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勉強のやり方・コツ

【高校化学が苦手】難しいと感じる5つの理由!偏差値60まで上げて化学が得意になる勉強法を徹底解説

高校化学が難しいと感じる原因

「化学が苦手・難しい」と感じる高校生は少なくありません。

その理由としては、以下のようなことが理由に挙げられます。

  • 覚えることが多すぎて無理
  • 理科なのに計算が出てきた
  • 途中から何が何だか分からなくなってしまった

しかし、高校理科は主に化学、物理、生物を学ぶことが多いですが、大学入試において化学が一番安定して得点が取りやすい科目なのです。

今回は化学が苦手・難しいと感じている高校生に、「なぜ化学を苦手だと感じているか」を解析し、苦手を克服する勉強法を伝授します。

この勉強法を今日から実践することで苦手な化学の偏差値を20以上上げることも難しくありません。

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化学・化学基礎の特徴

まずは高校で学ぶ化学・化学基礎という科目の特徴について確認していきましょう。

  • 化学・化学基礎は安定して高得点が取りやすい科目
  • 化学・化学基礎の共通テストはやや低め

化学・化学基礎の共通テストの平均点

まずは化学・化学基礎の難易度を把握するため、生物・物理と比較して共通テスト(センター試験含む)の平均点がどのように推移しているのか確認していきます。

下の表からも分かるように、化学であれば2019年、2020年、2021年、2022年と続けて平均点が一番低いことが分かります。

化学基礎についても2020年、2021年は平均点が一番低く出ています。

このように見ると化学は生物や物理と比較しても平均点が低くなりがちで、「苦手」「難しい」と感じる受験生が多くいるのも納得できるデータです。

物理化学生物
2019年56.9454.6762.89
2020年60.6854.7957.56
2021年62.3657.3972.64
2022年60.7247.6348.81
2023年63.3954.0148.46
※共通テスト:2021年〜
物理基礎化学基礎生物基礎
2019年30.5831.2230.99
2020年33.2928.2032.10
2021年37.5524.6529.17
2022年30.4027.7323.90
2023年28.1929.4224.66
※共通テスト:2021年〜
※理科基礎は50点満点

化学・化学基礎は安定して高得点を取りやすい科目

化学は安定して高得点が取れる

先ほど化学・化学基礎の共通テストの平均点はは低い傾向にあることをお伝えしました。

そうすると「やっぱり化学・化学基礎で高得点を取るのは難しいのか」と考えてしまうかもしれませんが、そうではありません。

化学・化学基礎という科目は生物や物理と比較して、一度マスターしてしまえば大学受験において安定して高得点が取れる特徴があります。

「一度ある程度理解してしまえば」というところが肝心になります。

安定して高得点が取りやすい理由は以下が挙げられます。

  1. 難問、奇問が出題されにくい
  2. 「暗記」ではなく「理解」すれば難しい内容がほとんど無い

化学というのは物理や生物と比較して大学入試では難問や奇問といった、少しひねくった問題や応用力が問われる問題が出題される傾向が低いのです。

そのため化学を勉強する際は教科書の内容を理解し、問題集をマスターした後は過去問対策に移るというシンプルな勉強法で安定して高得点を取ることができます。

勉強をする際に重要なことが教科書の内容を「暗記」するのではなく「理解」することです。

  • 周期表の意味
  • 電子の授受
  • 酸化還元反応

などといった化学の知識や原理はすべて仕組みを理解してから詳細を暗記することが最も大事なことなのです。

化学・化学基礎が苦手、難しいと感じる5つの理由

化学が苦手だと感じる理由

化学が苦手・難しいと感じている理由は「理解する」という意識が不足しているからに尽きます。

しかし、それでは詳細な説明になっていないため下記5つの理由について解説していきます。

  1. 理論化学、無機化学、有機化学の違いが分かっていない
  2. 全て暗記しようとしている
  3. 計算が苦手
  4. 問われている問題の意味が分からない
  5. 暗記したつもりが演習問題は全く解けない

①理論化学、無機化学、有機化学の違いが分かっていない

化学が苦手な人は、理論化学・無機化学・有機化学の違いが分かっていない傾向にあります。

そのため、化学の勉強をしている時に自分が何について勉強しているのか分かっていなかったり、よく違いが分からないまま暗記しようとしてしまいます。

  • 理論化学:物質構造や反応
    原子や電子配置、物質の3状態、酸化還元反応など
  • 無機化学:炭素を含まない物質の性質
    非金属元素、典型元素、遷移元素など
  • 有機化学:炭素を含む化合物の物質
    天然有機化合物、合成高分子化合物など

まずは自分が高校化学の中で「何を勉強しているのか」という点を意識してみるようにしましょう。

「化学の基礎である理論化学の物質量(mol)」について勉強している

「無機化学のアルカリ金属とその化合物」について勉強している

「有機化学の化合物の名称(メタン、エタンなど)」について勉強している

このようにどの分野の何を勉強しているのかを意識することで、それぞれの違いや繋がりをより理解しやすくなります。

②全て暗記しようとしている

化学で点数を取るためには、「とにかく暗記」と思っている人こそ点数は伸びない傾向にあります。

確かに化学は単語が多いですがこれら全てを暗記するのではなく、「理解」することで暗記の量は格段に減らすことができるのです。

「暗記」することばかりに目がいくと、「短期的に暗記した→しばらく経ったら忘れる」をひたすら繰り返すだけの無意味な勉強になってしまいます。

まずは「理解」して、その次にその内容を図や表で整理をする、そしてそれが分かったうえで最後に覚えるという順序を繰り返すようにしましょう。

もしあなたが各元素の電子配置などを丸暗記している場合は要注意です。

③計算が苦手

計算が苦手な人は、化学も苦手な傾向にあります。

化学は物理ほどではないですが、物質量などを求める計算問題が出題されます。

しかし先ほども少し説明したように化学は奇問や難問はあまり出題されにくい傾向にあります。

そのため原理や現象の理解を正しく行い、計算問題のパターンさえ分かってしまえばそれほど難しいと感じることはないでしょう。

「計算問題が苦手!」と感じているのは、そもそも何を求めるための計算問題なのかを理解できていないことが多いです。

まずは自分がこの計算問題で何をしようとしているのかを人に説明できるレベルまで正確に理解できるよう、原理や現象の理解に励む必要があります。

あまりオススメはしませんが、どうしても化学の計算問題が苦手で、暗記の方が得意という場合は理科の科目を生物に変える手もあります。

理科の配点が高い理系の学生であれば遅くとも5月頃まで、文系の学生であれば夏休み前半中には判断するようにしましょう。

(高校理科の特徴)
計算量: 物理>化学>生物
暗記量: 生物>化学>物理

④問われている問題の意味が分からない

化学が苦手な人は、何を問われているのか根本的な問題の意味が理解できない場合があります。

その理由は大きく3つが挙げられます。

  1. 理論化学の基礎的な内容を理解していない
  2. 原理や現象を理解していない
  3. 単語の意味が分からない

化学の全体像を理解していないことには設問の意味が分からず、「化学は苦手だ」と感じてしまいます。

これまで何度も説明してきたように一にも二にも全体像の理解や原理・現象の理解を怠ってはいけません。

それをするだけで上記の1と2は解決します。

3の単語の意味が分からないという問題は全体像の理解を終えてから、教科書と問題集を反復しながら覚えていけば問題ありません。

当塾では「暗記」ではなく「理解」を重視しているため、対話を重視した双方向のマンツーマン個別指導を実施しています。

よくある個別指導塾のように、問題を出して解説するのではなく、どのようにして問題を解いたのかを対話しながら確認していきます。

それにより理解度を正確に把握し、「分かったつもり」ではなく「確実に分かった」と感じる授業を行います。

それ以外にも下記のように志望校合格までに必要なサポートを全て行っています。

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詳細のご確認やメールでの勉強相談などお気軽にご連絡ください。

⑤暗記したつもりが演習問題は全く解けない

教科書や参考書で十分暗記したと思っていても、いざ演習問題を解いてみると全然解けないということもあります。

このようなことが起きてしまうと「これまでの勉強は何だったのか...」となり化学・化学基礎は難しいと感じてしまいますよね。

化学の問題はマニアックな問題は出題されにくい傾向にありますが、暗記したものをそのまま問われるような問題はあまりありません。

例えば、「Naの炎色反応は何色?」のような問題は基本的に出ることはありません。

何かの問題に付随して、炎色反応を混じえて出題されることが一般的です。

実際に共通テストの問題を見てみると、単純に暗記した知識が問われる問題というのは少ないことが分かりますよね。

2023年度共通テスト(化学)の過去問
https://www.toshin.com/kyotsutest/kagaku_question_1.html

Toshin.com

このように暗記した内容がそのまま点数アップにダイレクトに繋がりにくい点も化学を難しいと感じてしまう原因になります。

苦手な化学・化学基礎を克服して偏差値60まで上げる勉強法

化学の偏差値を60まで上げる勉強法

化学を勉強して偏差値60まで上げていくために必要な勉強法を解説していきます。

  • まずは理論化学を徹底理解
  • 原理や現象を自分の口で説明できるようにする
  • 問題集を1冊完璧にする

暗記すれば高得点が取れるという考えを捨てる

ここまで読み進めてきた方なら分かると思いますが、化学・化学基礎の問題を解こうとするなら、単純に暗記しただけでは高得点を狙うことができません。

まずは原理・現象をきちんと理解してから、細かな知識を暗記していくことが大事になります。

つまり「暗記できたから次のページ、暗記できたから次のページ」化学はこのような勉強では成績を伸ばすことができないのです。

一度、自分が持っている教科書や参考書の目次を確認してみてください。

下記のように各単元について記載があると思うので、それぞれでどのようなことを学び、なぜこの流れで学んでいるのかを説明できるでしょうか?

これが説明できないようであれば、自分が何を勉強しているのかというイメージが欠けているため、まずは各単元の全体像を把握するようにしましょう。

例)
1章:物質の構成
 (1)物質の構成粒子
  ア.原子の構造
  イ.電子配置と周期表
 (2)物質と化学結合
  ア.イオンとイオン結合
  イ.金属と金属結合
  ウ.分子と共有結合

まずは理論化学を徹底理解

理論化学とは先ほども説明したように無機化学、有機化学の基礎となるものです。

先に理論化学を徹底的に理解していないと、知識が不足している状況で無機化学、有機化学の勉強に取り組むことになります。

その結果、(理論化学⇄無機化学、有機化学)のように行ったり来たりするような勉強法になってしまいます。

それにより断片的な知識ばかりで本質的な原理や現象の理解が欠けてしまう恐れが大いにあります。

また、理論化学を先に理解しておくことで無機化学、有機化学の暗記量を減らすことにもつながるので、まずは理論化学を優先しましょう。

理論化学の範囲
物質の構成と化学結合、物質の状態、物質の変化

最初から完璧に暗記することを意識しない

化学・化学基礎という科目は暗記する内容が非常に多くあります。

受験生の中には最初から全て完璧に暗記してから演習問題に移ろうとする方がいますが、これは間違いです。

6割〜7割ほど暗記できたと思った段階でどんどん演習問題を解いていくべきなのです。

そして演習問題で間違えた問題は、もう一度教科書に戻って暗記や理解をし直し、再度演習問題に取り組むようにしましょう。

このようにインプットとアウトプットを繰り返しながら知識を補充して、理解度を上げていくことが大事になります。

そのため参考書も何冊もやる必要はなく、基本問題が網羅的に記載されている問題集1冊を完璧に仕上げることを優先しましょう。

原理や現象を自分の口で説明できるようにする

電子の授受、イオン結合、金属結合、酸化還元反応など、それぞれの原理の概要について何も見ずに自分の口で説明できるようになりましょう。

この時、化学の知識がない友達に説明できるぐらいのレベルまで細かく理解しておくことがポイントです。

例えば化学結合は共有結合、イオン結合、金属結合とありますが、それぞれを簡単に説明すると以下のようになります。

共有結合:それぞれの原子の価電子を共有してできる結合
イオン結合:陽イオンの原子と陰イオンの原子が静電気力によって引き合ってできる結合
金属結合:自由電子による金属原子どうしの結合

しかし、これを化学の知識がない友達が聞いて理解できるでしょうか?

このような言葉の意味を丸暗記することに意味はなく、下記のようなことをきちんと理解した上で自分の言葉で化学の知識がない人にも分かるように説明できるようになりましょう。

  • 価電子とは
  • イオンとは
  • 自由電子とは
  • それぞれの結合の違いは など

それが「暗記」ではなく「理解」した勉強法なのです。

問題集を1冊完璧にする

化学の勉強をするにおいて、理論化学→無機化学、有機化学の順で勉強していくことを説明しました。

それぞれの理解と暗記ができてきた段階で問題演習に入りますが、1冊の問題集を完璧にすることを意識するようにしましょう。

理論化学、無機化学、有機化学で1冊ずつ利用する場合は計3冊あっても問題ありません。

あまり成績が伸びない受験生の特徴として問題集を何冊も購入して、結局どれも最後までやりきれないという特徴があります。

化学は勉強する範囲が広いため、複数の問題集を完璧にすることは現実的に難しく、他の科目の勉強もあるためそこまで化学に時間を割くことは得策でもありません。

そのため網羅的に問題が掲載されている問題集を1冊購入し、その問題集ならどの問題が出ても全て解ける状態に仕上げることがとても重要になります。

ここまで完了すれば、苦手だった化学も偏差値60まで上げることができます。

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