最近では社員の副業を認める会社が増えています。
社会情勢や、働き方の多様性が広まったためだと考えられます。
何の副業をしようか考えるとき、自分の興味のあることや得意なことを活かした業界を選びたいと考える人も多いのではないでしょうか。
あなたが自分の知識を活かして「塾講師」のアルバイトを副業として考えている場合、掛け持ちが可能な業種なのか気になりますよね。
今回は、会社員が塾講師を副業にした場合に注意すべき点を、徹底解説します。
両立するコツもお伝えしますので、検討中のあなたは必見です!
目次
塾講師のバイトは社会人にオススメ
隙間時間に稼げる
結論から言いますと、社会人が塾講師バイトを副業に選ぶことは、非常にオススメできます。
その理由として一番大きいのは、時間的拘束が最小限で、隙間時間に稼げるという利点があるからです。
具体的に説明しますと、居酒屋やコンビニは長時間勤務ができない場合、例えば1日2~3時間しか働けない場合は、採用されないことが多いです。
一方、塾講師の場合は1日1コマ、つまり小学生であれば45~60分の授業、高校生の予備校では90分の授業ができれば、採用される可能性があるのです。
このように塾講師バイトは短時間の労働時間でも採用される可能性があり、隙間時間をつかって副業できるのでオススメです。
体力的につらくない
副業として塾講師を選べば、身体的・体力的につらくないことも魅力の一つです。
確かに勉強を教えることは頭が疲れることはあるかもしれませんが、動き回るなどの肉体労働をするわけではないので、体力的には他の副業バイトと比較したら楽なのです。
ただでさえあなたは8時間ほど拘束されて本業を頑張っていますので、副業の時間は身体がクタクタになってしまっているかもしれません。
そのような状態でさらにハードな業界のバイトをすると、身体を壊してしまうリスクがあります。
ですから、体力的につらくない塾講師バイトがオススメなのです。
仕事の気分転換ができる
塾講師バイトは、仕事の気分転換ができるという点でもオススメです。
なぜなら本業の仕事では、サラリーマン(大人)とのやり取りで気が滅入ってしまうこともあるかと思いますが、あまり触れあうことのない学生と触れ合うことで気分転換になるからです。
学生が自分の夢に向かって頑張っている姿を見ることで、フレッシュな気持ちを取り戻せるかもしれませんね。
本業と違う雰囲気にいるだけでも、気分がリフレッシュできることもあります。
このように、副業とは言え、あなたの気持ちをリセットさせてくれる塾講師バイトはオススメです。
塾講師のバイトを仕事と両立させるコツ
シフトは徐々に増やす
副業として塾講師バイトを選んだ場合、すぐにたくさんの授業を受け持たず、徐々にシフトを増やすようにしましょう。
塾講師は事前準備も必要となりますし、何より志望校に向けて頑張っている学生が相手ですので、余裕のない状況で授業を行うのは失礼にあたります。
はじめはどのような感じで授業が行われるのかの指導をしっかり受けて、生徒とコミュニケーションを取りながら段々とコマ数を増やしていく方がベターです。
ですから、シフトは最初抑え、そして段々と増やすようにしてください。
自分が得意な科目のみ教える
塾講師バイトの採用面接で得意な科目を伝えるようにしましょう。
自分の得意な科目を教えるほうが効果的ですし、精神的にも負担がかなり軽くなります。
具体的に説明しますと、あなたを含め社会人は学生の勉強から離れていた期間が長い人も多いと思います。
勉強が得意だとはいえ、現役の学生にしっかりと教えるにはそれなりの予習が必要となります。
そのため、自分の得意科目だけを担当することで、予習や事前準備への負担を減らすことができるのです。
このように、自分の得意な科目のみ教えることをオススメします。
仕事の繁忙期を想定しておく
予め、本業の繁忙期を把握しておくと良いでしょう。
塾講師は曜日・時間固定の場合が多いので、あらかじめ本業の繁忙期になっても大丈夫なようにシフトの希望を出しておくのが、うまくいくコツです。
本業の業種によっては、週末が忙しい、月末が忙しいなど何らかの傾向があると思います。
塾は半期~一年単位で授業スケジュールを組みますので、最初に何も考えずにシフトを入れてしまうと、後々大変になり後悔することがあります。
ですから、本業の繁忙期を想定したうえでシフトを申請するようにしましょう。
自分に合ったレベル・授業形式で働く
副業する塾を選ぶ際は、自分に合ったレベル・授業形式を選択しましょう。
レベルの高い大学受験の集団指導よりも、個別指導での補習を手伝うなど、自分に合った塾で働くことで負担を減らすことができます。
塾には様々な形態があります。
例えば難関大学へ進学するための大手予備校から、小学生が学校の補習をするための小さな塾までありますし、授業形式も集団指導塾や個別指導、オンライン塾など様々です。
自分のレベルに合わないレベルだと、副業のために費やす時間が多くなり、本業の仕事に悪影響が出てしまうことも考えられます。
ですから、自分に合ったレベル・授業形式を見極めるようにしましょう。
社会人が塾講師のバイトをする時の注意点
職場の副業規定は遵守する
本業の会社の就業規則についてまずは必ず確認しましょう。
そもそも副業が禁止されているのに副業をしてしまうと、就業規則を違反することになってしまいます。
違反が発覚した場合、減給や降格、解雇などあなた自身が困ることになりますので、まずはしっかり会社の就業規則を確認してください。
確定申告を必ず行う
塾講師バイトで収入が年間20万円を超える場合は、必ず確定申告を行いましょう。
通常正社員であれば、源泉徴収で毎月の所得税が天引きされていますし、税金を払いすぎている場合は年末調整で還付されます。
年末調整は1社からしか提出できないため、副業先の収入が年間20万円を超える場合は自分で確定申告をしなければなりません。
このように、副業の場合は会社任せではなく、自分自身で収入や税金について管理をしなければならないことを覚えておきましょう。
バイトだからと無責任な行動はしない
副業バイトだからと言って、無責任な働き方はしないようにしましょう。
副業は本業よりも手を抜いてしまいがちですが、塾講師は学生たちの「先生」という立場であることを自覚しなければなりません。
先生は未成年に対して、お手本となる大人でなければなりませんね。
そして学生が塾に通う目的は、一生懸命勉強を頑張って自分の成績を上げ、志望校に合格するためです。
この学生たちの気持ちを常に意識して、社会人として責任ある行動をしましょう。