塾講師は大学生にとって時給が高く、非常にやりがいのあるアルバイトの一つですね。
自分の知識が活かせますし、アルバイトを通じて自分自身も成長できるところが魅力なのではないでしょうか。
一方、塾講師を経験した人たちからは、
「思ったように授業ができない」
「思っていたよりも難しいアルバイトだ」
「想像と違い、色々としんどい」
と、塾講師ならではの壁にぶつかることも多いのです。
今回は、塾講師がしんどい・きつい・難しいと感じる7つの原因とともに、壁にぶつかったときにどのようにすれば良いのかの対処法について解説します。
目次
塾講師のしんどさは働く塾による
塾講師がしんどいと言っても、しんどさの度合いは働く塾によっても変わってきます。
なぜなら塾には様々なタイプがあり、高い偏差値・進学校の受験対策を目的とした進学塾もあれば、学校の授業を基本に予習・復習のサポートを目的とした補習塾、さらにはそのどちらの機能を併せ持つ総合学習塾などがあるからです。
塾の規模も、先生ひとりに生徒が1~3名までの個別指導もあれば、大人数の生徒に対して先生が授業を教える集団指導もあります。
塾長によって塾の雰囲気も異なりますね。
このように、塾の形態はさまざまなので、塾によって塾講師の負担やしんどさも変わってきます。
塾講師のバイトしんどいと感じる7つの原因
担当の生徒の成績が上がらない
塾講師のバイトがしんどいと感じる原因の一つは、担当の生徒の成績が上がらないからです。
なぜなら生徒が塾に通う主な目的が、「成績を上げるため」だからです。
中には「前に通っていた塾では思うように成績が上がらなかったので、転塾した」という人も少なくありません。
このような状況のなかで担当の生徒の成績が上がらなければ、塾講師はプレッシャーを感じてしまいますね。
このような生徒は授業に集中していない場合もありますし、塾講師が上手にやる気を引き出せていない場合もあります。
ですからこういう場合は、生徒が何を理解して何を理解できていないのかを把握し、一人で解決することが難しい場合は先輩や塾長に相談するようにしましょう。
授業で上手に伝えられない
塾講師の仕事は生徒に勉強を教えることですが、自分がイメージしているように上手に教えられない、わかりやすく伝えられないといった場合、しんどいと感じてしまいます。
なぜなら、生徒は「今日は○○について理解するのだ」と心構えをして、集中して授業を受けることが目的だからです。
それが達成できないと生徒はモチベーション低下につながってしまいますし、成績を上げることが難しくなってしまいます。
つまり、授業を受けて理解度を上げるという塾に通う一番の目的が果たされないと、生徒もモヤモヤしますし、塾講師も自信を失くしてしまいます。
そのときは、自分が生徒だったときを思い出して生徒目線で嚙み砕いて説明するようにしましょう。
また一人で悩まずに先輩に相談したり、先輩の授業を拝見させてもらったりするなどして、対処するようにしましょう。
学生が塾講師のバイトをする7つのメリット
生徒とコミュニケーションが上手に取れない
塾講師が「生徒とコミュニケーションが上手に取れていない」と感じるなら、しんどいと
感じるでしょう。
なぜなら塾講師と生徒の信頼関係が強ければ、つまりしっかりコミュニケーションが取れていれば、生徒のモチベーションが上がります。
逆に言えば、生徒のモチベーションを上げさせることが上手な教え方のコツともいえるからです。
コミュニケーションを取るためには、問題に正解したときなど、良いタイミングでしっかり褒めることが大切です。
また間違えたときでも「ここまでは良かった」「ここは頑張っていた」と良い点を見つけてあげましょう。
無理に雑談する必要はありません。
また、服装にも気を使いましょう。
多感な時期の生徒に対して、いつも清潔感のある恰好と笑顔で挨拶をすること。
そして上記のように、少し大げさにでも良いところを褒めてあげることが生徒とコミュニケーション取るための秘訣です。
責任が重たい
他のアルバイトと比べて、責任が重たいということがしんどいと感じる理由の一つです。
なぜなら少し大げさになりますが、塾講師というのは、抱えている生徒の進路・人生・日々の生活と関わっている仕事だからです。
塾講師の教え方やキャラクターそのものによって、生徒の勉強に対する姿勢や結果が変わってくるといっても過言ではありません。
このようなことを考えると、非常に責任が重く、プレッシャーも感じてしまいますよね。
でも、あなた一人ですべての責任を負っているわけではないことを理解しましょう。
そして困ったことがあれば、塾長や他の社員に相談しましょう。
時間外労働が多い
塾講師は時間外労働が多いことも挙げられる悩みの一つです。
なぜなら担当する授業に対して、「下準備」などの時間が必要となるからです。
また、授業後は上司や塾長へ、報告書などでフィードバックしなければならない場合が多いのです。
時間外労働をなるべくしないようにするためには、時間があるうちに報告書を書くなどの工夫をしてみましょう。
そしてあまりにも時間外労働が多くて悩んでいる場合は、時間外労働の少ない別の塾に変えるか、時間外労働に対してしっかり給料が払われる塾に変えましょう。
塾長や職場仲間との関係が良くない
塾講師に限りませんが、職場の雰囲気や塾長・仲間との関係が良くなくて悩む場合もありますね。
経験年数によって上下関係があり、掃除やゴミ出しなどその塾だけの独自のルールがある場合もあるようです。
逆に塾講師同志がフレンドリー過ぎて、騒々しい雰囲気となり、授業の質が下がってしまうこともあります。
このように自分の理想とあまりにもかけ離れている職場環境の場合は、塾を変えてみることを検討しましょう。
相談すべきときにできない雰囲気の場合は、自分から積極的にコミュニケーションを取ってみましょう。
必要以上に営業をしないといけない
塾講師がしんどい理由として、営利目的で季節講習など必要以上に授業を取るように、営業活動をさせられることが挙げられます。
生徒により多くの授業を履修させるように働きかけたりもしますね。
なぜなら塾は生徒の学力向上や志望校合格のサポートが目的であると同様に、営利を目的とした民間企業だからです。
当然、公立の学校とは違って利益を上げることが必要なのですね。
以上のことに悩んだときは、自分が本当にその子に必要だと思うものだけを勧めるようにしましょう。
それで塾長から反感を買ったり、強く叱られたりする場合は塾を変えることも検討しましょう。
「塾講師のバイトを始めたいけど不安だな」と感じた方は是非この記事も参考にしてください