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塾の選び方

【高校生必見】大学受験で塾・予備校の掛け持ちはデメリットばかり!失敗するパターンとは?

大学受験で塾・予備校の掛け持ちはデメリット

受験生のあなたは、塾に通っているのに成績が伸びないと悩んだときに

「それならば塾を掛け持ちしたらよいのではないか」

と考えたことはありませんか?

成績がなかなか上がらないと不安になり、ついついこのようなことを考えてしまいます。

  • 自分の成績が上がらないのは塾や講師との相性が良くないからなのではないか
  • 他の塾に通ってみたら、成績が伸びるのではないか

でも実は塾や予備校を掛け持ちすることには、たくさんのデメリットがあるのです。

今回は、塾を掛け持ちすることのデメリットの理由を徹底解説しますので、もし掛け持ちを考えているのであれば最後まで読み進めた上で判断してください。

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塾・予備校の掛け持ちはデメリットだらけ

塾によって違うことを言われる可能性がある

あなたが複数の塾や予備校に通うことで、様々な混乱が生じる場合があります。

なぜなら、複数の塾に通うということは教わる講師やチューターなど関わる人が増え、それぞれの講師が同じ指導をするとは限らないからです。

例えば授業の内容や進路相談などで塾によって違う内容を言われることで、あなたの目標が定まらないどころか、どう勉強を進めればよいのか混乱する原因にもなってしまうのです。

具体的な例を挙げますと、一つ目の塾講師は「とにかく毎日1冊の本を読みなさい」と言うのに対して、二つ目の塾講師は「毎日1冊の問題集を解きなさい」と言うとします。

その場合、限られた自主学習のなかで二つのことを実行することは難しいので、どちらを選択すれば良いのかあなた自身が考えなければなりません。

上記の場合、どちらか一方の塾講師のことは実行できても、もう一方のことはできないのであなた自身がストレスを抱えたり、悩んだりすることになってしまいます。

このように、複数の塾に通うということは色々なところからの指示・指導を受けることになり、結果的にあなた自身が混乱してしまうのでデメリットの一つと言えるでしょう。

自力で計画を立てる必要がある

志望校合格のためには、試験日から逆算して長期・短期それぞれのスケジュールを立てることは非常に大切なことですが、塾に複数通っていると学習計画を立てることが大変になってしまいます。

なぜなら、通常であれば塾で計画も一緒に立ててもらえることがありますが、掛け持ちしている以上は自力で計画を立てるしかないからです。

一つ目の塾と二つ目の塾ではカリキュラムや講義内容が全く同じではありませんし、宿題などのボリュームも1.5倍~2倍違ってきますよね。

そしてその学習内容などは、あなたにしか分かりません。

それぞれの塾のスケジュールとあなたのスケジュールを照らし合わせて、学習計画を立てる必要がでてきます。

このように、複数の塾に通っている場合は自力で学習計画を立てる必要がありますので、注意しましょう。

とにかく費用がかかる

複数の塾に通う場合、とにかく費用がかかってしまいます。

新しい塾に入塾して授業を受ける場合、単純に授業料だけが必要になるのではなく、入塾金や毎月の諸経費もかかるからです。

塾でしっかり受験対策をする場合は、年間100万円以上かかる場合もあります。

塾代以外にも、受験期には受験料や交通費がかかりますし、入学後は大学の入学金や授業料でまとまったお金が必要になります。

そのため、複数の塾代にかかる費用を考えたら、非常に親の負担も大きくなってしまいますね。

このように、複数塾に通うことはとにかく費用がかかってしまうことを覚えておきましょう。

自習時間が減る

複数の塾に通う場合、それぞれの塾で授業を受けるだけで時間が取られてしまい、あなたの自習時間が減ってしまいます。

授業を受ける前は、塾の宿題や予習の時間も必要です。

例えば2つの塾に通っている場合は、宿題や予習、授業の時間が約2倍必要になるわけです。

そしてそのあとの復習の時間で、完璧に理解していない部分を補うべきなのですが、複数の塾に通っている場合はこの自習時間を確保することが非常に難しくなってしまいます。

この自習時間でどれだけ多くの例題や演習問題が解けるか、が合格へのキーポイントになると言っても過言ではありませんので、この時間が取れないのはマイナスポイントです。

このように、自習時間が減ってしまい、大事な復習や演習問題を解く時間が削られてしまうということが、複数の塾に通うデメリットの一つと言えます。

塾・予備校を掛け持ちするメリット

ここまで塾・予備校を掛け持ちするデメリットを紹介してきましたが、メリットも当然ありますのでそれを紹介していきます。

  • 教科ごとの対策ができる
  • 相性の良いチューターと出会える
  • それぞれの塾・予備校の弱みを補完できる

教科ごとの対策ができる

集団授業や映像授業を提供している塾・予備校だと、英語の授業はすごく分かりやすくて優れていても数学の授業は逆に分かりにくいなんてことも珍しくありません。

そのため塾・予備校ごとに受講する科目を選別することで、よりあなたと相性の良い授業を受けられることができます。

大手予備校では英語・国語・数学の主要科目の授業は充実しているものの、理科・社会に関してはクオリティはまちまちで、あなたにとっても合う授業と合わない授業が出てくるでしょう。

そうした時に複数の塾・予備校の体験授業を受けてみて、あなたに合った授業を科目ごとに複数の塾・予備校から選ぶと効果的でしょう。

相性の良いチューターと出会える

塾・予備校にはチューターと言われる授業を行う講師ではなく、生徒の勉強全体や進路などに助言・サポートをする役割の人がいることがあります。

チューターは大学生が勤めていることが多く、的確なアドバイスができるかどうかはその人のやる気や能力によってかなり変わってきてしまいます。

やる気のないチューターに当たってしまうと間違ったアドバイスをされる危険があるのです。

そのため、塾を掛け持ちして複数のチューターに出会うことで、よりあなたに合ったチューターを見つけ、的確にアドバイスをもらえる環境を整えることができます。

それぞれの塾・予備校の特徴を活かせる

塾・予備校の形態には大きく集団指導、個別指導、映像授業に分けられますが、それぞれに強みと弱みがあります。

そのため、得意な科目は集団指導や映像授業で質の高い授業を受けつつ、苦手科目は個別指導で勉強方法から勉強の進度まで細かく見てもらうなど自分の学習状況に合わせた授業を受けることができます。

メリットデメリット
集団指導
  • 質の高い授業が受けられる
  • 先生から直接授業が受けられる
  • ライバルが近くにいる
  • 一人一人に細かなサポートができない
  • 授業のレベルが合わない可能性がある
映像授業
  • 有名講師の授業が受けられる
  • 好きな時間に授業が受けられる
  • 何度も同じ授業が見られる
  • 講師に直接質問ができない
  • 授業のレベルが合わない可能性がある
個別指導
  • 自分のレベルに合った授業が受けられる
  • すぐに質問ができる
  • 勉強方法からサポートしてもらえる
  • 授業の質が低い可能性がある
  • ライバルが近くにいない

塾・予備校の掛け持ちで失敗するパターン

不安だからとりあえず

もしあなたが不安な気持ちから塾を掛け持ちしても、必ず失敗してしまうでしょう。

なぜなら、掛け持ちをすれば成績が上がるだろうということが既に塾任せになってしまっており、「どうしてあなたの成績が上がらないのか」という一番大切な部分に向き合っていないからです。

成績が上がらない場合にまず考えなければならないことは「今の塾で最大限の努力ができているか。自己分析ができているか」ということであり、新しい塾に通うことではありません。

もし自分の勉強のやり方や勉強量に自信がなく不安がある場合は、今通っている塾講師やチューターに相談してアドバイスを受けるようにしましょう。

このように、不安な気持ちがあるから塾を掛け持ちすることは失敗する可能性が大きいので、NGです。

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両方が個別指導

集団指導や映像授業を教科ごとに掛け持ちすることで効果を発揮することはありますが、個別指導どうしを掛け持ちすることはあまりメリットはありません。

個別指導は集団や映像のように一人の講師が大人数の生徒に授業を行うわけではないので、どうしても多くの講師が必要となり、大学生が講師を務めている可能性が高いのです。

そうした場合、授業の質にそれほど大きな差はなく、それよりも塾がどれだけ生徒一人一人と向き合っているか、サポートできているかが重要になります。

そのため、個別指導は掛け持ちする必要がなく、塾のサポートが充実している方を選んでそこに通う方がよっぽど効率的に受験勉強を進められるのです。

どうしても掛け持ちするなら明確な理由を

もし塾を掛け持ちする場合は、あなたが掛け持ちしたい明確な理由を持つようにしましょう。

以下のような明確な理由があり、効率的な掛け持ちをするならば成績アップが見込めますし、合格へ近づくことができると言えるからです。

  • この塾でどうしても受けたい授業がある
  • 苦手科目は個別指導で受けたい
  • 映像授業で授業を受けつつ、個別指導でスケジュールなどを相談したい

志望校合格のために受けるべき授業が今の塾にない場合は、掛け持ちの塾の授業を受ければ、効率的な学習ができるでしょう。

また、今後塾を乗り換えるために一時的に掛け持ちになっている場合は、仕方のない事情ですね。

このように、どうしても掛け持ちするなら明確な理由を示すようにしましょう。

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