大学受験はスケジュールを立てて勉強を進めることで、下記のようなことが明確にたくさんのメリットがあります。
- 自分の目指している方向が正しいのか
- 今日は何を勉強すればいいのか
- 中長期的にどのような成績になっているのか
受験生の中には社会の科目として日本史や世界史を選んだ場合、いつから勉強を始めるべきなのか悩んでいる方もいでしょう。
今回は日本史や世界史はいつから勉強を始めるべきなのか、文系と理系、国公立と私立の志望別で解説していきます。
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目次
まずは志望校の日本史・世界史の配点を確認する
日本史・世界史の勉強をいつから始めるかを判断する前に、まずは志望校の配点を確認するようにしましょう。
志望校の配点によって日本史・世界史の重要度が人それぞれ異なるからです。
例)下記のように同じ経済学部でも一橋大学と神戸大学では、社会1科目の割合は、一橋大学は2割、神戸大学は1割以下と大きく異なります。
そのため、まずは自分の志望校の配点を確認して日本史・世界史の重要度を知るところから始めるべきなのです。
例)一橋大学経済学部と神戸大学経済学部
一橋大学 経済学部(2023年前期)
社会の割合:200点/1000点満点
国語 | 40点 |
英語 | 40点 |
地歴・公民 | 20点×2 |
数学 | 20点×2 |
理科 | 50点 |
国語 | 110点 |
英語 | 260点 |
地歴 | 160点 |
数学 | 260点 |
神戸大学 経済学部(2023年前期総合選抜)
社会の割合:70点:800点満点
国語 | 100点 |
英語 | 100点 |
地歴・公民・理科 | 37.5点×2 + 25点 |
数学 | 50点×2 |
国語 | 125点 |
英語 | 125点 |
数学 | 125点 |
日本史と世界史の向き不向きは下記の記事でまとめているので参考にしてみてください。
日本史・世界史の勉強はできるだけ早めに始めることが大前提
日本史・世界史は暗記がメインの科目なため、早く勉強しすぎると忘れてしまったり、知識を維持するために時間がかかるという考え方があります。
しかしそれを意識するあまり、勉強を始めるのが遅くなり受験本番までに目指していた水準に間に合わなければ意味はありません。
それであれば、できるだけ早めに始めるに越したことはないのです。
理想としては、受験勉強が本格化する高3生になる前に、日本史・世界史の全体像を把握できていればスムーズに受験勉強を始められます。
そのため、この後に日本史・世界史の効率の良い受験勉強のスケジュールを説明していきますが、大前提としてできるだけ早めに勉強を始めた方がいいことを理解しておきましょう。
日本史と世界史の勉強法については下記の記事でまとめているので参考にしてみてください。
(文系)国公立志望はいつから日本史・世界史の勉強を始める?
文系の国公立大学志望であれば、受験勉強を本格化した段階から徐々に日本史・世界史の勉強を始めるべきです。
先ほど例で説明したように、志望校によっては国語や英語と同じぐらい社会の配点が高い大学もあるからです。
夏休みまでに基礎固めを進める
夏休み前までに日本史・世界史の全体像を把握すること、そして一問一答と教科書を使って基礎固めができていれば理想です。
もちろん、この時点で基礎固めが完了していなくても問題はありません。
夏休み中には基礎固めが完了
夏休み中には一問一答と教科書をと使って基礎固めができているようにしましょう。
また、国公立の二次試験で日本史or世界史を利用する場合は一問一答以外に問題集1冊に取り組むようにしましょう。
そして夏休み明けの9月頃までを目処にその問題集を完璧にしていることが理想です。
9・10月以降は過去問対策がメイン
問題集が完璧になった9月・10月頃からは共通テストと二次試験の過去問対策に取り組んでいきます。
この段階で基礎固めが完了していなければ、過去問対策の時期を少し後ろ倒しにしてでも、基礎固めを徹底するようにしましょう。
二次試験で記述問題があるかも確認しておき、必要に応じて記述対策も進めていきます。
(文系)私立志望はいつから日本史・世界史の勉強を始める?
文系の私立大学志望であれば、受験勉強を本格化した段階から徐々に日本史・世界史の勉強を始めるべきです。
私立大学志望の場合、利用する科目は国語・英語・社会の3科目が一般的です。
志望校によっては社会の配点が国語や英語と同じぐらい高い場合もあります。
夏休み前までに基礎固めが完了
夏休み前までに日本史・世界史の全体像を把握すること、そして一問一答と教科書を使って基礎固めができているようにしましょう。
私立大学志望の場合、勉強する科目が3科目と少ないので確実に社会で高得点を取れるように時間をかけて勉強するべきなのです。
夏休みから演習問題と過去問対策
この時点で基礎固めがまだであれば、焦らず基礎固めを徹底するようにしましょう。
基礎固めができていない状況で問題集や過去問対策を始めても成績を上げることができないからです。
基礎固めが完了している場合は演習問題に取り組むようにしましょう。
夏休み中にこの演習問題を1冊完璧にしておいて、余裕があれば少しずつ過去問対策を始められると理想的です。
9・10月以降は過去問対策がメイン
問題集が完璧になった9月・10月頃からは共通テストと二次試験の過去問対策に取り組んでいきます。
二次試験で記述問題があるかも確認しておき、必要に応じて記述対策も進めていきます。
(理系)国公立志望はいつから日本史・世界史の勉強を始める?
理系の国公立大学志望の場合は、基本的に対策するのは共通テストのみになります。
そのため夏休み頃から始めても間に合うので、夏休み前までは英語・数学・理科を重点的に勉強するようにしましょう。
また、日本史・世界史といった社会科目の配点があまり高くないことも特徴的です。
夏休みから基礎固めを始める
夏休み頃から日本史・世界史の全体像を把握すること、そして一問一答と教科書を使って基礎固めを始めていきましょう。
夏休み中に基礎固めが完了していることが理想ですが、完了できていなくても、おおよその目処が立っていれば問題ありません。
10月までには基礎固めを完了する
夏休みに基礎固めが完了していない場合、10月までには基礎固めを完了させておきましょう。
共通テスト対策のみですので、基礎固めの後にもう1冊問題集に取り組む必要はありません。
11月以降は過去問対策がメイン
基礎固めが完了したら共通テストの過去問対策に移りましょう。
二次試験で日本史・世界史を利用することはないため、記述対策は不要です。
日本史・世界史の勉強を始める時に意識するポイント
日本史・世界史の勉強を始めるスケジュールについて解説してきました。
最後に、日本史・世界史の勉強を始める時に意識するべきポイントについて解説していきます。
- 目標の学力を明確にしておく
- まずは全体像をつかむ
目標の学力を明確にしておく
日本史・世界史を大学受験で利用する場合でも人によって重要度が異なり、目指す学力も異なります。
- 共通テストで8割を目指す
- 一般入試で7割を目指す
- 共通テストで9割、二次試験で7割を目指す
などのように、あらかじめどのレベルを目指すのかゴールを明確にしておくようにしましょう。
注)日本史や世界史のような科目は掘り下げようと思えば、ネットや図書館を利用することでいくらでも掘り下げることができてしまいます。
勉強を始める段階から、自分がどのレベルまで学力を伸ばしたいのか、常にゴールを意識して勉強するようにしましょう。
そうすることで日々の勉強の方向性が正しいのか、そしてこのままのペースで勉強することでゴールに達することができるか考えながら受験勉強に臨むことができます。
まずは全体像をつかむ
日本史や世界史の勉強を始める時に、いきなり教科書を前から読み進めて暗記しようとする受験生がたくさんいます。
しかし、この勉強方法は間違いです。
日本史・世界史どちらの選択であっても、まずは全体像をつかむ必要があります。
日本史であれば日本の歴史がどのように移り変わってきたのか、大きな出来事やターニングポイントをまずは理解しましょう。
そこから、大きな出来事の合間合間にどのようなことがあったのか、細かな知識を教科書などで埋めていくようにしましょう。
そうすることで暗記した語句の前後の因果関係が意識でき暗記の効率や理解度が上がるのです。
そのため、まずはこれから何を学ぶのか全体像を把握することを徹底しましょう。
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