大学受験に挑むあなたは現在、塾や予備校に通っていると思います。
通うにはお金がかかりますが、大学受験に関して色々な指導を行ってくれますし、分かりやすい講師の授業をきくと、志望校合格に近づく気がしますよね。
でも毎日通うべきなのか、それとも週の半分くらい通えば良いのか、いったいどのくらいの頻度で予備校へ行くのがベストなのか、と考えることもあるはずです。
そして、同じ大学を目指す人たちはどのくらいの頻度で塾・予備校に通っているか、ということも気になりますよね。
今回は、
「受験生は塾や予備校に週何回通っているのか」
「どのくらいの頻度で塾や予備校に通うのがベストなのか」
にスポットを当てて解説していきます。
志望校によって最適な授業のコマ数についても説明しますので、受験生のあなたは必見です。
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目次
みんなはどのぐらいの頻度か
受験生が週にどのくらいの頻度で予備校に通えばよいのか、そして周りの人たちは週何回通っているか、これらの情報は気になるけれどあまり知られていません。
ベネッセ教育総合研究所が2009年に実施した「第2回子ども生活実態基本調査報告書」によりますと、塾・予備校を利用している高校生の通塾頻度は、週1日が3割、2日が4割、3日が1.5割、ほぼ毎日が1.5割でした。
(https://shingaku.jdnet.jp/column/202103-how-often.html)
つまり、週に1~2日の頻度で予備校に通っている生徒が7割もいて、大多数を占めています。
一方、ほぼ毎日予備校に通っている生徒も1.5割いました。
人数の割合としては少数派ではありますが、彼らには何か目的や理由があるのかもしれません。
授業を受けるだけでなく、塾・予備校に毎日通うメリットについて次の部分でご説明したいと思います。
自習室があるなら毎日通うのがオススメ
塾・予備校には授業がない日でも生徒が自由に学習できる、自習室があるのをご存知でしょうか。
この自習室を上手に活用すると、授業を受けること以外に様々なメリットがあります。
サボりにくくなる
この「自習室」を利用するために、授業がなくても塾や予備校に行く人もいます。
自習室を使うメリットの一つに、家ではなかなか手につかない勉強を自習室の環境であれば、サボらずに学習できるということがあります。
なぜなら、自習室は文字通り「自分で学習するため」であり、非常に静かで勉強に適した環境だからです。
他にも同じ大学受験をする予定の競争相手が同じ空間にいることも、学習する環境としては良い刺激になりますよね。
自分の部屋であれば、趣味のものが目に入ったり、ゲームが手に届く場所にあったりするかもしれませんが、塾や予備校の自習室であれば勉強用の机と椅子で余計なものは置いていないため、「勉強モード」になれるのです。
このように、塾や予備校に自習室がある場合は、サボらずに勉強できる環境が揃っているのでぜひ通うことをオススメします。
講師やチューターに質問できる
自習室を利用して毎日通う目的のひとつに「講師やチューターに質問できるから」という学生さんがいます。
チューターとは、個人につく指導者という意味で、予備校では講師の補助として個別に質問に答えたり、勉強方法についてサポートしてくれたりする人です。
このチューターを頼りにして、分からないところがあれば、気軽に質問することができることが塾・予備校生にとっては大きなメリットです。
なぜなら、チューターがあなたと近い立場から、受験勉強をしてきた経験を伝えてくれたり、不安を解消してくれたりするからです。
授業を聞いて分からなかった部分を質問することはもちろん、オススメの参考書について聞いたり、チューター自身の受験経験を教えてもらえたりすることができます。
暗記方法のコツや、受験勉強のスケジュールなど、授業では教えてもらえない情報を聞くこともできますし、勉強の具体的な内容だけではなく、受験に対する不安についても相談に乗ってくれます。
このように、自習室を利用して毎日塾に通い、塾や予備校の講師・チューター制度を上手に使うようにしましょう
生活リズムが整う
毎日塾や予備校に通い、自習室を活用することは生活リズムが整い、勉強のルーティンができるのでオススメです。
なぜなら、学校からそのまま塾・予備校に行き、自習室で22時まで勉強するなどの良い習慣ができるからです。
学校の授業や部活に疲れて自宅に帰宅したら、そのままのんびりモードになってしまうことはないでしょうか。
家にいるとどうしてもゲームや携帯を触れてしまうので、自分で頑張って勉強モードにしようと思っても、身体が言うことをきかない場合もあります。
このような場合に、学校の帰り道に自宅に直帰するのではなく、塾・予備校の自習室によって1時間~2時間でも勉強をする習慣ができれば、きっと今よりも成績が伸びるでしょう。
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志望校別の最適なコマ数
塾・予備校は約7割の学生が週1~2回通っているというデータを示しましたが、一方でほぼ毎日通っている学生も1.5割いました。
授業がなくても、塾・予備校の自習室を活用することは様々なメリットがあるとお伝えしましたね。
では結局どのくらいの頻度で塾・予備校に通うべきなのでしょうか。
ここからは、「最適な授業のコマ数」にスポットを当てたいと思います。
これに対しては、結論から言うと「ケースバイケース」なのです。
とくに志望校が国公立大学なのか、私立大学なのかによっても変わってきます。
国公立志望
あなたの志望校が国公立大学の場合は、塾・予備校では「4~5コマ」の授業は受けるようにしましょう。
とくに国語、数学、英語の3科目はマストです。
さらに文系であれば社会、理系であれば理科を追加で選択するようにしましょう。
もし時間的・金銭的・体力的に可能なのであれば、文系でも理科を、理系でも社会の授業も選択すれば、なお安心です。
私立志望
次にあなたの志望校が私立大学の場合、最適な塾・予備校の授業数は「2~3コマ」です。
文系であれば、国語と英語、理系なら数学と英語がマストです。
国公立と同様、もし時間的・金銭的・体力的に可能なのであれば、文系なら数学または社会、理系なら理科を追加で受けることをオススメします。