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勉強のやり方・コツ

【大学受験】世界史が間に合わない時にするべき6つのこと!短期間で効率良く暗記するコツ

大学受験の世界史が間に合わない時にするべきこと

受験生であれば受験戦略を立てたり、科目の優先順位を決めて勉強している方が多くいると思います。

特に英語や数学、国語は入試本番での配点も高く、成績が上がるまでに時間もかかるため、勉強に多くの時間を割いているでしょう。

その結果、世界史の勉強が間に合わないという状況になっても不思議ではありません。

今回は大学受験において、世界史の勉強が間に合わない時にするべきこと、してはいけないことを解説していきます。

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世界史が間に合わない時にするべき6つのこと

「世界史が間に合わない」と感じた時、ついつい焦ってしまい教科書を一から見直したり非効率な勉強に手を出してしまいがちです。

逆に世界史は間に合わないから「捨ててしまおう」と諦めてしまう受験生もいるでしょう。

そのような決断をする前に、まずはこれを読み進めて何をするべきか冷静に判断するようにしてください。

  • 志望校の世界史の配点を再確認する
  • 時代ごとの大まかな出来事を理解する
  • 地域ごとの大まかな流れを理解する
  • 時代と地域の知識を繋げる
  • 過去問を分析する
  • 過去問対策と知識の穴埋めを繰り返す

志望校の世界史の配点を再確認する

志望校の受験科目の配点を確認して、科目の勉強時間の配分を考えている受験生もいるでしょう。

まずは、改めて志望校の世界史の配点が何割程度占めるのか再確認してみましょう。

例1)2023年度の一橋大学の経済学部でしたら、社会の配点は全体の2割を占めます。

二次試験で世界史を利用する受験生であれば、共通テストで20点、二次試験で160点の合計180点になります。

これは国語(共通テスト40点+二次試験110点)よりも配点が高くなるため、世界史の勉強はかなり優先して行うべきだと判断できます。

一橋大学 経済学部(2023年前期)
社会の割合:200点/1000点満点

国語40点
英語40点
地歴・公民20点×2
数学20点×2
理科50点
共通テスト(210点満点)
国語110点
英語260点
地歴160点
数学260点
個別学力検査(790点満点)

例2)2023年の神戸大学の経済学部で前期総合選抜でしたら、社会の割合は1割もありません。

二次試験で社会を使うことはないため、世界史1科目の配点は37.5点になります。

つまり世界史だけであれば全体の0.5割ほどしかないため、世界史の勉強の優先度はあまり高くありません。

このように同じような科目を勉強していても、志望校によって科目ごとの配点は大きく異なります。

神戸大学 経済学部(2023年前期総合選抜)
社会の割合:70点:800点満点

国語100点
英語100点
地歴・公民・理科37.5点×2 + 25点
数学50点×2
共通テスト(400点満点)
国語125点
英語125点
数学125点
個別学力検査(400点満点)

時代ごとの大まかな出来事を理解する

世界史が間に合わない場合、実際に勉強を進める時は教科書を読み進めて細かな知識を暗記していくのは後回しにします。

まずは時代ごとの大まかな出来事を理解するところから始めましょう。

「それぞれの時代で、それぞれの地域でどのようなことが起きていたのか」

細かな知識は不要ですので、大まかな出来事を自分の言葉で説明できるぐらい理解するようにしてください。

この勉強はそれほど時間がかからないため、きちんと勉強すれば2週間もあれば十分に理解できるようになるはずです。

地域ごとの大まかな流れを理解する

時代ごとの大まかな出来事を理解できれば、その次は地域ごとの大まかな流れを理解する勉強をしてください。

「それぞれの地域で、どのような歴史が築かれてきたのか」

こちらも細かな知識は今は不要ですので、それぞれの地域の大まかな流れを自分で説明できるぐらい理解するようにしましょう。

この勉強も正しい勉強法であれば2週間ほどで十分理解できるようなります。

時代と地域の知識を繋げる

ここまで「時代ごと」と「地域ごと」で大まかな全体像を理解する勉強を進めてきました。

ここからはそれら2つの知識をつなげて、各時代にそれぞれの地域でどのようなことが起こり、それぞれどのように関連しあっていたかを勉強していきます。

こちらも細かな知識は今は不要です。

これら2つの知識を繋げることができれば、世界史の全体像を把握することができます。

大学入試では細かな知識を問われる問題もありますが、時代背景や時代や地域の繋がりを理解できているか問われる問題も多くあります。

ここまでの勉強で、そのような問題に対応できるようになるため、本番でも一定の点数は確保することができます。

過去問を分析する

世界史の全体像を理解できたら、時間がない場合は演習問題よりも過去問を優先していきます。

世界史という科目は大学によって出題形式や出題範囲に特徴が出やすい傾向にあります。

  • アジアの歴史が頻繁に出題される
  • 主に近代以降の歴史が出題される
  • 知識を問う問題よりも図表から読み取る問題が多い

など、自分の志望校の入試問題に傾向があるか確認しましょう。

注)当然ですが、全体から幅広く出題される場合もあります。

その場合は無理に傾向を分析しようとしないでください。

ただし一見すると全体から幅広く出題されているように見えても、毎年特定の範囲は必ず出題されているなどの傾向がある場合もあります。

このように志望校の出題に傾向がある場合は、その範囲を重点的に対策していくことで効率よく勉強を進められます。

過去問対策と知識の穴埋めを繰り返す

世界史の勉強が遅れていて、間に合わない場合は一問一答をやるよりも過去問対策で、どんどん問題に触れていくことをおすすめします。

一問一答の問題をやるよりも、少しでも多く本番に近い形式での問題に慣れておくためです。

そして、正解できなかったり知識が足りなかった箇所は教科書や参考書を使って知識の穴埋めを行うようにしてください。

この時、すでに世界史の全体像の把握は完了しているはずです。

そのため穴埋めしていく知識は、その全体像のどの部分にあたるかを意識して勉強するようにしましょう。

そうすることで必要な項目を効率よく、理解しながら暗記していくことができます。

世界史が間に合わない時にしてはいけない4つのこと

次は、「世界史の勉強が間に合わない」と感じた時に絶対にしてはいけないことを解説していきます。

気持ちも焦り、不安にも襲われますが、現状と対策を冷静に分析することが大切になります。

  • やみくもに教科書を暗記する
  • 世界史を捨てる
  • 難しい問題集に手を出す
  • 学校の進度に合わせる

やみくもに教科書を暗記する

世界史の勉強が間に合わないと感じると焦りが出てくるのは当然です。

この時、やみくもに教科書を前から読み進めて暗記していく勉強法は間違いです。

先ほど解説したように、まずは全体像を理解してから細部を埋めていく勉強法をしていかなければなりません。

全体像を見えずにやみくもに教科書で勉強していると、暗記した内容がどこに繋がるのかイメージできなくなってしまいます。

その結果このようなことが起きてしまいます。

  • 暗記が非効率になる
  • 一度暗記したものがすぐに記憶から抜ける

これらを防ぐためにも、必ず全体像の把握から勉強を徹底するようにしてください。

世界史を捨てる

世界史の勉強が間に合わないからといって世界史を捨てることはあまりおすすめではありません。

まずは志望校の配点を確認して、世界史がどれぐらいの割合を占めるか確認してください。

そして、もし志望校の受験科目の配点で世界史の割合が高いのであれば、捨てるのではなく志望校を変えるのも一つの手です。

先ほど解説したように、同じ経済学部であっても一橋大学と神戸大学では世界史が占める割合は大きく違います。

そのため世界史を捨てるのは最終手段で、世界史の配点が小さい大学に志望校を変えることも視野に入れて、冷静に判断するようにしましょう。

難しい問題集に手を出す

今のままでは世界史が間に合わないから、無理やり自分の志望校に合わせたレベルの高い問題集に手を出そうとする受験生がいます。

これまで何度も説明してきたように、問題集をやる前に必ず全体像の把握をするようにしてください。

この勉強をしなければ、いくら問題集を解いて復習したところで、それでは知識は線にはならず点でしかありません。

点の部分がそのまま本番の入試で出れば得点することもできるかもしれませんが、全く同じ問題が出題されることはまずありえません。

まずは自分の知識を線にしていくために全体像を把握してから、過去問対策と知識の補充を繰り返すことで学力を高めていくようにしましょう。

学校の進度に合わせる

学校で世界史の授業を受けている場合、通史まで授業が終えるのが試験ギリギリになってしまうことも少なくありません。

その時に学校の進度に合わせて受験勉強をするのは間違いです。

まずは世界史全体の大まかな流れを理解しつつ、授業の進度に合わせずどんどん勉強を進めていくようにしましょう。

そして授業を受験勉強の復習のような位置付けで受けられるようになれば理解を深めていくことができます。

そのため学校の授業の進度にはとらわれず、自分が志望校に合格するためのスケジュールを策定し、それを実行していくことがとても重要になります。

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