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勉強のやり方・コツ

【大学受験】日本史が間に合わない時にするべき5つのこと!短期間で偏差値アップ

大学受験の日本史が間に合わない時にするべきこと

受験生であれば受験戦略を立てたり、科目の優先順位を決めて勉強している方もいるでしょう。

特に英語や数学、国語は入試本番での配点も高く、成績が上がるまでに時間もかかるため、勉強に多くの時間を割いているはずです。

その結果、日本史の勉強が間に合わないという状況に陥ってしまう受験生も珍しくありません。

今回は「日本史の勉強が間に合わない」と感じた時にするべきことと、するべきでないことを解説していきます。

短期間で偏差値アップも期待できますので、最後まで読み進めてください。

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日本史が間に合わない時にするべきこと

日本史の勉強が間に合わないと感じた場合でも焦らず冷静に対処することが大事になります。

これからするべきことを解説していきますので、読み進めてください。

  • 志望校の日本史の配点を再確認する
  • 日本史の全体像を把握する
  • テーマごとの大まかな流れを理解する
  • 過去問を分析する
  • 過去問対策と知識の穴埋めを繰り返す

志望校の世界史の配点を再確認する

志望校の受験科目の配点を確認して、科目の勉強時間の配分を考えている受験生もいるでしょう。

まずは、改めて志望校の日本史の配点が何割程度占めるのか再確認してみましょう。

例1)2023年度の一橋大学の経済学部の場合、社会の配点は全体の2割を占めます。

二次試験で日本史を利用する受験生であれば、共通テストで20点、二次試験で160点の合計180点になります。

国語(共通テスト40点+二次試験110点)よりも配点が高くなるため、日本史の勉強はかなり優先して行うべきだと判断できます。

一橋大学 経済学部(2023年前期)
社会の割合:200点/1000点満点

国語40点
英語40点
地歴・公民20点×2
数学20点×2
理科50点
共通テスト(210点満点)
国語110点
英語260点
地歴160点
数学260点
個別学力検査(790点満点)

例2)2023年の神戸大学の経済学部で前期総合選抜の場合、社会の割合は1割もありません。

二次試験で社会を使うことはないため、日本史1科目の配点は37.5点になります。

つまり日本史だけであれば全体の0.5割ほどしかないため、日本史の勉強の優先度はあまり高くありません。

このように同じような科目を勉強していても、志望校によって科目ごとの配点は大きく異なります。

そのため、まずは自分の志望校の配点を確認して、日本史の優先度を把握するところから始めるようにしましょう。

神戸大学 経済学部(2023年前期総合選抜)
社会の割合:70点:800点満点

国語100点
英語100点
地歴・公民・理科37.5点×2 + 25点
数学50点×2
共通テスト(400点満点)
国語125点
英語125点
数学125点
個別学力検査(400点満点)

日本史の全体像を把握する

日本史の勉強が間に合わない場合は、教科書や参考書で細かな知識を蓄積していくよりも日本史全体の流れを把握していくことが大事になります。

日本史がどのように歴史を築いてきたのか、大きな出来事やターニングポイントとなる事柄を理解していきましょう。

そして日本史の全体像を自分の言葉で説明できるぐらい理解度を深めていくことが大事になります。

焦ってしまうと、どうしてもレベルが高い問題集に手をつけたり、別の参考書を購入してみたりと非効率な勉強方法をしてしまいがちです。

しかし、まずは基本に立ち返って日本史の全体像をきちんと理解することに時間をかけるようにしましょう。

テーマごとの大まかな流れを理解する

日本史を勉強していると、それぞれの時代で政治、経済、文化、外交といったテーマが解説されています。

それを時代ごとではなく、それぞれのテーマごとの流れについても理解するようにしていきます。

教科書には下記のような流れで記載されていることが一般的です。

例)
平安時代の政治、経済、文化、外交
鎌倉時代の政治、経済、文化、外交
室町時代の政治、経済、文化、外交

しかし、このような時代ごとの勉強だけでなく、それぞれのテーマごとの歴史も整理することが大事になります。

例)
政治史:平安時代→鎌倉時代→室町時代
経済史:平安時代→鎌倉時代→室町時代
文化史:平安時代→鎌倉時代→室町時代
外交史:平安時代→鎌倉時代→室町時代

共通テストや二次試験・一般入試では、一つの時代に関する出題だけでなく、時代をまたがった問題や、歴史の流れを問う問題が多く出題されます。

そのため上記のようにテーマごとの歴史の流れも理解しておくことが大事になります。

過去問を分析する

日本史の全体像とテーマの流れを理解できたら、時間がない場合は演習問題よりも過去問を優先していきます。

日本史という科目は大学によって出題形式や出題範囲に特徴が出やすい傾向にあります。

  • 原始・古代はあまり出題されない
  • 主に近代以降の歴史が出題される
  • 知識を問う問題よりも図表から読み取る問題が多い

など、自分の志望校の入試問題に傾向があるか確認しましょう。

注意)当然、全体から幅広く出題される場合もあります。

その場合は無理に傾向を分析しようとしないようにしましょう。

ただし一見すると全体から幅広く出題されているように見えても、毎年特定の範囲は必ず出題されているなどの傾向がある場合もあります。

このように志望校の出題に傾向がある場合は、その範囲を重点的に対策していくことで効率よく勉強を進められます。

過去問対策と知識の穴埋めを繰り返す

日本史の勉強が遅れていて、間に合わない場合は一問一答をやるよりも過去問対策で、どんどん問題に触れていくことをおすすめします。

一問一答の問題をやるよりも、少しでも多く本番に近い形式での問題に慣れておくためです。

そして、正解できなかったり知識が足りなかった箇所は教科書や参考書を使って知識の穴埋めを行うようにしてください

この時、すでに日本史の全体像の把握は完了しているはずです。

そのため穴埋めしていく知識は、その全体像のどの部分にあたるかを意識して勉強するようにしましょう。

そうすることで必要な項目を効率よく、理解しながら暗記していくことができます。

日本史が間に合わない時にしてはいけないこと

日本史が間に合わない時に、ついついやってしまいがちな間違った行動を解説していきます。

当てはまるものはないか確認してみましょう。

  • ノートに綺麗にまとめようとする
  • 因果関係を無視して知識を暗記しようとする
  • 学校の進度に合わせる

ノートに綺麗にまとめようとする

日本史の勉強をしている受験生で、とにかくノートに綺麗にまとめようとする受験生が多くいます。

しかし、これは非効率な勉強なので、日本史の勉強が間に合わない受験生にはあまりおすすめできません。

  • 日本史の全体像をまとめている参考書
  • テーマごとにまとめられている参考書
  • 教科書

ノートにまとめるよりも、この3つを上手に使いながら勉強していく方がとても効率的です。

ただし、テーマごとにまとめられている参考書は買わずに、自分でノートにまとめることは問題ありません。

この場合も「ノートに綺麗にまとめる」ことが目的ではなく、「暗記して理解する」ことが目的であることを意識しながらまとめるようにしてください。

因果関係を無視して暗記しようとする

日本史の教科書や参考書では重要な語句は黒の太字や赤字で強調されていますよね。

その語句の言葉と意味だけを暗記しようとするのではなく、その前後にどのような因果関係があるのかを理解して覚えるようにしましょう。

共通テストや二次試験・一般入試で出題される問題は、一問一答のようにシンプルに知識を暗記できているか問われる内容のものはあまりありません。

それよりも前後の因果関係から、どのようなことが起きたのか、どのようなことが読み取れるのかを問われる問題が多くなります。

用語を単純に暗記するのではなく、必ず前後にどのようなことがあったのかという繋がりを意識して勉強するようにしましょう。

そうすることで、単純に言葉の意味を暗記するよりも記憶の定着率も上がるため、効率良く暗記することができます。

学校の進度に合わせる

学校で日本史の授業を受けている場合、通史まで授業が終えるのが試験ギリギリになってしまうことも少なくありません。

日本史の先生はマニアックな方も多いので、ついつい小話が多くなってしまうのも原因かもしれません。

その時に学校の進度に合わせて受験勉強をするのは間違いです。

まずは日本史全体の大まかな流れを理解しつつ、授業の進度に合わせずどんどん勉強を進めていくようにしましょう。

そして授業を受験勉強の復習のような位置付けで受けられるようになれば理解を深めていくことができます。

そのため学校の授業の進度にはとらわれず、自分が志望校に合格するためのスケジュールを策定し、それを実行していくことがとても重要になります。

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