「学校の定期テストは良い点が取れるのに、大きな試験会場では緊張してしまう」
「緊張すると頭が真っ白になってしまうから、入試でもそうならないか心配」
入試日が近づくと、本番に弱いことで悩む人もいると思います。
試験本番で上がってしまい、解答ミスをしたらどうしようと考え始めると、不安がどんどん広がってしまうものです。
そこで今回は、入試本番に弱い人の原因と4つの対策についてお伝えします。
いつも通りの力を出すためにも。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
入試本番に弱い人の原因
試験の本番に弱い人の主な原因は、3つあります。
完璧主義
完璧主義の人は、自分に完璧を求めるあまり、入試本番で力を発揮できません。
何事にも完璧を求めすぎて「全ての問題を解こう!」と考えると、本番で失敗してしまいます。
例えば、問題を完璧に解くことにこだわり過ぎていると、ミスをしてしまうのが怖くなります。
わからない問題があった時、それを解くまで次に進めなくなってしまうケースもあるのです。
もしあなたが完璧主義かもしれないと思う場合は今一度あなたの目標を思い出してください。
大学入試のすべての問題を解くことではなく、志望校に合格することのはずです!
そのため、大事なのは全ての問題を解くことではなく「合格するための点数を取ろう」という考え方です。
限られた時間内で志望校への合格点を取るためにも、完璧を求めすぎないようにしましょう。
ネガティブ思考
ネガティブ思考で、自己評価が低い人も、入試の本番でいつも通りの実力を出せません。
なぜなら、失敗したらどうしようとか、失敗するにちがいないと考えすぎて、前向きな気持ちが持てないからです。
自分に対する評価が低すぎると、いくら勉強してもまだ足りない、自分は全然できてないと考えてしまいがちです。
また、ネガティブ思考の人は、できてない部分に気持ちが向かってしまうので自信が持てず、「入試で失敗したらどうしよう?」とマイナスなことばかり思い浮かべてしまいます。
先に受けた試験で思うように問題が解けなかったら、次の試験でもまた失敗してしまうかもしれないと思って、ますます緊張して悪循環に陥ってしまうことも。
例えば、共通テストで目標点数に達しなかったことをずっと気にしてしまい、二次試験で本来の実力を発揮できない場合もあるのです。
失敗を恐れて緊張しすぎないために、たとえ失敗してもずっと引きずってしまわないためにも、ネガティブなことばかり考えないようにしましょう。
自分を追い込みすぎている
目標にしていたところまで勉強できてない、と自分を追い込みすぎると、入試本番での緊張につながります。
受験勉強でやると決めた目標に達してない自分は、できない人間だと思って、自信をどんどん失ってしまうからです。
自分をあまりにも過小評価しすぎると、入試会場で自分の周りに座る受験生すべてが自分よりできる人に思えてくるもの。
他の受験生に比べて自分はできてないとか、入試を受けてもライバルに勝てそうにないと考え始めると、ますます欝々して入試問題に集中できなくなります。
自分を追い込みすぎず、今まで受験勉強で努力してきた日々や、入試本番を迎えるまで頑張り続けた姿を思い出して、自分を認めてあげることも大事です。
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入試本番に弱い人がするべき4つの対策
入試本番に強くなる方法を、4つご紹介します。
これ以上無理と思うまで準備する
入試本番に強くなるためには、これ以上無理と思うまで準備しておきましょう。
「やれることはすべてやりきった」と思えるくらいまで勉強しておくと、大きな自信になるからです。
できてないところや苦手な部分があると、頭の中でそのことばかり考えてしまって、不安になります。
準備が足りてないのなら、もともと出せる力が身についてないのですから、本番に弱くなるのも当然です。
でも、どんな問題を出されても大丈夫な状態にしておけば、怖いものはありません。
もし、入試で難問に苦戦したとしても、自分が難しいと思う問題は、他の受験生にとっても難しいもの。
みんなも簡単に解けずに焦っているはずです。
これまで続けてきた努力を思い出せるように、入試会場に使いこんでボロボロになった参考書を持っていくのもおすすめです。
いつも使っていた参考書を開くと、周りの空気にのまれずに平常心を取り戻せます。
「この入試会場にいる他の誰よりも、自分は頑張ってきた」と思う自信が、本番に強くしてくれます。
失敗した時の次の対策を考えておく
もし失敗した時は次にどうするか、入試前に対策を考えておくと、入試本番で慌てずに済みます。
何事も絶対大丈夫ということはないので、あらかじめ事前に想定しておくことが大事です。
いつも通りにできなかったら次にどうするか、気持ちを立て直すためにどうすればよいかをわかっていれば、必要以上に落ち込んで自分を責めることがなくなります。
もし、先に受けた科目で失敗した場合や予想外に苦戦した場合は、どの科目で挽回するのか。
あらかじめ対策を考えておくと、気持ちに余裕がもてるので、後から受ける科目にマイナスな影響を与えることが少なくなります。
いろいろな失敗のパターンを経験しておくためにも、積極的に模試を受けましょう。
最も避けたいのは、最初の失敗をいつまでも引きずって、後から受ける科目にまで影響が出てしまうこと。
一つの失敗にこだわりすぎず、気持ちを素早く切り替えること、冷静になって今に集中することが大事です。
失敗やミスをすることを、あらかじめ想定範囲に入れておきましょう。
自分が緊張しやすいことを自覚する
入試本番に強くなるには、自分が緊張しやすいことを自覚することも大事です。
「緊張してはいけない」と思いすぎて自分の感情に蓋をしてしまうと、かえって緊張がひどくなりパニックになってしまいます。
緊張している自分を認めてしまえば、気持ちがずいぶん楽になるものです。
それに、同じ入試会場にいるほとんどの受験生が、緊張しているはず。
会場を見渡してみれば、他の人も自分と同じ感情と闘っているとわかります。
「緊張しているのは自分だけじゃない」「みんなも受験と闘っている」
そう思うと、気持ちがずいぶん落ち着いてくるものです。
緊張をほぐすためには、瞑想もおすすめです。
目を閉じてゆっくりと呼吸を繰り返し、呼吸に意識を集中させると、少しずつ気持ちが落ち着いてきます。
会場に早く着いておく
入試当日は、会場に早く着いてその場の雰囲気に慣れておきましょう。
入試の開始時間ギリギリに会場に着くと焦ってしまい、心を落ち着ける間もなく試験が始まって、普段通りの実力を発揮できないからです。
時間に余裕を持って会場に到着できれば、会場の空気に慣れて後から来る受験生より落ち着いていられます。
何より、入試に遅刻する心配がありません。
また、入試は一科目の試験時間が長いので、途中で困らないようにトイレも済ませておくことも大事です。
事前にトイレに行くのは当たり前のことですが、トイレの数が少なくて順番を待つ場合もあります。
あらかじめトイレの場所をチェックしておきましょう。
入試当日に慌てなくて済むように、前もって入試会場を下見しておくことをおすすめします。
初めて訪れる場所は緊張するものですし、家からどのぐらい時間がかかるかを知っておくと、安心できます。
できれば、入試当日と同じ曜日で、何時に出発して、どの交通機関を使えばよいかもシミュレーションしてみましょう。
週末だけバスの時間が違っていたり、乗り換えが思うようにスムーズにいかなかったりする場合があるものです。
入試会場の近くの駅からタクシーを利用する場合は、雨天時などでタクシーを待つ人が多くてなかなか乗れないことも考えられます。
入試当日に早めに会場に到着できるように、できる準備はすべてやっておきましょう。
入試本番に強くなるためにはケアレスミスを無くす
もしあなたが何度もケアレスミスを経験しているのなら、次回からはそのようなミスをしないように努力しなければなりません。
なぜなら、大学受験は、1点2点、つまり1問の間違いが命取りになってしまうからです。
今まで一生懸命頑張ってきた受験勉強なのに、そのたった1点で不合格になるなんて悔しいですよね。
でも実際に簡単な見落としや、ちょっとしたケアレスミスで点数を落とし、「この問題さえミスしなければ、合格できたのに」という話は実際によくあることなのです。
あなたがそうならないためには、何としてもケアレスミスがないように意識をして、その1点を確実に取らなければなりません。
このように、「大学受験はケアレスミスが合否を左右する」ということを、肝に銘じておきましょう。
ケアレスミスが起きてしまう原因
問題文をちゃんと読んでいない
ケアレスミスが起きる原因の一つに問題文をきちんと読んでいない、ということが挙げられます。
問題文を1回だけ読んで理解したつもりが、読み間違えていたり、問題の条件を勘違いしていたりするケースがあるからです。
問題文をご解釈して解き進めてしまう場合、自分は間違っていないと思い込んでいるため、見直しをしても気づかない場合もあります。
何の疑いもないまま、後日答え合わせをしたときに初めて問題文を思い込みで解釈してミスしていたと気づくのです。
このように、「問題文をきちんと読んでいない」ことが原因で起こるケアレスミスがあります。
見直しをしていない
しっかり「見直し」をしていないために起こるケアレスミスがあります。
そもそも見直すくらいの時間的余裕がないか、見直す癖がついていないからです。
具体的に説明しますと、まず試験の時間内にギリギリ解答を終えられるかどうか、という場合は、当然見直しをする時間を確保することは難しいと言えます。
また、試験の時間がまだ残っているにも関わらず、見直さない人もいます。
後者の場合は、見直しをしてミスを減らすチャンスなのに非常にもったいないですよね。
このように見直しをしないために、ケアレスミスに気付けない場合があります。
焦りすぎている
焦りすぎているために、起こってしまうケアレスミスもあります。
いつもと違う雰囲気にのまれて極度に緊張してしまい、早く解こうという気持ちが空回りしてしまうことがあるからです。
例えば簡単な計算を間違えたり、小数点をうち間違ってしまったり、桁を見間違えて計算してしまったりするケースです。
これらは落ち着いて解けば問題なく解けるのに、焦ってしまったためにケアレスミスをしてしまうのです。
このように、焦って解いてしまうことが原因で起こるケアレスミスがあります。
ケアレスミスの対策
問題文は手で読む
問題文は「目」で読むのではなく、「手」で読むようにしましょう。
問題文は目で追うのだけでは読み飛ばしたり、早とちりをしてしまったりする可能性があり、手で追いながら読むことでこれらを防ぐことができるからです。
指を使うことは勉強に限らず、様々な場面で有効です。
例えば、電車の駅員は「指さし確認」をしますし、事務員もパソコンのデータ入力をしたあとは指差ししながら数値を確認する作業を行いますね。
これは目と指の両方を使って、漏れのないように作業確認することができるからです。
以上のように、ケアレスミスの経験がある人は、問題文を指と目の両方を使って読むようにしましょう。
解ける問題を確実に解く
ケアレスミスを防ぐためには、あなたが解ける問題を確実に解くように心がけましょう。
大学受験は学力の差をつけるためにいくつかの「難問」が出されますが、この難問に時間をかけるのではなく、解ける問題を確実に解くという考え方が大事だからです。
人によっては試験が始まると、一番はじめの問題からはじめようとするかもしれません。
でももし一問目から難問が出されていたら、余計な時間や労力がかかり、後半の問題で集中力がなくなり、読み飛ばしやケアレスミスをしてしまう可能性があります。
ですから、試験の際は「大学受験は解ける問題を確実に」と意識しましょう。
見直しの優先順位を決める
見直しをする際は、自信のある問題から徹底的に見直し、ケアレスミスがないかをチェックしましょう。
難問で自信のないものを見直ししても、余計な時間をつかってしまうだけで効率が良くないからです。
見直しでは問題を読み間違えていないか、計算ミスがないか、確実に解けているかをチェックするためですので、あなたの自信のある問題から見直すようにしましょう。
つまりこの見直しで、解けるはずの問題にケアレスミスがないかを徹底的に確認するのです。
このように、見直しする際は優先順位を決めて、あなたの解ける問題にケアレスミスがないかを確かめるようにしましょう。
「入試本番に弱い」を克服する見直しのポイント
問題文から見直す
見直しをするときは、まず問題文から見直しましょう。
問題文の中には「誤っているものを選ぶ」「全部選ぶ」など、見間違いや見落としやすい問題文もあるからです。
試験という独特の空間だと、あなたが気を付けていても、問題文を勘違いしてしまう場面もあるはずです。
そのときにこの見直しで勘違いに気づくことができれば、その1問を正解に変えることができるのです。
このように、答えだけではなく、問題文の解釈が間違っていないかということも含めて見直しをするようにしましょう。
もう一度1から解く
見直しするときには、答えを見ながらではなく、もう一度1から問題を解いて1回目の回答と一致しているかを確認するようにしましょう。
答えを見てからだとどうしても先入観が勝ってしまい、ケアレスミスに気付けない場合があるからです。
もう一度1から解いてみて、今の回答と違う場合は計算ミスをしている可能性が高くなりますので、どちらが正しいのか、さらに見直しをして回答を出すようにしましょう。
このように、とくに数学などの計算が絡む問題では、もう一度1から解いて見直しをするようにしましょう。
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