高校生で化学・化学基礎を勉強していて、つまずいている方は多くいます。
- 何が何だかさっぱり分からない
- 暗記したつもりが演習問題は全然解けない
- 意味が分からなすぎて化学が嫌い
このような悩みを抱えている高校生には、そのように感じてしまう原因が必ずあります。
今回は化学・化学基礎の勉強が全く分からない原因と解決策を解説していきますので、ぜひ読み進めて解消してください。
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目次
化学・化学基礎はマスターすれば安定して高得点が狙える
本来、化学・化学基礎という科目はマスターしてしまえば大学入試においても安定して高得点が狙える科目と言われています。
それは生物や物理といった科目と比較して、難問が出題されにくい傾向があるからです。
化学は学ぶ範囲が広いですが、各単元ごとに出題のパターンがある程度限られていたり、マニアックな問題が作られにくい科目なのです。
そのため、化学は基本問題を徹底して理解することを意識して勉強することを心がけましょう。
化学・化学基礎が全く分からない4つの原因
ここからが本題の「化学・化学基礎が全く分からない」と感じてしまう原因についてです。
- そもそも何の勉強をしているか分かっていない
- 理論、無機、有機化学の違いが意識できていない
- 最初に理論化学をしっかりとマスターできていない
- 全て暗記すればいいと考えている
そもそも何の勉強をしているか分かっていない
化学という科目は勉強する範囲が広いため、次々に新しい内容が出てきます。
1つの単元の中で、先ほどまで「原子と電子配置」について勉強していたと思えば、「結合」の話が出てきて
その後に「物質量」の話が出てくるなどトントン進んでいきますよね。
「そもそも何の勉強をしているか分からない」と感じている方は、これらのことに頭がついていけていないことがあります。
- 電子配置の意味と規則性
- 共有結合やイオン結合の意味と違い
- 物質量とはそもそも何か
このようなことが自分の言葉で説明できていない場合、自分が何の勉強をしているか意識できていない可能性があります。
(解決策)
まずは細かな内容を理解するよりも、その単元の全体像をつかむ必要があります。
そのため、教科書や参考書の目次に下記のようにそれぞれの単元について記載があるはずです。
一度それを確認してみてください。
例)
1章:物質の構成
(1)物質の構成粒子
ア.原子の構造
イ.電子配置と周期表
(2)物質と化学結合
ア.イオンとイオン結合
イ.金属と金属結合
ウ.分子と共有結合
目次を確認したら、これらがどのような内容なのか自分の言葉で説明してみましょう。
この時「なぜこの順番で学ぶのか」という繋がりと、前後の項目の違い(イオン結合と金属結合の違い)などを説明できるようになれることが理想です。
このように、まずは全体像を把握してから細かなところを勉強していくことで、暗記や理解の効率を格段に上げることができます。
理論、無機、有機化学の違いが意識できていない
「何の勉強をしているかぐらいは分かっている」という方でも理論化学、無機化学、有機化学の違いが分かっていない高校生がいます。
これらの違いが分からないと、勉強してその時は「分かったつもり」になっていても、演習問題になれば全く手も足も出ないということになります。
それぞれの違いを簡単に説明すると下記になります。
- 理論化学:物質構造や反応
原子や電子配置、物質の3状態、酸化還元反応など - 無機化学:炭素を含まない物質の性質
非金属元素、典型元素、遷移元素など - 有機化学:炭素を含む化合物の物質
天然有機化合物、合成高分子化合物など
(解決策)
まずは理論化学、無機化学、有機化学の違いを自分の中で整理してみましょう。
そして教科書や参考書で勉強する時、演習問題を解いている時、常に理論、無機、有機どの分野の勉強をしているのか意識してみましょう。
そうすることで、「自分は無機化学の金属元素の遷移元素の理解ができていなかった」など、どの分野のどこの部分が理解できていないのかが判断できるようになります。
その判断ができるようになることで、習得できていない単元が明確になり、そこを勉強して成績を伸ばすことに繋げられるのです。
最初に理論化学をしっかり勉強できていない
「化学基礎」の範囲は理論化学のみですが、「化学」を学ぶ場合は無機化学と有機化学が追加されます。
理論化学、無機化学、有機化学でそれぞれ独立した知識のように考える高校生もいますが、それは間違いです。
理論化学は化学という科目の土台部分になります。
そのため、理論化学の勉強をおろそかにしていると無機化学や有機化学にも影響が出てしまうのです。
理論化学の勉強を怠ると無機化学や有機化学の勉強をする際、理論化学をきちんと理解していれば暗記する必要のない項目まで暗記しようとしてしまいます。
それにより、覚えることが膨大になり意味が分からなくなってしまうのです。
(解決策)
最初に理論化学をマスターするようにしましょう。
化学に苦手意識があると「物質量」「化学反応式」「酸化還元反応」などというワードを見るだけで嫌になるかもしれません。
しかし、ここが化学の土台であると認識し、手を抜かず勉強することがとても大事になります。
全て暗記すればいいと考えている
化学は暗記することが多い科目です。
特に無機化学は知識の繋がりが少なく、単純に暗記しなければならないことが多く苦労するポイントではあります。
しかし、化学という科目は知識の繋がりさえ意識できれば暗記する量を減らすことができる科目です。
先ほど説明したように理論化学をきちんと勉強すれば、無機化学と有機化学で余計なことまで暗記しなくて済みます。
(解決策)
まずは教科書や参考書に記載されている用語を全て暗記しようとする考えを捨てましょう。
一つ一つを独立して暗記するのではなく、知識の繋がりや、直前まで学んでいたことと関連して暗記することはできないか常に意識してみてください。
化学は「どれだけの量を暗記できるか」ではなく、「どれだけ効率良く暗記できるか」という視点で勉強していくことが大事になります。
化学・化学基礎の勉強は問題集1冊を完璧にすることが大事
最初に説明したように化学という科目は難問はあまり出題されにくい傾向にあります。
そのため化学・化学基礎は基本問題を徹底することがとても大事になります。
そのためには問題集を何冊もやるのではなく、1冊の問題集を完璧にするようにしましょう。
(理論、無機、有機で1冊ずつ等でも問題なし)
教科書や参考書を使ってある程度インプットができた段階で、基本問題が網羅されている問題集に取り組みましょう。
この時もいきなりすべての問題が解ける必要はありません。
ここまで説明してきた解決策を意識しながら、自分が何を理解できていて、何を理解できていないかを知るために問題集を使うのです。
そして、問題集で解けなかった箇所は教科書に戻って再度インプットを行い、また問題集でアウトプットするということを繰り返します。
これらを繰り返すことで知識を蓄えていきながら問題集1冊を完璧にできれば、化学が得意科目になっているはずです。
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