近年、英検を利用して受験ができる大学が増えてきています。
そのため高1・高2生の間に英検を取得しておくことで、大学受験を有利に進められる可能性があります。
また、大学受験対策以外にも英検の勉強をしておくことでスピーキングやリスニングなど、普段の学校教育では学ぶ機会が少ない技能を磨くこともできます。
今回は高校生が英検2級や準1級を取るためのコツを解説していきます。
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目次
英検を取得しておけば大学受験で有利になることがある
英検を取得しておくことで、具体的には下記のような優遇を受けることがあります。
- 出願資格が得られる
- 得点に換算される
- 得点に加点される
- 合否判定の参考にされる
もちろんこれらの基準は大学によって異なりますし、すべての大学で英検を利用した受験ができるわけではないので注意しましょう。
英検を取得することのメリットについては具体的には下記の記事にまとめていますので参考にしてください。
→【大学受験で英検は意味ない?必要?】高3で英検を持っていない人は取るべきか解説
大学受験で求められる英検のレベルは?
英検を取得しておくことで大学受験を有利に進められる可能性があることをお伝えしましたが、英検5級や4級をとったからといって有利になるわけではありません。
英検の各等級の学力目安
まずは、下記より英検の各等級のレベルを確認しましょう。
高校生のレベルに該当するのは準2級からであることが分かります。
等級 | 学力目安 |
5級 | 中学初級程度 |
4級 | 中学中級程度 |
3級 | 中学卒業程度 |
準2級 | 高校中級程度 |
2級 | 高校卒業程度 |
準1級 | 大学中級程度 |
1級 | 大学卒業程度 |
参照:https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/
大学受験のためなら英検2級以上を目指そう
下記は2022年度の英語外部試験利用入試を実施する私立大学一覧がまとめられているものです。
この中からいくつかピックアップして紹介していきます。
2022年度入試 英語外部試験利用入試を実施する主要私立大学一覧
- 青山学院大学(総合文化政策):2,100点以上
- 青山学院大学(国際政治経済):準1級以上
- 学習院大学(国際社会):2級以上かつ1,980点以上
- 中央大学(文):準1級以上
- 中央大学(国際経営):2級以上かつ1,980点以上
- 法政大学(文、法):準1級以上
- 関西大学(文):2級以上かつ1,950点以上
- 立命館大学(情報理工):準1級以上
GMARCH、関関同立の一部の大学・学部を例として挙げましたが、日東駒専や産近甲龍レベルであっても2級以上が必要になります。
そのため、大学受験で英検を利用しようと考えている場合は2級以上を目安に勉強をするようにしましょう。
高1・高2生のうちに英検を取得することがオススメ
大学受験のために英検を取得しようと考えているのであれば、高1・高2生のうちに取得することをオススメします。
逆に高3になってから、大学受験のためだけに英検の勉強をすることはオススメしません。
理由は勉強のやり方が少し異なるからです。
英検は下記4つの技能を検定する試験になります。
- リーディング
- ライティング
- リスニング
- スピーキング
しかし大学受験の英語の入試はリーディングがメインになり、リスニングも共通テストで利用しますがあまり配点が高くない傾向にあります。
そのため英検のためにスピーキング等を必死に勉強しても、大学受験の本番では活かすことができないのです。
そのため英検のために勉強するのは高1・高2までにしておき、高3になれば大学受験対策の勉強のみに注力することをお勧めします。
高校生が英検2級・準1級を取得するコツ
高校生が大学受験のために英検2級・準1級を取得するコツについて解説していきます。
先ほども説明したように英検には4つの技能がありますので、それぞれの技能別でコツを紹介していきます。
リーディング対策
英検のリーディングの問題は主に以下の形式で出題されます。
- 短文の語句、空所補充
- 長文読解(空所補充)
- 長文読解(内容一致)
短文の語句、空所補充は共通テストでは出題されない形式ですので、共通テストの勉強よりも文法に時間をかけて臨む必要があります。
長文読解については共通テストの形式と似たものなので、大学受験の勉強と同じような勉強で十分対策することができます。
コツとしては下記のように順序を守って、着実に英語の基礎学力を高めていくことが大事になります。
英単語・熟語の暗記 → 英文法の理解 → 英文解釈 → 長文読解
大学受験対策の英単語・熟語の暗記、英文法の勉強、長文読解の勉強のコツを以下にまとめているので、英検対策の参考にもご活用ください。
ライティング対策
英検のライティングの問題は指定されたお題に対して英作文を記述する形式になります。
環境問題や社会問題などがお題になることが多い傾向にあります。
ライティングのコツとしては以下2つを意識するようにしましょう。
- 内容よりも確実に書ける英文を作る
- 自分の得意な型や表現を持っておく
コツ①内容よりも確実に書ける英文を作る
英検では社会問題に対する英作文を書くことが多くなるため、難しい内容を書きたくなりがちです。
しかし英検はあくまで英語の能力を測る検定ですので、正しく英語を書けることを意識することが大事になります。
難しい意見を書くために英語がグダグダになってしまうぐらいであれば、ありきたりな意見をきちんとした英語で書ける方が良いのです。
コツ②自分の得意な型や表現を持っておく
英作文はIntroduction(導入部)→ Body (本論)→ Conclusion(結論)のような構成で書くとスムーズに英文を作ることができます。
その際、それぞれで得意な型や表現を持っておくことで、それに当てはめて英文を作成することができます。
例えば以下のようなものが使えます。
私は〜に賛成です | I agree with 〜 |
その理由は〜だからです | The reason is that 〜 |
まず第一に | Firstly, 〜 |
第二に | Secondly, 〜 |
例えば | For example |
最後に | Finally, 〜 |
リスニング対策
英検のリスニングの問題は一度しか放送されないため注意が必要です。
リスニングは普段から耳が英語に慣れていないと、いきなり本番で聞き取れることはありません。
そのため、まずは難しい英語でなくて大丈夫なので、聞き取れるレベルの英語を普段から練習することが大事になります。
また勉強する際のコツとしてシャドーイングというものがあります。
これは英文を聞きながら、聞いている内容を音声の後を追うように声に出す勉強法です。
まずは音声だけを一回聞き、次にシャドーイングをしながら勉強することで、効率よく勉強を進めることができます。
スピーキング対策
日本人は英語を話す時に「完璧」を求めすぎるあまり、自信を持って話すことができない傾向にあります。
英語を話すうえで重要なことは、正しい英語を話すことはもちろんですが、それと同じぐらいコミュニケーションを取ろうという姿勢が大事になります。
それは英検の場でも同じです。
自信がないからボソボソと小声で話すよりも、多少文法が間違えていても堂々と相手に伝わるように話す方が評価されやすいのです。
スピーキング対策はなかなか一人ではできませんが、本番では「伝える」ことを意識して臨むことが大事になります。
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英検対策におすすめのオンライン英会話
やはり英検のスピーキングについては、オンライン英会話などを利用することが一番効率的な対策になります。
ワールドトーク
そこで英検対策におすすめのオンライン英会話としてワールドトークを紹介します。
ワールドトークは株式会社ライトアップが提供しているオンライン英会話スクールになります。
他社のオンライン英会話スクールと比較して、一番特徴的な点は日本人講師がメインであることです。
ほとんどのオンライン英会話スクールでは外国人講師がメインになりますが、ワールドトークは日本人が講師になります。
そして英検とは日本人が英語を正しく扱えるようになるための検定になるため、日本人講師がメインの英会話はとても有効だと考えています。
日本人ならではの苦戦するポイントや対策など、外国人講師では気づきにくいところまでカバーできるのが一番のメリットでしょう。
また、高校生であればいきなり外国人講師と話すのには緊張してしまう方もいるでしょうが、日本人講師ならその配が不要であることも良いですね。
また、英検以外にも下記のようにTOEICなど様々な目的に合わせたレッスンを受けることができます。
- TOEIC対策レッスン
(大学受験においては英検だけでなく、TOEICの利用も有効です) - ビジネス英会話レッスン
- 発音矯正レッスン
- 文法指導レッスン
- 日常会話レッスン など
ワールドトークの英検対策のレッスンの費用や特徴は下記になります。
入学金 | 0円 |
月額費用 | 3,300円〜22,000円(レッスン回数により選択可能) |
講師 | 日本人講師 |
講師の人数 | 150名以上の英検講師 |
講師の資格 | 英検を取得済み |
指導級 | 1級〜5級まで全て |
指導範囲 | 1次試験(筆記)〜2次試験(面接)まで |
また、多くのオンライン英会話スクールでは、2次試験であるスピーキングのみの対策を行っていることが一般的です。
しかしワールドトークであれば1次試験であるリーディングやライティング、リスニングについても対策してくれるのも特徴です。
そのため、ワールドトークは下記のような高校生におすすめになります。
- 英検対策を全て面倒見て欲しい
- 外国人講師と話すのは不安だから日本人講師に担当してもらいたい
- 英検を取得している講師から教わりたい
- 費用は少なく抑えたい
- 英検以外にもTOEICなどの対策も興味がある
興味がある高校生はワールドトーク公式サイトより、具体的な受講の流れや費用についてお問い合わせしてみてください。
スモールワールドオンライン英会話
2つ目はスモールワールドオンライン英会話です。
スモールワールドオンライン英会話は株式会社KIQが運営しているオンライン英会話スクールになります。
英検に関して様々な等級のレッスンが準備されており、日本人講師がメインのためオススメです。
また月謝制度がなく、好きな時に好きなだけ学べるため、「英検の本番直前にスピーキングの練習をしておきたい」などにも有効活用できます。
1レッスンも820円(税込902円)からとかなり格安の設定になっているため、気軽に始められるところも良い点です。
具体的な流れや費用についてはスモールワールドオンライン英会話よりお問い合わせしてみてください。
バリューイングリッシュ
3つ目はバリューイングリッシュです。
バリューイングリッシュはバリュー総研合同会社が運営している試験対策専門のオンライン英会話になります。
英検に関して各等級のライティング対策や二次試験対策のコースがあります。
また、英検以外にもIELTSやTOEFLの対策コースもあるので英検以外の受験を考えている高校生にもオススメです。
具体的な流れや費用についてはバリューイングリッシュよりお問い合わせしてみてください。