大学受験英語を得意にするためには必ず英文法を理解する必要があります。
英語とは私たち日本人にとって外国語ですので、外国語をマスターするためには「単語」と「文法」を理解するところから始めなければなりません。
そのため、あなたの志望校の入試に英語の文法に関する出題が無かったとしても必ず文法の勉強をしなければならないのです。
そして大学受験の英文法をマスターするためには必ず2種類の勉強をする必要があります。
今回は当塾でも生徒にお伝えしている内容を簡潔に解説していきます。
- 網羅的に解説されている文法書の理解
- 問題集による大学受験対策
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大学受験の各科目の勉強法を下記にまとめているので、英語以外の科目も参考にしてみてください。
目次
①網羅的に解説されている文法書の理解
英文法の勉強を始める時にいきなり問題集から始める受験生がいますが、基本的にはそのような勉強法は推奨しておりません。
文法の基礎的な内容を理解していないまま問題集を解いても実力はつかず「短期的な暗記→時間が経てば忘れる」を繰り返すだけの勉強になってしまうからです。
そのため、まずは網羅的に解説されている文法書の理解から始める必要があります。
網羅的に解説されている文法書とは関係詞や仮定法、不定詞などの文法の各項目がきちんと解説されている下記のような参考書のことを指します。
- Evergreen
- forest
- inspire など
文法書の勉強法
文法書に記載されている内容は必ずマスターする必要があります。
このような文法書に記載されている内容は英語を学ぶにおいて基礎や土台に当たる部分になります。
それぞれの文法項目について理解を深め、文法書に記載されている例題を解くというシンプルな勉強法で進めていきましょう。
「理解する」ことが目的ですので、理解するまで何度も読み返すことが大事ですが、2周もすればある程度は習得できると考えています。
そして3周目以降は自分が苦手だと感じている部分を重点的に理解するまで読み進めて、例題をきちんと理解して解けるようになることが大事になります。
文法書の勉強はいつから始める?
文法書の勉強を始めるのは早ければ早いほど有利になります。
理想であれば高1、高2の時に文法書の内容を理解して高3から実践的な勉強をすることがベストでしょう。
しかし多くの受験生は高3になった時点で文法書の内容をきちんと理解できている状況ではないので、まずは焦らず単語・熟語の暗記と並行して文法書の勉強をとにかく早めに始めることが大事になります。
文法書の勉強はいつまでに終わらせる?
終わらせるタイミングとしては「できるだけ早く」ですが、遅くとも夏休み前ぐらいには終わらせる必要があります。
文法書の勉強が完了してから大学受験対策の文法問題、英文解釈、長文読解と勉強を進められるので、まずは文法書の理解を優先させましょう。
ただし文法書の内容を隅から隅まで暗記するというよりも、目次に記載されている文法事項について全て基本的な内容を理解している状態になれば次の勉強を進めて問題はありません。
この文法書は英文解釈や長文読解の勉強をしている時も辞書のようにして使って理解を深めていくことになるため、完璧を求めすぎて他の勉強がおろそかになることは避けるべきなのです。
②問題集による大学受験対策
文法書の勉強の次に問題集による大学受験対策を行う必要があります。
社会人になってからの英語の勉強などであれば文法書のみの勉強でも問題ないのですが、大学受験はさらに深く勉強していく必要があるためです。
大学受験対策の英文法問題集には入試で頻出される英文法の問題が掲載されているため、それを使って対策していくことで実際に「点数を取る」勉強を進めていくのです。
ここで解説する問題集は下記のようにひたすら頻出問題と解説が記載されている参考書のことを指します。
- 頻出英文法・語法問題1000
- Next Stage
- 英文法レベル別問題集 など
問題集の勉強法
問題集も基本的には前から問題を解き進めていくようにしましょう。
問題集を解き進めていくと必ず分からない問題(不正解)が出てきますが、その時に分からない理由を分析するようにしましょう。
- 単純に知識が足りなかった
- 文法書の理解が足りていなかった
- わからない単語が多すぎて文脈の意味が読み取れなかった
不正解になった理由は主にこの3つのうちのどれかだと思います。
知識が足りなかった時はそれを暗記するようにしましょう。
文法書の理解が足りていなかった場合は該当の文法事項のみでいいので再度文法書の理解に努めましょう。
わからない単語が多すぎた場合は単語の勉強が遅れているので、単語の勉強により多くの時間をかけるようにしましょう。
問題集の勉強はいつから始める?
問題集の勉強は文法書の勉強が完了してから進めるようにしましょう。
問題集の解答にはその問題に対する解説は記載されていますが、文法の基礎的内容について細かく解説があるわけではありません。
つまり文法書で基礎を理解してから問題集で大学受験に特化した対策を進めていくというイメージで進めていきましょう。
そして時には文法書に戻り復習することが大事になります。
問題集の勉強はいつまでに終わらせる?
問題集での勉強も基本的には受験が終わるまで知識のメンテナンスをしておくべきですが、遅くとも夏休み中には一通り理解しておくようにしましょう。
夏休み中からそれと同時に長文読解などにも着手しておくようにしましょう。
もちろん最初の頃は分からない問題や不正解の問題が多く、勉強していくほどそのような問題は減っていくため、費やす時間はどんどん減らしていって問題はありません。
しかし英単語でも同じですが一度覚えたものも時間が経てば忘れてしまいますよね。
それは文法でも同じで何度も復習していないと忘れてしまうので基本的には終わりはないと考えておきましょう。
ただし勉強の時間をどれだけ費やすかは人によって大きく異なります。
問題集に費やすべき時間は人によって異なる
これは志望校によっては文法問題が全く出されない場合もあるため、自分の志望校の過去問を見てから判断する必要があります。
志望校の過去問が長文読解のみで文法を問われる問題が全く出題されない場合、文法問題集に多大な時間をかけることはもったいなく、長文に時間をかける方がよっぽど有意義でしょう。
逆に志望校の過去問で文法問題がある場合は何度も反復しながら細かく知識をブラッシュアップしていく必要があります。
ただし、問題形式は全て長文問題でも整序問題や空所補充などで文法知識を問われているケースもあるので、過去問を細かく分析して判断する必要があります。
当塾では志望校に合格することから逆算して完全オーダーメイドの勉強計画を立てるため、あらかじめ志望校の過去問を徹底的に分析し無駄なく最短の勉強で志望校合格を目指すことを可能にしています。
英文法を勉強するときの2つのコツ
ここまで文法書と問題集を使った勉強法を解説してきましたが、どちらの勉強をするにおいても意識するべきコツがあります。
ここからはそのコツについて解説していきます。
- 基本5文型は必ずマスターして常に意識する
- 一問一問根拠を持って回答する
基本5文型は必ずマスターして常に意識する
英語には文型というものがあるのは皆さんご存知だと思います。
文型とはS(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)の4つの要素からなる語順のルールのことです。
英語の受験勉強を本格的に始めた時に、この文型の重要性を意識せず勉強を進める受験生が本当にたくさんいます。
しかし日本人が外国語である英語をマスターしようとするには、この基本5文型というルールをきちんと理解し、論理的に英文を読み解いていく必要があるのです。
これを理解していない受験生はどうしても暗記した単語や熟語だけをつなぎ合わせた感覚で英文を読んでいるに過ぎず、マーク形式でたまたま点数が取れることはあっても点数が安定しないことがほとんどです。
そして一般入試・二次試験であれば共通テストよりも難度が上がることが多く、ここでほとんど点数が取れなくなってしまうのです。
そのため勉強を始めた段階から常にこの基本5文型を頭に入れて勉強を進めていくことが大事になります。
一問一問根拠を持って回答する
文法の問題集は4択問題で出題されることが多いのですが、なんとなくの感覚で「これかな」と思って選んだものが正解になることはよくあります。
これが試験中であればラッキーでいいのですが、勉強の段階からこのような勉強をしていては実力がつかないので必ずやめるようにしましょう。
そのため問題を解いて解答を確認する際は、その選択肢を選んだ根拠も自分なりに頭の中で整理しておくことをオススメします。
さらに残りの選択肢についてはなぜ不正解になるのかを説明できるようなレベルで勉強を進められると確実に実力がつきますので是非意識して取り組んでみてください。
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