大学生になって初めてバイト始めようと思った時に「塾講師」を考える学生は多くいるでしょう。
塾講師のバイトは自分の経験を活かせたり、プレゼンテーション能力を磨くことができたりと学生にはかなりオススメのバイトになります。
しかし、「塾講師=ブラック」というネットでの評判を見たことがある方もいるかと思います。
確かに、働く塾が自分に合っていなかったりすると、ブラックだと感じてしまったりやりたくない仕事まで任されてしまうことがあります。
そこで今回は、大学生におすすめする塾講師アルバイトの選び方を徹底解説します。
その中でブラックな塾を避けるための注意点もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
現在大学生でバイト未経験者のあなた、必見です。
目次
バイト未経験者には塾講師のバイトがオススメ
塾講師に関わらず、アルバイトとして社会に関わることは、様々な学びの機会となります。
もしあなたがバイト未経験者であれば、塾講師のアルバイトをオススメします。
なぜなら塾講師のバイトを通じて、色々なことを身に付けることができるからです。
例えば、生徒が学校で分からなかった問題を補習したり、間違えた部分について解説したりすることが一番の仕事なので、考え・知識を論理的に組み立てられる力がつきます。
さらに、考えや知識を生徒に伝えるためのプレゼンテーション力や、生徒がどのように学習計画を立てたら結果が残せるのか、逆算して考える力が身に付きます。
このように社会人に必要なスキルが身に付くので、バイト未経験者には塾講師バイトはオススメなのです。
学生が塾講師のバイトをする7つのメリット
塾講師のバイトを選ぶ6つのポイント
オススメした塾講師アルバイトですが、塾選びに際していくつかのポイントがありますのでご紹介します。
個別か集団か
1~2名の生徒を受け持つ「個別塾」か、大勢を相手にする「集団指導塾」か、どちらが自分に合っているかを知ることがポイントです。
なぜならこの2つは授業スタイルが異なるため、違いを把握して、自分のスキルや適性に合ったほうを選ぶべきだからです。
例えば「個別塾」の場合、特定の生徒と打ち解けてじっくりと向き合うことが求められます。
分からない問題があれば、その部分に時間をかけて指導します。
一方、「集団指導塾」は学校の授業を似ている部分があり、多くの生徒のレベルに合った分かりやすい授業をすることが大切ですね。
時給だけで考えると、集団指導塾のほうが高い傾向がありますが、集団指導塾は授業の事前準備も必要となります。
このように、自分の性に合っているのはどちらなのかを見極めるようにしましょう。
補習塾か進学塾か
「補習塾」でアルバイトをするのか、「進学塾」でアルバイトをするのかについて考えることもポイントです。
なぜなら、学校の授業の復習を行う「補習塾」か、トップ校受験のための「進学塾」かによっても授業の内容や教えるレベルが変わってくるからです。
補習塾の場合は、中学校から高校の基礎レベルがメインになりますが、進学塾の場合は塾講師自身が中学受験を経験していたり、偏差値の高い大学の受験を経験していたりするほうがベターです。
以上のことから、自分が補習塾で教えたいのか、それとも進学塾が良いのかについて考えてみましょう。
対面か映像か
今までは対面授業の塾が当たり前でしたが、最近はインターネットも普及し、映像授業の学習を取り入れる塾も増えています。
なぜなら、映像授業の場合は好きな時間に学習できたり、効率的に学習できたりと、生徒に様々なメリットがあるからです。
塾講師は自宅から映像授業を行うことができる塾もあるので、講師にとっても時間を効率的に使うことができます。
以上のことから、対面か映像か、授業スタイルについても考えてみましょう。
教える学年
自分がどの学年を教えるのかも、塾選びのポイントになります。
なぜなら塾の生徒の学年はさまざまで、小学校1年生向けから中学校3年生まで、さらに大学受験までの塾であれば、高校3年生まで、と教える相手の年齢が幅広いからです。
教える生徒の年齢によって、対応の仕方も変わってきます。
実際に中学受験を経験した講師であれば、どのように勉強すれば良いのかを伝えられることができますし、保護者から見てもとても安心して任せられるでしょう。
中学生を教える場合は、学校の授業内容の補習がメインです。
大学受験を目的とした高校生を教える場合には、大学試験問題を解くための授業を教えることになります。
このように、指導する生徒の学年によって授業の内容が異なるため、教える学年についても塾選びのポイントということを念頭に置きましょう。
希望の勤務地か
勤務地についても確認するようにしましょう。
なぜなら、自宅の近くや、学校から自宅までの通り道に塾があればとても通いやすく、時間を効率的に使えるからです。
遠い勤務地にわざわざ出かけ、自分の勉強が疎かになってしまっては本末転倒ですね。
ですから、自分の通い易い位置に塾があるかを確認してから面接を受けるようにしましょう。
面接で実際の雰囲気を確認
採用試験では筆記テストと面接があるのが一般的です。
その際、自分の目で実際の塾の雰囲気を確認するようにしましょう。
なぜなら雰囲気が良く、働きやすい環境でアルバイトをすることが大切だからです。
とくに注目すべき点は、身だしなみのルールが厳しすぎないか、塾長や社員はしっかり教育してくれそうか、塾の指導方針は自分の考えに合っているか、などです。
居心地がよく、自分らしさが出せる職場環境かどうか、自分の目で確かめてください。
ブラックを避ける3つの注意点
時間外労働があるか
塾講師は授業の事前準備が必要だとお伝えしました。
そのため、授業の予習時間や報告書の作成は給与に含まれるか確認しておきましょう。
なぜなら授業の準備と言って何時間も前から塾に来なければならなかったり、土日も会議に出なければならなかったりするケースがあるからです。
給与が発生しない時間外労働があるのは、ブラック企業と言えます。
ですから、時間外労働についても面接時にしっかり確認するようにしましょう。
業務の幅が広すぎないか
面接時に、自分の業務範囲についても確認しましょう。
なぜならブラックな塾のなかには、アルバイトにも関わらず、塾の経営のために必要以上の講座を取るように生徒に営業させる場合があるからです。
そのほかにも、保護者のクレーム対応まで任される必要があります。
本来ならば、これらの業務は塾長や社員が対応すべき内容なのです。
そのため、自分が行うべき業務についてしっかり確認するようにしましょう。
シフトの入れられ方に注意
シフトが週何回なのか、シフトについても事前に確認するようにしましょう。
なぜなら、ブラックな塾では急な授業を任され、本来自分が予定していたことができなくなってしまうからです。
塾の無計画なシフトに振り回されて、あなたの勉強が疎かになってしまったり、授業に出席できずに単位が足りなくなったりしてしまったら大変です。
あなたが一番やるべきなのは、あなた自身の勉強であり、急なシフトや希望以外の日にシフトを入れられることがないことを、確認しましょう。