大学受験対策のために塾・予備校に通おうとするとどれぐらいの費用がかかるか不安ですよね。
調べてみると年間50万だったり、100万だったりと出てくるサイトによって金額が違っていますよね。
塾経営者としてリアルにどれぐらいの費用がかかるのか、どのようにすれば費用を安くできるかを解説していきます。
目次
【大学受験】高校生のみんなは塾・予備校にどれぐらい費用がかかってる?
まずは高校生のみんながどれぐらい塾・予備校に費用がかかっているのか、文部科学省が公表している令和3年度子供の学習費調査のデータをもとに確認していきましょう。
下記は公立高校と私立高校、それぞれで塾・予備校や家庭教師などにかかっている年間費用の平均になります。
高校3年生になれば、平均で20〜30万円ぐらいは塾や家庭教師などにお金がかかっていることが分かります。
公立高校
高校1年生 | 高校2年生 | 高校3年生 | |
通信教育 家庭教師費 | 17,693円 | 17,305円 | 13,984円 |
学習塾費 | 80,674円 | 107,774円 | 170,790円 |
私立高校
高校1年生 | 高校2年生 | 高校3年生 | |
通信教育 家庭教師費 | 26,300円 | 23,472円 | 29,899円 |
学習塾費 | 110,873円 | 179,923円 | 225,035円 |
高校生の50%は塾・予備校を利用しておらず、上記の平均費用には、その通塾していない高校生の分も平均の計算には含まれています。
そのため、塾・予備校に通う際に実際にかかる費用よりもかなり少なく現れています。
高校生のみんながいつから塾に通っているかは下記の記事を参考にしてください。
【大学受験】高校生の塾・予備校にかかる費用内訳
塾・予備校にかかる年間費用の内訳は主に以下は6つになります。
- 授業料
- 季節講習費
- 入塾金
- 教材費
- 諸経費
- 模試代
(授業料)
授業料はイメージしやすいかと思いますが、希望した講座に対してかかる費用になります。
ここが塾によって大きく異なり、個別指導や集団指導など授業形式によって大きく差が出る部分です。
具体的な金額は後ほど説明します。
(季節講習費)
季節講習費は、意外と入塾の際に気にしない方が多いので注意が必要です。
想像していた以上に金額は高くなり、10万〜30万はかかることが多いでしょう。
こちらも受講する科目数などで大きく金額が変わります。
(入塾金)
塾によって多少の違いはありますが、3〜5万に設定していることが多いです。
(教材費)
塾で使用する教材にかかる費用で、年間で1〜2万ほどかかると考えておくといいでしょう。
(諸経費)
塾の設備の維持費などに充てられるお金で、これも年間1〜2万ほどかかると考えておきましょう。
(模試代)
模試を受ける回数によって変わりますが、河合塾や駿台、代ゼミでは1回5,000円ほどになります。
5〜6回ほど受けるぐらいでいいので、トータルでは約3万円になります。
【大学受験】高校生の塾・予備校の費用相場(授業形式別)
先ほどの授業料のところでも説明しましたが、授業形式によって授業料が大きく変わります。
塾の費用のほとんどは授業料になりますので、授業形式別の年間と月間費用を説明していきます。
個別指導
個別指導の授業料は以下のようになります。
高3生ですと週一回の授業で1.6万円ほど
高1・2生であれば週一回の授業で1.3万円ほどになります。
【週2〜4回通った場合】
月間授業料 | 年間授業料 | |
高3生 | 3.2〜6.4万 | 38.4〜76.8万 |
高1・2生 | 2.6〜5.2万 | 31.2〜62.4万 |
季節講習費、入塾金、教材費、諸経費などを含めると、年間費用はおおよそ以下のようになります。
高3生:60〜100万
高1、2生:50〜80万
講師と生徒が1対1で授業を受ける場合、金額が高くなる場合もあるのでよく確認しておきましょう。
予備校・集団指導
予備校・集団指導は1年間を通しての年額費用であることが一般的です。
予備校や集団指導は年間スケジュールに従って、決められた授業を行う仕組みになっているからです。
予備校・集団指導は年間授業料が40〜80万ほどになります。
季節講習費が別途かかる場合もあり、トータルの年間費用で50〜100万と塾によって大きく異なります。
予備校・集団指導は塾によって料金設定がの仕組みが大きく違いますので、塾に問い合わせて確認することが一番確実になります。
コーチング
大学受験対策の塾・予備校では授業を行うティーチングだけでなく、コーチが学習管理をしてくれるコーチング塾が増えてきています。
志望校合格までの勉強計画や、自学自習の管理などをしてくれるため、受験の進め方に不安がある受験生におすすめです。
ただし、ほとんどのコーチング塾では科目別の指導を受けられないというデメリットもあります。
面談やサポートの手厚さによって金額が変わりますが、毎月5万円ほどはかかることが一般的です。
その代わり、季節講習費がない塾が多いため年間費用としては70万ほどになるでしょう。
オンライン予備校・家庭教師
オンライン予備校・家庭教師についても紹介しておきます。
オンライン授業は、パソコンやタブレットを通して授業を受けることになります。
パソコンやタブレットを揃える費用がかかりますが、交通費が不要という側面もあります。
対面での1対2や1対3の授業料と同じぐらいの金額で、オンラインで1対1の授業が受けられるのでお得です。
年間費用も高3生で60〜100万、高1、2生:50〜80万円ほどになります。
少ない費用で大学受験の塾をお探しの方は、ぜひ大学受験予備校ライトを検討してみてください。
高1・2生であれば15,400円、高3生であれば22,000円で全科目のコーチングを受けることが可能です。
この金額で、下記のサービスを全て受けることができるので、少しでも興味を持たれましたらお気軽にお問い合わせください。
- 最短で志望校合格を目指す受験戦略
- 志望校合格から逆算して作成したカリキュラム
- 全科目の勉強法指導、進捗管理
- 毎日の自学自習の徹底サポート
それ以外の季節講習費や教材費は不要のため、塾に支払う費用は授業料と入塾金のみになります。
【大学受験】高校生の塾・予備校の費用を安くする7つの方法
ここまで大学受験対策のための塾費用について説明してきましたが、やはり年間で50万円以上かかってしまいます。
費用を少しでも安くしたいと考えるのは当然のことですので、塾・予備校の費用を安くする6つの方法を紹介していきます。
- 受講する科目を減らす
- 季節講習を受けない
- キャンペーンを狙う
- 兄弟、姉妹と同じ塾に通う
- 通信講座を受ける
- 特待生として入塾する
- オンライン塾・予備校を活用する
受講する科目を厳選する
授業料は受講する科目数によって大きく異なります。
1科目の費用が1.5万円だった場合、それを4科目受けると単純計算で6万になります。
受講する科目が多くなればなるほど、当然費用も高額になってしまいます。
そのため受講する科目を減らせば費用も当然少なくなってくるのですが、少し注意が必要です。
費用を減らそうとして受講すべき科目まで減らしてしまい、志望校に合格できないことになれば、本末転倒になります。
「受講する科目を減らす」という考え方ではなく、「自分にはどの科目の受講が必要か」という観点で受講する科目を絞るようにしましょう。
季節講習を受けない
季節講習も年間で10〜30万ほどはかかるため、ここを減らすと費用も大きく減らすことができます。
ただし、先ほどと同じように単に減らすのではなく、必要な科目はしっかりと受講する注意しましょう。
- 毎月の授業で順調に成績が上がっている科目は、季節講習は受けない
- 逆に夏休みや冬休みを使って、ガッツリ成績を上げたい科目は季節講習を受ける
というような工夫をすることで、必要以上の出費を防ぐことにつながります。
キャンペーンを狙う
塾によっては下記のようなキャンペーンを行っている場合があります。
- 入塾金が無料
- 入塾から1か月は授業料無料 など
注意点としては塾に通う一番の目的は志望校に合格することです。
キャンペーンをしている塾から選ぶのではなく、自分に合いそうな塾のリストの中にキャンペーンを行っている塾がないか探してみることをオススメします。
兄弟、姉妹と同じ塾に通う
これは大学受験対策の塾よりも高校受験対策の塾に多いイメージがありますが、兄弟や姉妹と同じ塾に通うことで入塾金や授業料が安くなることがあります。
兄や姉がいる方で、塾に通っていたのであればその塾に確認してみるといいでしょう。
通信講座を受ける
オンライン個別指導ではなくスタディサプリのような通信講座を受けることで費用を安くすることができます。
この方法のデメリットとしては、映像授業なので自分自身である程度勉強でき、勉強する習慣が身についている必要があります。
また授業の質問や進路相談ができない、しにくいといったこともあるので注意が必要です。
塾の特待生になる
塾を経営していくためには華々しい合格実績というものは魅力的なのです。
授業料を免除してでも優秀な生徒には入塾して志望校に合格してほしいという考えを持つ塾もあります。
最近はこのような制度を設けている塾はあまり見かけないようになりましたが、希望の塾がある場合は特待生の制度があるか確認してみるといいでしょう。
オンライン塾・予備校を活用する
オンライン塾・予備校は対面と同じ内容の授業を受けられる場合でも、対面よりも費用が安くなることがほとんどです。
その理由は、塾・予備校側としては校舎などの固定費がかからないため、授業料を安くしても利益を保つことができるからです。
オンラインでの授業は向き不向きもありますが、パソコンを通しての授業や指導がストレスでない場合は、オンライン塾・予備校を活用することをオススメします。
【大学受験】塾・予備校の費用が想定以上に多くなってしまう理由
塾のHPに記載されている金額を見て「この塾は安そうだな」と思っても、通い始めると想定以上に費用がかかることが少なくありません。
その理由について解説していきますので、塾選びの際に参考にしてください。
- HPに金額の概算だけで、詳細が記載されていない
- 季節講習費を計算に入れていない、HPに記載されていない
- より多くの科目を受講するよう勧められる
HPに金額の概算だけで、詳細が記載されていない
塾の料金について、当塾のように金額を全て明示している塾と、「詳細はお問い合わせください」としか記載がない塾があります。
後者の場合、まずは問い合わせをさせて、あとは上手に説明して契約に繋げることを作戦にしていることもあります。
塾講師や経営者は生徒に説明するのが仕事のため、説明上手や口が上手い人が多いので注意しましょう。
また、HPには「〇〇円〜」という記載があっても、実際に希望のサービスを受けようと思うと、それ以上にかかる場合がほとんどです。
HPに具体的な金額が記載されていない場合は、自分が想定している以上に高額になる覚悟をして問い合わせると良いでしょう。
季節講習費を計算に入れていない、HPに記載されていない
塾の費用のほとんどは授業料ですが、季節講習費も10〜30万ほどする場合も多く、無視できません。
しかし、塾のHPには季節講習費について具体的に記載されていないことが多々あります。
そのため入塾を検討している際に、授業料のみでおおよその費用を計算してしまいがちです。
しかし夏と冬、それに加えて春にも追加で費用がかかる場合もあります。
塾に問い合わせをする場合は季節講習費についても必ず確認するようにしましょう。
より多くの科目を受講するように勧められる
入塾する際や、塾に通い始めてから、自分が希望している以上の科目を受講するよう勧められることも少なくありません。
塾側が生徒のことを思って勧めている面と、より多くの利益を得たいために勧めている面の両方があります。
このようなことに不安がある場合は、以下のことを意識することをオススメします。
- 入塾する際は必要最低限の科目を受ける
- 入塾後に「違う科目も受けたい」「受ける価値がある」と思ったら受講科目数を増やす
実際に授業を受けてみて「分かりやすいな」、「他の科目でも受けたいな」と感じれば科目数を増やしていくと良いでしょう。
安い費用で全科目の指導を受けるなら大学受験予備校ライトがオススメ
安い費用で大学受験対策の全科目の指導を希望している高校生は大学受験予備校ライトの利用を検討してみてください。
ライトはコーチング×個別指導を行っています。
コーチングでは、高3生は22,000円、高1・2生は15,400円で下記のように大学受験を成功させるうえで必要なサポートを全て受けられるようになっています。
- 全科目の勉強方法の指導
- 志望校や併願校に最短で受かるための受験戦略
- 年間、毎日の勉強計画
- アプリや面談を通して学習管理
さらに、苦手科目や重要な科目については対話重視のアウトプット型の個別指導を受けることができます。
この個別指導では「暗記」ではなく「理解」することに焦点を当て、講師と1対1で対話形式で授業を進めていきます。
このように自学自習や大学受験の進め方を徹底サポートしながら、必要な科目は個別指導を受けることができます。