「あと半年で、大学入試本番なのに、やる気がでない。勉強しないといけないのはわかっているのだけど…」
「大学には行きたいけど、何すればいいのだろう?やる気がでなくて、何にも進んでないや…」
高校2年生の夏ごろに「大学受験」ということが目の前にやってきて、受験が終わるまでの約1年半の間に「やる気の出ない時期」は、ほとんどの受験生が1度は通る道です。
実際に私も、やる気の出ない時期に悩まされていました。
むしろ、受験生活の3分の2はやる気との戦いだったと言えるでしょう。
この記事を読んで、やる気が出ないと悩んでいる時間を、受験勉強にはげむ時間に替え、受験までの限られた時間を有効に使って下さい!
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目次
受験勉強のやる気が出ない6つの原因
志望校への熱意がない
やる気が出ない理由1つ目は、志望校への熱意がないことです。
人間誰しも目標がないとやる気はでないものです。
受験でいうと志望校への熱意がないと、「受かってやる!」と思わず思うことができずやる気がでません。
志望校が決まっている方は。、なぜその志望校に行きたいのかを整理してノートに書きだしてください。
「やりたいことがないから大学へ行く」という人は「近いから」「校舎がキレイだから」「友達の○〇が行くから」という理由でもいいです。
頭で考えるより、書き出す方が、明確になりやる気につながります。
志望校が決まっていない方は、いろいろな大学のHPを見る、資料を請求する、大学に見学に行ってみるなど、大学に関する情報を集めて下さい。
「志望校が決まらないからやる気が出ない」と嘆くのではなく、自分から進んで大学に関する情報を集めていくことが大切です。
勉強の前に、なぜその志望校へ行きたいのかを、もう一度整理してみましょう。
成績が思ったように伸びない
やる気が出ない理由2つ目は、成績が思うように伸びないことです。
誰しも上手くいっていない時は、なかなかやる気が出ません。
「どうせやっても伸びないなら、サボっちゃおう。」という気持ちが出てきてしまいます。
成績が伸びなくて悩んでいる時は、なぜ成績が伸びないのかを考えて下さい。
- 勉強時間が足りていない
- できる問題しかやっていない
- 基礎ができていない
- 志望校の傾向を把握していない
上記の理由が考えられます。自分自身がどの理由で成績が伸びないのかを分析しましょう。
私は成績に伸び悩んでいた時に、基礎の理解が甘い事に気づき、もう一度、基礎をから勉強しなおしました。
もちろん基礎に戻るので、いったんは後退しているように感じ焦りますが、その後スムーズに応用編も解けるようになり、停滞していた成績が伸びました。
肉体的に疲れている
やる気が出ない理由3つ目は。、肉体的に疲れていることです。
肉体的に疲れている時は、脳も疲れており、やる気がでません。
アルバイトや部活で疲れている時は、まずいったん休み、体を回復させましょう。
昼間なら、10分程度の仮眠をとるのが効果的です。
夜なら、疲れて勉強できない場合には、思い切って早く寝るのも1つの方法です。
その分、朝に早く起きて、頭のさえた状態で勉強をするとはかどります。
何をすればいいかが分からない
やる気の出ない理由4つ目は、何をすればいいかが分からないことです。
受験勉強は範囲が多いので、どこを勉強すればいいのか分からないまま、手当たり次第勉強しても、手ごたえがなく、やる気は下がる一方です。
勉強するポイントが分からない場合は、「模試を受ける」「志望校の過去問を解く」をしてください。
そして、点数が低くても落ち込まないでください。自分がどの教科の、どの分野が苦手で勉強する必要があるのかが分かればいいのです。
合格点に達するのは、受験本番でいいので、まだ点数は気にしなくて大丈夫です。
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大学受験は何から始める?何をすればいいか分からない人への4ステップ
危機感を感じていない
やる気の出ない理由5つ目は、危機感を感じていないことです。
「どこかの大学には受かるだろう」「今模試でA判定だから大丈夫」という気持ちが、やる気の出ない原因です。
大学受験はそんなに甘くありません。
どこの大学も受からなくて浪人した人、模試でA判定でも落ちた人は私の周りにもたくさんいました。
大学受験は甘くないので、最後まで危機感を持ってください。
過度に焦りすぎている
やる気のでない理由6つ目は、過度に焦りすぎていることです。
「間に合わない!」、「受かる気がしない」と焦りすぎると、そればかり考えて結局勉強が手に付きません。
焦りすぎてしまう人は、受験までの勉強のスケジューリングをしっかりしましょう。
まず、自分自身のできていない部分を分析し、いつまでにできる様になればいいのかを考えます。
私は長期過ぎるとだらけるので、1か月後のゴールを決めて、逆算してスケジュールを立てていました。
例として、「英単語100個」「歴史は江戸時代まで」など1週間程度まで逆算してノートに書いておきます。
スケジュールを立てるようになってから、勉強するポイントが明確になり焦りがなくなりました。
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やる気・集中力を上げるコツ
やる気の出ない理由と対処法がわかっていただけたでしょうか。
次は、さらに受験勉強を加速させるために、やる気・集中力を上げるコツを5つ解説します。
得意科目から勉強を始める
勉強を始める時は、まず得意科目から勉強を始めてください。
得意科目から始めると「できた!」と感じやすく、勉強のやる気を上げることができます。
私は、不得意科目の勉強がイヤ過ぎて、最初から得意科目で受験ができ、かつ自分のやりたい事ができる大学を受験するという方法でやる気を保っていました。
国公立希望で、全教科勉強しないといけない人はできませんが、そうでない方には、「苦手科目で受験しない」方法を考えるのも1つの手です。
得意科目から取り組んで、やる気のスタートダッシュをきることがやる気・集中力を上げるコツの1つ目です。
1つの科目に時間をかけすぎない
集中力を保つために、1つの科目に時間をかけ過ぎないでください。
今日は英語をやる!と意気込み、ずっと英文を読み続けていると単調になり眠たくなったり、頭に入りにくくなったりと、集中力が低下してしまいます。
集中力の持続は大人で約50分間と言われています。
自分で勉強する際も、学校の授業のように、約50分間勉強をし、数分の休憩をはさんでから、違う科目に取り組むと、脳が切り替わり集中力を持続することができます。
1科目だけを長々と取り組むのではなく、複数の科目に取り組みメリハリをつけることがやる気・集中力を上げるコツの2つ目です。
散歩やストレッチをする
やる気がなくなり、集中力が途切れたと感じた時は、散歩やストレッチをしてみて下さい。
ストレッチをすると、体がほぐされて血流がよくなり脳の活性化につながります。
散歩もやる気の回復に効果的です。脚を動かすことも、脳の活性化につながります。
さらに、外を歩くことで気持ちもリフレッシュできます。
机に向かって悩むよりも、いっそのこと机から離れてしまうと、やる気や集中力は短時間で回復できます。
机から離れて、散歩やストレッチをすることがやる気・集中力をあげるコツの3つ目です。
勉強する環境を変える
勉強する環境を変えることでも、やる気・集中力を上げることができます。
「スマホをみてしまう」という人は、勉強机の周りには勉強に必要な物しか置かず、整理整頓して勉強に取り組んでください。
「テレビや漫画などが目に付くところにあると誘惑にまけてしまう」という人は、自習室やカフェなど自宅以外の場所に移動するのも1つの方法です。
私は自宅だと誘惑に負け、自習室だと静かすぎて集中できなかったので、集中したいときはカフェやフードコートで勉強していました。
自分自身が集中できる環境をみつけることが、やる気・集中力を上げるコツの4つ目です。
疲れている時はしっかり休む
疲れている時は、無理に勉強をせず、しっかり休むことも大切です。ずっと机に向かって、座って勉強していても、疲労がたまるだけです。
ただし、休む時はなんとなくだらだら休むのではなく、ルールを決めてください。「毎日19-21時はご飯やお風呂休憩」「今日休んだら明日は6時間勉強する」などと自分なりのルールでいいです。
長々と勉強し続けるより、休むときは休む!というように生活にメリハリをつけて勉強をすることが、やる気・集中力を上げるコツの5つめです。
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まとめ
大学受験でやる気が出ない時の6つの原因と対処法、やる気・集中力を上げるコツ5つを解説しました。
やる気がでないまま勉強しても成績は上がらず、時間だけを無駄にしてしまいます。④
そのためこの記事を読み終えたら、解説してきましたように勉強法や環境を見直して下さい。
そしてやる気が出ないと悩んでいる時間を、受験勉強にはげむ時間に替え、受験までの限られた時間を有効に使いましょう!