受験生でD判定が出た場合、落ちるのか、それとも合格する可能性があるのか悩みますよね。
E判定であれば、かなり合格の可能性が低いことが感覚的に分かります。
しかしD判定であれば、「このまま頑張れば受かるのかな?」とむしろE判定よりも判断が難しい場合もあるでしょう。
今回は模試でD判定だった場合受かるのか落ちるのか、ここから逆転合格するコツについても解説していきます。
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目次
D判定の合格率
大学受験勉強中に自分の実力を試すために、模試を受けることが一般的ですね。
まずは模試の合格率についておさらいしましょう。
模試はA~E判定の区分で結果が出ますが、志望校に対する合格率は下図の通りです。
このようにD判定は合格率が20%〜40%のため、現在D判定だと合格の可能性は低いと考えておくべきです。
D判定は落ちる?受かる?
D判定は合格率が20〜40%のため、D判定の受験生でも2〜4割の受験生は志望校に合格していると考えがちです。
これまで受験生を多く見てきた私の経験ですが、現実としてD判定をとった受験生が、志望校に合格することはほとんどありません。
志望校に合格できるのは、やはりC判定以上の結果をとっている受験生がほとんどです。
そのため「D判定は落ちる」と考えて、これからの勉強に励むようにしましょう。
志望校はいつまでD判定のままでも大丈夫?
いつまでD判定でも逆転合格を狙えるのか、一概には「◯月までなら大丈夫」と断言することはできません。
一人一人勉強の進度も違えば、勉強法も違います。
あくまで目安程度ですが、いつまでD判定でも志望校に合格できる可能性があるのか解説していきますので参考にしてみてください。
高1から高3の夏まではD判定でも間に合う
高1・高2生の間は受験勉強も本格化していないため、この時期にD判定をとっていてもあまり気にする必要はありません。
また、多くの受験生は下記のように受験勉強を進めていきます。
- 高3から受験勉強を本格化
- 高3の春から夏休み前までは暗記などのインプット
- 高3の夏休み頃から演習問題のアウトプットがメイン
このような流れで勉強する場合、成績が上がるのはアウトプットに力を入れ始めた夏休み以降になります。
そのため上記の流れで勉強を進めている受験生であれば高3の夏までD判定であっても、夏以降に成績が一気に上がる可能性があります。
高3の秋までにD判定に上がっている場合
高3の夏の模試でE判定 → 高3の秋の模試でD判定
このように夏から秋にかけてD判定に上がっている場合は、勉強の成果が少しずつですが実っていることになります。
このようにD判定に上がっている受験生であれば秋以降にもぐんぐんと成績が伸びる可能性があります。
高3の秋までにD判定に下がっている場合
高3の夏の模試でC判定 → 高3の秋の模試でD判定
このような夏から秋にかけて模試の判定が下がっている場合は注意が必要です。
模試の判定が下がってしまう理由はいくつかあります。
- 勉強のやり方が非効率
- 勉強の量が足りない
- 模試でケアレスミスが多かった
- 前回の模試はたまたま良かっただけ など
このように「なぜ模試の成績が下がってしまったのか」この原因を突き止めて、解消しなければここから成績を上げていくことは難しいでしょう。
高3の冬(12月)からの逆転合格は難しい
受験生であれば12月に最後の模試を受ける方も多いでしょう。
ここまでずっとE判定やD判定が続いているようであれば、ここから逆転合格することは極めて難しいと考えておくべきです。
志望校に挑戦する場合は併願校・滑り止めに確実に合格する戦略を立てた上で臨むことをおすすめします。
模試は判定だけでなく内容を確認する
模試の結果が返ってきた時、どうしても判定や偏差値に目がいきますよね。
しかし「なぜこのような判定、偏差値になったのか」という内容をきちんと確認することがとても重要になります。
例1)数学の大問の問1で簡単な計算ミスをしてしまった
それ以降の問で、その問1の答えを利用する際、考え方があっていても答えは不正解になってしまいますよね。
このように考え方や解き方が分かっていても、一つのミスで判定や偏差値が大きく下がってしまう場合があります。
例2)英語のマーク模試でなんとなくで答えた問題が全て正解していた
この場合、英語の本文を正確に読めていなかったとしても、たまたま正解したことになります。
問題を解くための力がきちんと身についていないのに、身の丈以上の判定や偏差値が出てしまうことになります。
本番であれば例1の受験生が不合格の可能性が高く、例2の受験生はラッキーで合格できることもあるでしょう。
本番であればこのような考え方で問題はありません。
しかし模試というのは自分の力を試す場ですので、このような内容の部分をしっかりと分析しておくべきなのです。
例1の受験生:勉強方法は間違っていないので、次からは解ける問題をミスせず確実に解くことを意識すればいいでしょう。
例2の受験生:こちらの方がやっかいで、勉強方法が間違っている可能性があるので、このままの勉強を続けても志望校に合格する確率はあまり高くありません。
このように、模試の判定で一喜一憂するのではなく、内容を分析して、今後の受験勉強に活かすことがとても重要になります。
D判定の受験生が志望校に逆転合格するコツ
ここからはD判定の受験生がここから志望校に逆転合格するために意識しておくべきことを解説します。
- 今のままだと合格できないことを受け入れる
- 勉強方法から見直す
- 焦らず基礎固めを徹底する
- 志望校合格までの受験戦略を立てる
今のままだと合格できないことを受け入れる
D判定はE判定から一歩合格に近づいたことには変わりありません。
しかし、依然として合格の可能性が低いことをきちんと受け入れましょう。
これまで以上の努力をしないと志望校合格が難しいので、今まで以上に努力する必要があります。
一番わかりやすいところですと、まずは更に勉強時間を増やすところから始めていきましょう。
勉強方法から見直す
模試の結果だけでなく、内容を見た時に以下のように感じた受験生は勉強方法から見直すことをおすすめします。
- 実力で解けた問題が少なかった
- たまたま正解している問題が多くあった
- 不正解だった問題について、このまま勉強しても解けるようになるイメージがわかない
先ほども説明したようにマーク模試は自分の実力以上の判定や偏差値が出てしまうことも珍しくありません。
少しでも上記のことを感じたのであれば、早いうちに勉強方法を見直す必要があります。
具体的な勉強法についてはお気軽にLINEでご相談ください。
焦らず基礎固めを徹底する
高3の夏頃にD判定をとってしまうと、「このままでは志望校に合格できない」とかなり焦ってしまいますよね。
そうすると今まで基礎固めの勉強をしていたのに、急に志望校のレベルに合わせた難度の高い問題集に取り組む受験生がいます。
しかし、このような受験生は必ず成績が伸びないので注意が必要です。
勉強には必ず順序があり、基礎である土台の部分をしっかり固めておかないと応用力は絶対に身につきません。
センター試験から共通テストに変わり、この応用力を問われる問題が多くなりました。
だからこそ先に焦らず基礎固めを徹底し、徐々に応用力を磨いていく勉強をしていかなければ本番では点数が取れないのです。
志望校合格までの受験戦略を立てる
多くの受験生が戦略を立てず、なんとなくで勉強に取り組んでしまっています。
受験戦略とは下記のようなことを意識して、総合的に受験をどのように進めていくかという戦略です。
- 志望校の入試方法
- 入試科目の配点
- 勉強する科目のバランス、時期
- 併願校の決定
このような戦略がなければ志望校合格までに遠回りになってしまうことも珍しくありません。
例)下記の神戸大学経済学部を例に簡単に説明します。
文系の学部ですが社会の配点がかなり低く、数学の配点がかなり高めになっていることが分かります。
数学により多くの時間を割き、併願校を選ぶ際も数学の配点が高い文系の大学を選べばかなり有利に進められるのです。
神戸大学 経済学部(2023年前期総合選抜)
社会の割合:70点:800点満点
国語 | 100点 |
英語 | 100点 |
地歴・公民・理科 | 37.5点×2 + 25点 |
数学 | 50点×2 |
国語 | 125点 |
英語 | 125点 |
数学 | 125点 |
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