ゲーム好きのあなた!
「受験生だけどゲームをやりたい!」
「でも受験生だからこの1年はゲームを封印するべきなのか・・・」
このように、ゲームをしたい気持ちと我慢すべきという気持ちがせめぎ合っていませんか?
受験勉強中にどのようにゲームと付き合ったらよいか、気になりますよね。
今回は、勉強とゲームを両立させるコツと、遊びながら成績を上げる方法を解説します。
目次
受験期間中にゲームでストレス解消するのはアリ
受験勉強中は机ばかりに向かう日々が続き、ストレスがたまってしまうこともあると思います。
ストレス解消するためにゲームをすることは「アリ」です。
日本最難関の東大に合格した人は、ものすごい集中力があると言われています。
でも人間はどのくらいの時間、集中することができるのでしょうか。
精神科医であり、作家でもある樺沢紫苑さんによると大人は90分程度だと言います。
受験勉強は集中して暗記をしたり、その問題を解いたりすることの繰り返しですね。
長時間ダラダラ勉強するよりも、短時間集中したほうが高い学習効果が期待できます。
そして適正な勉強時間を超えると、脳の機能が低下することがわかっています。
この脳の低下を防ぐために必要なことが「気分転換」することなのです。
気分転換は、「息抜き」と置き換えても良いでしょう。
つまりゲームによってあなたのストレスが解消でき、フル回転の脳を休ませることができるのなら、「ゲームをすることはアリ」なのです。
ゲームが受験勉強に与えるデメリット
勉強時間が減る
先ほど、質の良い勉強をするためには短時間集中し、そのあとに気分転換(息抜き)をしたら良いとお伝えしました。
でも勉強した時間と同じくらい気分転換に時間を使ってしまえば、単純に学習時間が減ってしまいますね。
「時は金なり」です。
ゲームをする時間、つまり気分転換や息抜きの時間は「貴重な勉強時間を削っているのだ」、ということを自覚しなければなりません。
勉強の集中力が低下
ゲームの時間を長引かせないように工夫したとしても、「さっきやったゲームの続きが気になる・・・」という経験はないでしょうか。
ゲームの種類によっては続きが気になり、その後の勉強に集中できない場合もあります。
気分転換、ストレス解消のためのゲームが、かえって集中力を妨げてしまう場合があるので注意が必要です。
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睡眠不足
夜ゲームをすると、睡眠不足になってしまう可能性があります。
ついつい30分のつもりでも、気が付くとゲームをはじめてから1時間も経ってしまっていたなんてことはありませんか?
今日の勉強は終わりだ、という解放感からゲームのやめどきの判断も鈍ってしまっています。
ゲーム中に興奮したり、緊張したりするので、すぐに寝付けなかったりする場合もあるのです。
受験生は体調を整えることも重要ですので、睡眠不足にならないように工夫しましょう。
脳と目の疲労
ゲームは脳と目を酷使することを忘れてはなりません。
ゲームに夢中になっているあいだ、脳はフル回転しています。
リフレッシュのはずが、脳は興奮状態になってしまっては休まりません。
目にも相当の負担がかかっていますので、眼精疲労にも注意が必要ですね。
勉強とゲームを両立させるコツ
目標達成のご褒美にする
人間は目標があると、それに向かって頑張ることができます。
あなたの最終目標は「志望校合格」ですが、1週間ごとの目標をこまかく設定すれば、最終目標まで着実にレベルアップできます。
例えば、この1週間で「英単語を○○個新しく覚える」、「数学のこの単元の演習問題を○○問解き、正解率を90%にする」、など具体的な設定をしましょう。
そして、あなたが設定した目標をクリアしたらゲームOKにするのです。
そうすれば、ゲームのために頑張ろうと気持ちが上がりますし、目標をクリアするごとに学力もモチベーションも上がります。
ゲームをした後に志望校の過去問を確認
ゲームをしたあとに、志望校の過去問を確認することをルーティンにしましょう。
その理由としては、息抜きのゲームのあとに過去問を確認することで、「ダラダラとゲームの時間を延ばさないこと」がひとつ、もう一つは「その過去問を確認することで危機感を持って勉強に励むことができる」からです。
過去問を見てすらすら解けない場合、「難しい」「分からない」=「自分にはまだまだ知識が足りないから、頑張らなければならないのだ」と意識付けすることができますね。
このように、ゲームの後に過去問を確認することで、息抜きモードから受験モードに意識を戻せるのです。
時間を決めておく
時間を決めてゲームをすることも両立させるコツです。
入浴後に30分、夕食前に30分など、決まった時間に設定することも良いですね。
注意しなければならないのは、「ゲームの回数」としないことです。
なぜなら回数にしてしまうと、つい自分に甘くなり「あともう1回だけ」など、ずるずるとゲームを続けてしまうことがあるからです。
結果、30分以上になってしまう場合があります。
ですから、「どんなに良い場面でも30分間だけ楽しむ」という時間単位での設定とすることがミソなのです。
オフラインゲームに限定
ゲームをする場合は、オフラインゲームに限定しましょう。
なぜならオンラインゲームは、相手の時間に合わせなければならないなど、自分が望む時間管理通りにならないからです。
時間限定のイベントなどがあれば、どうしてもその時間にゲームをしてしまいますよね。
まだ課題が終わっていないのにも関わらず、イベントの時間だからゲームをしよう、なんて思うとそわそわして勉強に身が入りません。
オフラインゲームでは、相手はコンピュータですので自分のペースでゲームをすることができます。
スマホのゲームはやらない
スマホのゲームはやらないようにしましょう。
というのも、スマホはいつでも触れることのできるものであり、いつでもやれる環境にあります。
そのためスマホのゲームをOKにしてしまうと、手元のスマホで無意識にゲームをしてしまう悪い癖がついてしまいます。
要はスマホに依存してしまうのですね。
こういった理由から、スマホゲームは禁止にしましょう。
夜更かしは禁物
夜ゲームをすると、脳が興奮状態になり寝付きが悪くなるとお伝えしましたね。
十分に睡眠時間が取れないと、翌日の受験勉強に集中することができません。
受験生にとってしっかりと睡眠時間をとること、質の良い睡眠をとること、つまり万全のコンディションでいることは非常に大切なことです。
ゲームによって睡眠時間が減り、ぐっすり眠れないとなると本末転倒です。
夜更かしはせず、寝る時間の2時間前にはゲームを終え、翌日のために体調を整えるようにしましょう。
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