塾や予備校は、個別や成績で分けられたクラス別など先生が目の前で授業をしてくれるのが基本ですよね。
塾によっては、映像授業と呼ばれる勉強の仕方を採用している場合もあります。
私も大学受験のときには、映像授業を受けて受験対策をしたことがあります。部活動が忙しく、自分の好きな時間に授業を受けられたことはとても便利でした。
しかし、映像授業の受講には向き不向きがあって必ずしもすべての人にとって効率的な勉強の仕方であるとは限りません。
今回は映像授業が合う人と合わない人の特徴についてご紹介します。あなたがどちらのタイプに当てはまるかの参考にしてみてください。
また、映像授業のメリット・デメリットや映像授業が合わない時の対策についてもまとめたので読み進めてみてくださいね。
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目次
映像授業のメリット
映像授業のメリットには、以下の3つがあります。
授業の質が高い
映像授業は、なるべく多くの人に質の高い授業を届けることが目的です。
評判が良く、説明が分かりやすい先生の授業が受講できます。
例えば、テレビに出演されているような先生が映像授業の講師であることもあります。
好きな時間に受講できる
塾や予備校が開いている時間であれば、いつでも受講ができます。
部活動など勉強以外の活動が忙しい受験生にとっては助かりますよね。
現在は簡単にインターネットからでも受講が可能な映像授業もあります。
停止や何度も見返すことができる
担任の先生が進める授業では、疑問点が出てきても授業中に質問することが難しい場合はよくあります。
でも、映像授業であればあなたの好きなところで停止・早戻しをすればあなたの好きなタイミングで授業を何度も見直すことができます。
「なるべく人との接触を避けたい」・「自分が理解できるまで何度でも見直しがしたい」という受験生にとっては、映像授業はとても便利で効率的な勉強の仕方だと思いますよ。
映像授業のデメリット
次に映像授業のデメリットについて3点ご紹介します。
質問ができない・すぐに返事がこない
授業はリアルタイムで行われているわけではないので質問はできない、あるいは質問できたとしてもタイムリーには返事がこないことが一般的です。
あなたが理解できていない部分については、何度も授業を見直して自分で解決していくしか方法はありません。
勉強のやり方は教えてくれない
それぞれの科目についての授業になりますから、勉強の方法や進め方といったやり方までは映像授業で補うことはできません。
勉強のやり方はあなたが自分で考えて管理をしていく必要があります。
受講するだけでは成績は上がらない
映像授業は、授業内容を理解していなくても進んでいきます。受講するだけではもちろん成績は上がりません。
受講内容が理解できているか、確認のために「問題を解く」・「復習する」などの対策が必要です。
映像授業は、受講した分だけ塾や予備校の売り上げにつながっていきます。
このため、経営者の中にはたくさんの映像授業を受講させることが目的になってしまっているケースもあります。
つまり、あなたが勉強の仕方や進め方を管理しないと余分な授業を受講することになる可能性があります。
映像授業のデメリットを知っておけば事前に対策ができるので、よく考えてみてくださいね。
映像授業が合う人の特徴
映像授業はすべての人にとって良い授業であるかと言えばそうでありません。合う人合わない人はいます。
映像授業が合う人の特徴には以下の3点があります。
- 自分である程度勉強ができる
- 有名講師の授業を受けたい
- スケジュールやモチベーションを自己管理できる
先ほども述べたように、映像授業は質の高い授業がいつでも受講できる上に疑問点を繰り返し見直せるメリットがあります。
しかし、勉強の進め方などが自己管理できない人の場合は成績が上がりません。
あなたが映像授業に合う人の特徴に当てはまるかをよく検討してから受講するかどうかは決めましょうね。
映像授業の合わない人の特徴
映像授業が合う人もいれば、合わない人もいます。
合わない人の特徴には以下の3点があります。
- 勉強があまり得意ではない
- 勉強のやり方から教えて欲しい
- スケジュール管理なども一緒にして欲しい
これら3つの特徴に当てはまる人には、映像授業を受講することはおすすめできません。
映像授業は録画された授業を聞いて勉強する方法です。
もともと勉強が得意ではなく勉強のやり方から教えて欲しい人は、目の前で先生の話を聞きながら授業を受けてアドバイスをもらえる勉強スタイルの方が合っています。
また、どの映像授業を受けてどうのようにスケジュールを組むかはあなた次第です。
一人で勉強の計画や進め方を決めかねているのであれば、誰かに気軽に相談ができるような塾に通う方がいいでしょう。
映像授業の質は高くわかりやすいですが、今まで積み上げてきた勉強が基礎となるので授業が難しいと感じる人もいます。
この場合、どこから理解ができていないかさかのぼって受験対策を取る必要があります。
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映像授業の体験談
私は大学受験の対策で、映像授業を受講していた時期がありました。
部活動が忙しく、「好きな時間に予約を取って授業を受けられる」・「自分に足りていない分野だけを選択できる」・「理解できていない箇所は何度も見直しができる」点はとても助かっていました。
しかし、通っていた塾から次々と受講する授業を提案されたり「何度も見直しができる」ことに甘えて授業を真剣に聞けていなかったりするときがありました。
例えば1時間で終わる単元に、倍の時間をかけてしまい効率が悪い勉強の仕方をすることもありました。一人で受ける映像授業は、自分との戦いでもあって集中力が必要でした。
確認テストもパソコン上で受けるのですが、「勘で当たった」ということもあり自分が本当に理解できているかわからない問題も頻繁にありました。
すぐに誰かに質問ができないことで、分からない部分は映像授業を見ながら自分で解決するしかありません。
結局は継続することができずに、塾に籍だけおいて映像授業を受講することはやめてしまいました。
もちろん、映像授業の内容が悪かったのではなく私の自己管理能力や勉強に対する姿勢が甘かったことが原因です。
映像授業を受講したいと考えているのであれば、「時間を無駄に使わない」・「決し安くはない授業料をどんどん支払わない」ようにしてくださいね。
あなたが映像授業に向いているかどうかはよく考えてから受講しましょう。
映像授業が合わない時の対策
映像授業が合わないけれども受講がしたいときの対策をご紹介します。
映像授業と一言で言っても、その種類は様々です。
あなたに合った映像授業を見つけて、いろいろな勉強の仕方と組み合わせることで上手に映像授業を活用しましょう。
個別指導と映像授業を上手に活用する
「一人で勉強を進めていくのは難しい。さぼる可能性がある。」
と感じる場合には、オンライン家庭教師と映像授業の組み合わせをおすすめします。
オンライン上ではありますが、監督してくれる先生と繋がることになりますから不明点があればすぐに質問ができるしサボる心配も減ります。
個別指導塾に通いながら、アプリを活用することでお互いのメリットを利用する
個別指導塾は、集団で授業を受けるスタイルとは違い「先生とマンツーマンで指導を受けられる」・「あなたに合った進捗具合で勉強が進められる」というメリットがあります。
スタディサプリなどのシステムは、アプリやインターネット上で勉強ができるアイテムです。
好きな時間に問題を解いたり授業が聞けたりするので便利ですよね。
このように、映像授業が合わないと感じても個別指導塾やスタディサプリといったシステムの良いところを組み合わせて勉強することで、勉強の効率化や十分な理解につなげることが可能ですよ。
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