第一志望には落ち、滑り止めには受かった人という人の中で、希望の大学に行きたいという思いが残っている人が考えるのが、「仮面浪人」です。
仮面浪人はやめとけと、良く聞くけどほんとにそうなのかな…できる気がするけど…と思う人もいるでしょう。
しかし仮面浪人は浪人する方法としては、一番メリットが少ないです。
しかし仮面浪人は普通の浪人と比較しても合格率が低く、一番メリットが少ない選択肢と言えるのです。
そこで今回は、仮面浪人について知りたい人が気になる次の3つを解説します。
- メリットはあるのか
- どうやって勉強するのか
- 失敗するのはどんな時か
この記事を最後まで読んで、仮面浪人について知ったうえで、それでも仮面浪人をするのかどうか、もう一度考えてみてください。
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目次
仮面浪人の合格率は10%以下?
仮面浪人の第一志望の合格率は、10%以下です。
浪人生の第一志望の合格率は10%前後と言われています。
全体で10%前後なので、普通の浪人よりも環境が厳しい仮面浪人の合格率が10%以下なのは明らかです。
10%以下でも、仮面浪人をする人がいるのはなぜか。仮面浪人のメリットと、失敗する理由を詳しく解説していきます。
仮面浪人の3つのパターン
仮面浪人には3つのパターンがあります。
①大学に通いながら
1つ目は、大学に通いながら、仮面浪人をするパターンです。
大学に通い、授業に出て単位を取得しながら、受験勉強をするので、両立が難しく、一番大変です。
このパターンを選ぶ人は、仮面受験に失敗した場合でも、大学生活があるという保険をもちたい人です。
②入学して大学に通わない
2つ目は、入学したものの大学に通わず、仮面浪人をするパターンです。
滑り止めの大学に合格したので、通うことにしたが、通ってみて「なんか違う」、「やっぱり後悔したくない」と思った人が、大学に通わず仮面浪人をする場合です。
これは、仮面浪人の中でも少数派です。
もし、通ってみて「違うな」「後悔したくない」と感じた場合は、休学すべきです。学費はずっとかかるうえ、失敗した時に留年となります。
学費を払いながら、大学に行かずに仮面浪人をしている人は、お金持ちか・親に内緒にしているかのどちらかで、少数派です。
③入学後に休学する
3つ目は、入学後すぐに休学し、仮面浪人するパターンです。
休学すると、学費が減額される場合があります。もちろん、大学によっては全額負担の場合もあるので、大学次第ですが。もし、減額になる場合は、大学にも行かないうえ、休学もしない場合より、費用を抑えることができます。
休学と言っても、休学期間が長ければ留年するので、メリットとしては、学費が減額される大学があるということです。
仮面浪人で、ほんとに行きたい志望校を目指すなら、このパターンが一番オススメです。
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大学に通う仮面浪人はメリットなし!?
仮面浪人の、3つのパターンを解説しました。その中でも、大学に通う仮面浪人は、メリットが一番ないです。
現役でも浪人でも、1年間必死に勉強して志望校に合格できる受験戦争。大学との両立は安易ではありません。
大学に通うことで、勉強と生活でメリハリがでるという考えもあります。しかし、このメリハリを利用して、合格を勝ち取れるのは、よほどの精神力を持ち合わせ、モチベーションが高く維持できる、限られた人のみです。
勉強に集中しても難しい浪人生活で、大学に通う仮面浪人にメリットはないと思って下さい。
仮面浪人が失敗する3つの理由
なぜ、仮面浪人が失敗しやすいのか。失敗する3つの理由を解説します。
第一志望校を目指す覚悟が足りない
第一志望校を目指す覚悟が足りない場合は、失敗します。
現役でも浪人でも、勉強をし続けることは「受かってやる!」という気持ちがないとできません。受験は甘くはありません。
甘くない受験で、学業と受験勉強を両立することは、よほど強い覚悟と意志がないと、絶対に挫折します。
「やっぱり、あっちの大学がいいな~」くらいの気持ちでは、仮面浪人は失敗します。
勉強時間が圧倒的に足りない
仮面浪人は勉強時間が圧倒的に足りません。
大学に通っているパターンの人は、大学での授業・課題・試験をこなしながら、大学受験の勉強をしなければなりません。同じ学科を受けるとしても、大学の授業と受験勉強では内容が全く違うので、2つの勉強をしないといけないです。
普通に浪人していても、現役の時より成績の伸び率が悪くなるので、勉強時間を多くとらないと合格できないのにもかかわらず、仮面浪人は、さらに勉強時間を確保することが難しいです。
サークルやバイトを始めてしまうと、1日1~2時間しか、勉強する時間をとれなくなってしまう場合もあります。
すべての浪人生の中で、勉強時間が少ないのが、仮面浪人です。
大学生には誘惑が多い
大学生には誘惑が多いです。
新入生は特に、受験勉強から解き放たれて、サークルやバイト、恋愛なども自由に満喫する人が多いです。中高とは違い、大学は本当に楽しいことがいっぱいあります。
そんな友人を見ていると、うらやましくなり自分も自由に過ごしたくなります。
誘惑に負け、サークルやバイトに熱中してしまうと、それでなくても少ない勉強時間がさらに減って、受験に失敗します。
本気で第一志望校を目指すなら普通に浪人しよう
本気で第一志望を目指すなら、仮面浪人ではなく普通に浪人しましょう。
浪人生に必要なのは「勉強する時間」です。仮面浪人だと、圧倒的に他の浪人生より勉強時間が少なく、差がつけられてしまいます。
仮面浪人をして、東大に合格した!などの成功体験もネットでみかけますが、ごくごく一部の限られた成功者です、
本当に行きたい大学があるのであれば、親をふりきってでも、普通に浪人をして勉強に集中してください。