- 子供には塾とスタディサプリどっちがおすすめなのかな?
- スタディサプリはどういう子供におすすめのサービス?
- そもそも塾とスタディサプリを併用してもいい?
塾とスタディサプリにはそれぞれメリットがあるため、自分の子供はどちらが最適なのか決めきれないという保護者の方も多いでしょう。
もし上記のようなことにお悩みであればぜひこのまま読み進めてください。
現役の塾講師が、塾とスタディサプリどっちがおすすめなのか忖度なしで解説していきます。
目次
塾のメリット・デメリット
塾とスタディサプリを比較した際、塾に通うメリットとデメリットは以下のようになります。
(塾のメリット)
- 対面での指導とサポートが受けられる
- 学習環境が整えられる
- 自分に合った指導方法を選ぶことができる
(塾のデメリット)
- 費用が高い
- 講師の質や相性のブレが大きい
対面での指導とサポートが受けられる
塾の最大のメリットは、対面で直接指導を受けられることです。
スタディサプリだと映像授業のため講師は目の前にいませんが、塾だと講師が目の前にいるため授業に緊張感が出たり、分からないところをすぐに質問することができます。
また、講師が生徒の表情や反応を見ながら指導を進めるため、生徒の理解度に応じて教え方を調整してくれる点も対面指導ならではの利点です。
学習環境が整えられる
塾は静かで適度な緊張感のある教室で学ぶことができるため、勉強に集中出来る環境が整えられています。
また周りに同じように授業を受けている生徒やライバルがいることで、勉強のスイッチが入りやすかったり、モチベーションを維持しやすいというメリットにもつながります。
これらは自宅ではなかなか作れない学習環境と言えるでしょう。
また決まった時間に通うことで、学習のリズムを作りやすく、自然と勉強習慣が身につくことも期待できます。
自分に合った指導方法を選ぶことができる
塾にはさまざまなタイプがあり、個別指導や集団指導、さらには少人数制のクラスなど、自分に合った指導方法を選ぶことができます。
(個別指導)
生徒一人ひとりの理解度やペースに合わせて指導内容をカスタマイズできるため、特定の苦手分野に集中して取り組むことが可能です。
(集団指導)
クラスメイトと競い合いながら学習することでモチベーションを高められます。
こうした多様な指導スタイルがあるため、自分の学習スタイルや性格に合った指導方法を選択できる点が塾の魅力です。
費用が高い
塾に通う際の最大のデメリットは、費用が高いことです。
月謝だけでなく、教材費や模試代、季節講習などの追加費用がかかる場合もあり、総額はかなりの金額に上ることがあります。
特に、個別指導塾や進学塾では月数万円の費用が発生することが一般的で、長期間の利用となると家計に大きな負担を強いることになります。
また、科目ごとに別途費用が発生する塾もあり、複数科目を学びたい場合にはさらに費用がかさむため、事前にしっかりと予算を考える必要があります。
講師の質や相性のブレが大きい
塾によって講師の質や教え方にはばらつきがあり、生徒と講師の相性も学習効果に大きく影響します。
最近は大学生が講師をしている個別指導塾も非常に増えてきているため、やはり講師の質についてはバラつきが大きくなります。
教え方が上手で親しみやすい講師に当たれば、モチベーションが高まり、学習がスムーズに進むことがありますが、逆に相性の合わない講師の場合、学習意欲の低下や内容の理解が進まないこともあるので注意が必要です。
スタディサプリのメリット・デメリット
(スタディサプリのメリット)
- プロ講師による質の高い授業が受け放題
- コストパフォーマンスが非常に高い
- 時間に縛られず自由な時間に学習ができる
(スタディサプリのデメリット)
- 質問がしづらい、できない
- 勉強を継続するためには自己管理能力が必要
プロ講師による質の高い授業が受け放題
スタディサプリの最大のメリットは、プロ講師による質の高い授業をいつでも好きなだけ受けられる点です。
塾講師の私も普段から使用することがありますが、知識の暗記だけでなく、難解な内容もわかりやすく噛み砕いて説明してくれるため理解につながりやすい授業がとても魅力的です。
また高校受験や大学受験対策の講座も豊富に用意されているため、定期テスト〜受験対策まで幅広い目的を、スタディサプリの利用だけで完結させることができます。
コストパフォーマンスが非常に高い
スタディサプリは月額2,178円ですべての映像授業が受け放題という、非常にコストパフォーマンスに優れているサービスになります。
塾だと受講する科目が増えるごとに受講料が増えることが一般的ですが、スタディサプリは何科目受講しようと月額2,178円なのです。
一般的な塾や予備校と比較すると圧倒的に安い価格で質の高い講義を受けられるため、特に費用面で塾の利用に悩んでいる人にとって魅力的です。
時間に縛られず自由な時間に学習ができる
スタディサプリはオンライン学習サービスのため、24時間いつでも好きな時間に受講することが可能です。
- 部活で帰ってくるのが20時を超える
- 生徒会や学校のイベントで忙しい
- 習い事を複数通っているので塾に通えない
このようにお悩みの方でも、スタディサプリは1回の授業が5〜10分程度なので通学時間や習い事の合間などスキマ時間を有効活用することができます。
また通学が必要な塾とは異なり、移動時間を気にせず自宅や外出先で手軽に学習を始められる点も魅力的ですね。
質問ができない
スタディサプリはオンラインの映像授業がメインのため、分からないところをリアルタイムで質問することができないデメリットです。
塾や学校のようにその場で疑問点を解決できる環境がないため、わからない部分を放置してしまうリスクがあります。
学校の先生や保護者の方に質問ができる環境であれば問題はありませんが、近くに質問できる人がいない場合はスタディサプリには下記のようなコースも用意されているため検討してみましょう。
(スタディサプリ中学講座)
月額1万円程度で『個別指導塾オンライン』のコースも選択でき、週1回の個別指導で質問をすることが可能
(スタディサプリ高校/大学受験講座)
月額1万円程度で『合格特訓コース』を選択でき、コーチに質問することが可能
勉強を継続するためには自己管理能力が必要
スタディサプリは自分でスケジュールを立てて学習を進めるスタイルであるため、継続的に学習するには自己管理能力が求められます。
塾や学校のように決まった時間に通う必要がないため、自分の意思で勉強を続けることが難しいと感じる場合があります。
また、他の予定や誘惑に流されて勉強を後回しにしてしまうリスクもあるため、自宅学習に慣れていない人や、自分を律して学習を続けるのが苦手な人にとっては、スタディサプリの継続が課題となることがあります。
塾とスタディサプリの費用を比較
塾とスタディサプリの費用を表に表すと下記のようになります。
塾の個別指導と集団指導の費用につきましては、多くのケースがこの金額帯に収まると認識していただければと思います。
塾(個別指導) | 塾(集団指導) | スタディサプリ | |
入会金 | 10,000〜30,000円 | 5,000〜20,000円 | なし |
月額費用 | 20,000〜60,000円 | 10,000〜40,000円 | 2,178円 |
年間費用 | 240,000〜720,000円 | 120,000〜480,000円 | 26,136円 |
追加費用 | 教材費 模試費用 など | 教材費 模試費用 など | なし |
年間費用を比較すると塾の場合は最低でも10万以上はかかりますが、スタディサプリは26,136円なので非常にリーズナブルであることが分かります。
また、スタディサプリで使用するテキストはすべてPDFでダウンロードすることができるため、教材費も不要です。
費用面を比較するとスタディサプリがいかに低価格が分かりますね。
塾はこのような人におすすめ
塾をおすすめする人の特徴
- 対面の指導やサポートが欲しい人
- 強制的に勉強する環境に身を置きたい人
- 身近に自分のレベルや目的にあった塾がある人
- 他の生徒と競争したり刺激をもらいながら勉強したい人
- 質問や相談がスムーズでできる環境で勉強したい人
スタディサプリはこのような人におすすめ
スタディサプリをおすすめする人の特徴
- プロ講師からの質の高い授業を受けたい人
- 映像授業で効率良く学習を進めたい人
- コストを抑えて学習をしたい人
- 部活や習い事で忙しいけど勉強も頑張りたい人
- 1回の授業で理解するのが難しいから何度も繰り返し授業を受けたい人
塾とスタディサプリの併用はOKです!
塾とスタディサプリにはそれぞれに強みがあるため、両者の強みを活かすために併用することはもちろん問題ありません。
当塾とスタディサプリを併用している生徒も多くいますし、実際に成績を大きく伸ばすことができているので、私も必要に応じてスタディサプリの併用を提案することもあります。
塾とスタディサプリを併用する時は、それぞれの役割を明確にすることだけは注意してください。
(例)
スタディサプリ:知識のインプット
当塾のようなコーチング塾:問題の解説、質問、相談、勉強計画の作成など
このように塾とスタディサプリをなんのために併用するのかを明確にしておくことが、成績を上げるために重要になります。
塾とスタディサプリを併用するコツ
- 個別指導塾やコーチング塾でスタディサプリの弱点を補う
- 集団授業の予習・復習としてスタディサプリを使う
個別指導塾やコーチング塾でスタディサプリの弱点を補う
【役割】
スタディサプリ:知識のインプット
個別指導塾・コーチング塾:問題の解説、質問、相談、勉強計画の作成など
先ほどの例と同じように、スタディサプリを知識のインプットとして使い、個別指導塾やコーチング塾では問題の解説や質問などに使うという方法です。
スタディサプリは優れた映像授業を提供していますが、質問できないという弱点があるため、それを個別指導やコーチング塾で補います。
スタディサプリで予習・復習を行った上で、個別指導塾やコーチング塾で疑問点を解消する流れを作ると学習の効率が格段に上がります。
集団授業の予習・復習としてスタディサプリを使う
【役割】
スタディサプリ:予習・復習
集団指導塾:学習環境が整備された状況で授業を受ける
集団指導塾では周りに生徒がいたり、対面で授業を学ぶことができるため緊張感や刺激をもらうことができ集中できる学習環境が整備されています。
集団指導塾で学習することをメインとしつつ、サブツールとして予習・復習のためにスタディサプリを使う方法もあります。
スタディサプリを予習・復習用に利用することで、前もって知識を入れた状態で集団授業に臨んだり、集団授業で学んだ内容を自分のペースで振り返ることができます。
迷ったらスタディサプリの無料体験から始めればいい
スタディサプリは評判が非常に高く、多くの学生に支持されているオンライン学習ツールになります。
塾との併用も可能ですし、今までよりも効率良く成績を伸ばすことが期待できます。
今なら2週間の無料体験も実施しているため、まずはお試しして「なんか違うな」「続けられそうにないな」と思ったら退会してしまえば良いのです。
使うかどうか迷っている場合は、迷わず利用することをおすすめします。
まずは、ぜひ無料で体験してみてください。