いよいよ大学受験が目前に迫っているこの時期・・・
受験生のあなたは後悔しないよう、学校を休んで追い込みをしたいと思っているはずです。
でも、学校の先生から
「学校をサボって受験勉強をしていても、成績は下がるし、志望校には合格できないぞ」
と言われるかもしれません。
それを聞くと、受験直前期に学校をサボってしまったら(休んで受験勉強をしてしまったら)、駄目なのではないか、と不安になりますよね。
今回は受験生が受験直前の時期に学校をサボったら成績がどうなるのか、についてお話します。
そして学校を休むことのメリットと注意点についても、徹底解説します。
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目次
受験生が学校をサボっても成績は落ちない
「受験生が学校をサボったら成績が落ちてしまうのか」について結論から言いますと「そんなことはまったくない」です。
なぜなら、学校の先生の立場的に「サボって休んでいいよ」とは言えませんよね。
先生は生徒に学校を休んで欲しくないという気持ちから、少々脅しがかったこのようなセリフが出てしまうのです。
つまり学校に来いというのはあくまでも学校の都合であって、学校を休んで受験勉強をしているから大学試験に落ちる、という根拠はまったくありません。
実際は学校を休んで家で受験勉強をしていても、特に問題はありません。
受験生が学校をサボる理由
学校の授業≠大学受験対策
では次に、なぜ受験生は学校をサボるのか、その理由について考えてみましょう。
受験生が受験期に学校をサボる原因の1つ目は、学校の授業が入試試験の内容ではないからです。
大学ごとに出題傾向はそれぞれですが、自分の志望校と似ている入試問題と同じ授業が受けられる確率は非常に低いため、授業を受けている時間がもったいないということが大きいでしょう。
具体的に説明しますと、特に英語は一つの長文を数時間に分けて読解していく授業が多いのですが、基礎固めをすでに2年生までに終えている受験生にとってはあまり意味のない授業となります。
つまり、一人で長文読解を速いペースで取り組む方がずっと効果的なのです。
このように、学校の授業が大学受験用ではないということが、受験生が受験期に学校をサボる最大の理由と言えるでしょう。
受験勉強に集中できない
いつもと変わらず学校に行くことで受験モードに切替えができず、受験勉強に集中できないことが、受験生が学校をサボる2つ目の理由です。
高校に行くと学校推薦型選抜(公募推薦・指定校推薦)、総合型選抜(AO入試)で既に受験を終えている人がおり、モチベーション維持が難しくなる場合があるからです。
このような状況である同級生のいる環境にいると遊びなどの誘惑がありますし、そういった人を見てイライラすることもあるでしょう。
このように、学校は全員が受験モードに入っているわけではないということが学校をサボる理由のひとつなのです。
受験生が学校をサボるメリット
自分のやりたい勉強ができる
学校をサボることは、周囲の雑音を気にせず、自分がやりたい勉強に集中できることがメリットと言えるでしょう。
学校では受験科目ではない、体育などの副教科を受けなければなりませんね。
「この時間を副教科に使うくらいなら、受験科目だけを精一杯勉強したい」と考える受験生も多いことと思います。
自分の弱い科目に多くの時間をかけ、大学試験では1点でも多く獲得したいと思うのは当然のことですよね。
このように、周囲の目を気にせずに自分のやるべき勉強ができるということが、学校をサボるメリットなのです。
スケジュールの遅れを挽回できる
学校をサボり、遅れている学習計画を挽回できることが2つ目のメリットです。
なぜなら、受験勉強は日々のモチベーションや体調によって必ずしも計画的とはいかないからです。
計画的にスケジュールを組んだものの、スケジュール通りにいってない場合は、学校を休んで時間を捻出すれば、遅れを取り戻すことができるかもしれません。
気持ち的にも勉強スケジュールが遅れている場合は、この時期はものすごく焦っていることでしょう。
もし学校に行かなければ、朝9:00~16:30までのあいだ昼食を1時間差し引いても、約6時間半も勉強時間を増やすことができるのです。
電車に乗っている時間や身支度の時間も考えなくてよいので、じっくりと机に向かうことができますね。
このように、受験に不安があったり、設定している勉強スケジュールに遅れたりしている場合は、学校をサボることで時間的に余裕ができることがメリットなのです。
受験生が学校をサボる時の注意点
先ほどは学校をサボることのメリットをお伝えしましたが、次はサボる場合の注意点についてお伝えしたいと思います。
最低出席日数は厳守する
受験期に学校をサボる場合は、通っている学校の最低出席日数を必ず確認しましょう。
卒業するために、高校では出席日数のボーダーラインが定められています。
受験期以外に風邪などで体調を崩して休んだこともあるかもしれません。
トータル3年間でその日数を割ってしまっては、当然、卒業が認められません。
それでは元も子もありませんので、最低出席日数が十分に足りているかあらかじめ確認しておきましょう。
学校の先生から反感を買うことを理解しておく
あなたが学校の先生だったら、受験期に学校に来なくなることをどう思うでしょうか。
先ほども解説した通り、先生の立場としては休んで良いとは言えませんし、何より自分の授業は意味がないとみなされ、いい気分はしないでしょう。
特定の科目の日ばかり休む場合は、その担当教師とギクシャクしてしまう可能性があります。
このように、受験勉強のために学校を休むと、学校の先生から反感を買ってしまうことを理解しておきましょう。
思い出が少し減る
受験期は高校生最後の時期です。
この時期に休んでしまうと、高校生活の思い出が作れないことも頭に入れておきましょう。
受験勉強ももちろん大切ですが、ともに歩んできたあなたの大事な友人と他愛のない話をしたり、同じ教室で授業を受けたりすることができなくなってしまいます。
このように、高校生活の最後の思い出がちょっぴり減ってしまうことも注意点と言えそうです。
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まとめ
受験期に学校をサボることは、成績低下や志望校合否には関係ありません。
サボることで時間が捻出でき、不安だった科目も集中して勉強することができるなどのメリットがあるのです。
一方で、いくつかのデメリットがあることも頭に入れつつ、あなたが受験日に実力が発揮できる、最善の方法を選択することを期待しています。