。

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大学受験の勉強方法や進め方に不安がある人へ

自学自習や大学受験の進め方に不安がある高校生は大学受験予備校ライトの利用を検討してみてください。

ライトはコーチング×個別指導を行っています。

コーチングでは、下記のように大学受験を成功させるうえで必要なサポートを全て受けられるようになっています。

  • 全科目の勉強方法の指導
  • 志望校や併願校に最短で受かるための受験戦略
  • 年間、毎日の勉強計画
  • アプリや面談を通して学習管理

さらに、苦手科目や重要な科目については対話重視のアウトプット型の個別指導を受けることができます。

この個別指導では「暗記」ではなく「理解」することに焦点を当て、講師と1対1で対話形式で授業を進めていきます。

このように自学自習や大学受験の進め方を徹底サポートしながら、必要な科目は個別指導を受けることができます。

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