将来の夢に向かって日本中の受験生が頑張っているこの時期、どうやったら合格できるのかと不安になることがあります。
成績が伸びている友達を見て「自分は今のままで大丈夫だろうか」と悩むかもしれません。
志望校に合格した先輩たちが受験時期に日々気をつけていたことがわかると、「よし!自分もやってみよう」と前向きに頑張れるものです。
そこで今回は、大学受験に受かる人の特徴について解説します。
受験時期にどんな勉強をして、どんな意識を持って過ごすと良いのかをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
合格する人の特徴(勉強編)
大学受験に受かる人の特徴を、勉強面から五つご紹介します。
基礎をしっかりとインプットしている
大学受験に受かる人は、受験科目の基礎をしっかりと固めることを重要視しています。
基礎固めが十分にできてない状態では応用できる知識が少なすぎて、難しい入試問題に対応しきれないからです。
どんどん問題を解いて問題に慣れた方が点数の伸びが早いのでは?と思うかもしれませんが、それは基礎工事をしないままで家を建てるのと同じこと。
これまでに解いたことがある問題と似ているものしか解けなくて、いくつかの知識を組み合わせて解く必要がある問題には太刀打ちできないのです。
受かる人はインプットにしっかりと時間をかけて、基礎レベルから完璧に知識を積み上げることを意識しています。
アウトプットにもしっかりと時間をかける
大学受験で受かる人は、アウトプットにもしっかりと時間をかけています。
問題演習や過去問をどんどん解くことで、基礎固めでインプットした知識をいつでも使える生きた力として定着させることができるのです。
人は一度覚えたことでも時間とともに忘れてしまうもの。
時間をかけて暗記したから大丈夫と安心して知識を使わないままにしていたら、いつの間にか忘れてしまいます。
インプットした知識はどんどん使ってこそ安定した学力になるので、問題をたくさん解いたり友達に説明したりして、アウトプットの時間もたっぷり取るようにしましょう。
復習に時間をかけている
大学に受かる人は、過去問や模試で間違えた問題をしっかり復習しています。
なぜ間違えたのか、問題のどの部分で引っかかってしまったのかを知ることで、次に同じ間違いをしないようにするためです。
同じ志望校を受験する人のほとんどが解ける問題は、自分も確実に正解を導かなければ合格から離れてしまいます。
間違えた問題があった時こそ、漏れている知識や自分が弱い部分を知るチャンス!
わからない部分をすぐ調べたり、時間をかけて繰り返し復習したりすることで、間違えた問題が使える知識に変わっていきます、
問題を解いただけで満足していたらもったいないです。
志望校合格から逆算してスケジュールを立てている
大学受験で受かる人は志望校をしっかり研究して、合格から逆算してスケジュールをたてています。
受験当日までの長丁場を効果的に乗り切って自分の力を最大限に発揮するために、スケジュール管理は欠かせないからです。
志望校の受験日から逆算して、
- 長期的スケジュール(ひと月)
- 中期的スケジュール(1週間)
- 短期スケジュール(1日)
三つの期間に分けて、具体的に「いつ何をやるか」を決めておきます。
これからすべきことを知ることで「何から始めよう?」と迷う時間が少なくなり、勉強をすぐ始めるのに効果的。
スケジュールを決める時は、志望校を研究することも大事です。
山の高さを知らないままでひたすら勉強するだけでは時間がいくらあっても足りません。
志望校への合格を最終目標に定めて、
- どこを重点的に勉強するのか
- いつまでに何ができるようになるのか
などを入れてスケジュールを作ると勉強を進めやすくなります。
複数の参考書に手を出さない
大学に受かる人は、まず参考書を一冊完璧に仕上げることを意識しています。
一冊の参考書を繰り返し使うと、内容の深い部分まで理解できると知っているからです。
受かる人にとっては「参考書を二周~三周するのは当たり前」のこと。
できるだけ多くの知識をつかみ取るつもりで一冊の参考書を使い倒します。
次のレベルの参考書に手を出すのは、一冊を使いきった後でも全然遅くないのです。
次々と目移りして複数の参考書に手をつけてみても、結局はどれも途中で止めてしまうようでは意味がありません。
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合格する人の特徴(意識編)
大学受験に受かる人の特徴を、意識面から五つご紹介します。
志望校への気持ちが強い
大学受験に受かる人は「志望校に合格したい!」という気持ちがしっかりしてブレないという特徴があります。
それは、大学合格だけが目標ではなくて、大学での学びを通して将来やりたいことや夢がはっきりしているから。
勉強する意味や目的が明確になっているからこそ、受験勉強の孤独で長い道のりを最後まで歩き通せるのです。
親に言われたからとか周りの人も受けるからなど、自分の意志がはっきりしないままで受験を決めてしまうと、つらい時期を乗り越えるのは難しいもの。
志望校に合格した後の姿をしっかり思い描いている人ほど、途中で諦めずに目標に向かって突き進めます。
モチベーションの維持が上手
大学受験に受かる人は、モチベーションを上手に保ちながら長い受験期間を過ごしています。
モチベーション次第で、勉強の進み具合が違うことを知っているからです。
もちろん受験は長期戦なので、時には勉強する気がなかなか出ないこともあります。
そんな時でも自分を鼓舞して前を向かせるのは、自分にしかできないこと。
- 目標を声に出して言う
- 目標を書いたメモを部屋に貼る
- 大学で何をしたいかイメージする
- 勉強を始める前のルーティーンを決めておく
など、モチベーションを維持するための方法をいくつか持っておくといいです。
「今勉強しているのは何のためで、何を叶えるために大学に行くのか?」がはっきりしていることも大事です。
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誘惑に負けない
大学に受かる人は時間の管理が上手で、スマホやテレビやゲームなどの誘惑に負けずに勉強に集中しています。
一日の中で勉強に使える時間は決まっているので、勉強優先で過ごさないとライバルとの差がどんどん開いてしまうからです。
勉強の途中でスマホを見たり他の娯楽に手を出したりすると、ほんの五分のつもりでいても途中で止められなくなって時間があっという間に過ぎてしまいます。
勉強に充てる時間に集中できるかどうかによって、勉強の進み具合は全然違うもの。
- 集中力の妨げになるものを机の周りに置かない
- ゲームやマンガは押し入れに封印する
など、娯楽につながるものが視界に入らないように工夫する人もいます。
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自分の今の現状と向き合える
受かる人は自分の現状としっかり向き合って、客観的に自己分析をしています。
受験当日までに残された時間の中で、いかに効率よく成績を伸ばしていくかを考える必要があるからです。
- 理解が不足しているのはどの部分か
- もっと伸ばせるところはないか
- 集中できないのはどういう時か
- どのタイミングで勉強するとはかどるか
など、自分の今の状態をしっかり把握して、さらに勉強の効率を上げるためにできること、やるべきことを考えるのです。
例えマイナスに感じることであっても、今の自分の立ち位置を知ることが大事。
何とかなると安易に考えたり現状から目を背けたりせず、足りない部分を埋めていく方法を模索しながら進みましょう。
志望校に合格する自信がある
受かる人は「志望校に合格する」と自信を持って受験に臨んでいます。
合格者の話を聞くと「合格することしか考えてなかった」と話す人が多いです。
自分に自信が持てるのは、大学受験に向けて費やしてきた時間や自分の努力を信じているからこそ。
もちろん模試の結果が思ったほど伸びない時や、気持ちが折れそうな時もあります。
そういう時でもマイナスな言葉をできるだけ使わないのがポイント。
気弱になりそうな時は「合格する!」と声に出してみるのもおすすめです。
成功をイメージする言葉を口にするだけでもスッキリするし、自分が発した言葉を聞いて気持ちが前向きになります。
今回は大学受験に受かる人の特徴について、勉強面と意識面から解説しました。
合格する人の特徴として、勉強面では
- 基礎をしっかりインプットしている
- アウトプットにもしっかり時間をかける
- 復習に時間をかけている
- 合格から逆算してスケジュールを立てる
- 参考書は一冊ずつ完璧にする
意識面では
- 志望校への意識が強い
- モチベーション維持が上手
- 誘惑に負けない
- 自分の現状に向き合える
- 志望校に合格する自信がある
などがあります。
真似できる部分を、あなたの受験勉強にぜひ取り入れてみてください。
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