突然ですが、受験勉強中にこのようなことを思ったことはありませんか?
「肩が痛い…腰が痛い…」
「辛い…苦しい…大学受験なんて疲れた!やめたい!」
これは、多くの受験生が実際に大学受験の勉強中に感じる疲労、ストレスになります。
今回は、大学受験時のストレス解消法についてお伝えします。
この記事を読むことで、無駄な疲労に振り回されずに、受験勉強に集中できますよ。
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目次
大学受験は人生の大きな岐路
受験までに残された時間がどんどん減っていく中、不安が募るばかりで受験に対するプレッシャーで押しつぶされそうな時があります。
大学受験がこれまで経験してきた高校受験や中学受験と違うのは、卒業後の就職や自分の生き方も見据えた上で志望校を選択しているということ。
だからこそ、「志望校に合格できなかったらどうしよう?」という思いから離れられなくなり、気持ちが重くなってしまいます。
大学に合格するかどうかで就職先や自分の夢を叶えられるかなど、今後の人生に大きく影響を与えることは間違いないので、プレッシャーを感じるのは当たり前です!
人生の岐路に立っている受験生なら、誰しも同じことを感じているのではないでしょうか。
LIONが実施した「『ストッパ』受験生実態調査」によると、受験生の8割が
「大学受験が人生最大のプレッシャー」だと答えています。
成績や受験の悩みがなさそうに見えるクラスメイトや塾仲間だって、顔に出さないだけで実は必死にプレッシャーと闘っているはずです。
ただ、プレッシャーから体調不良を起こしたり集中力を欠いたりして、受験に影響してしまうことも。
プレッシャーを感じる原因を知って、少しずつ克服しましょう。
大学受験の疲れ・ストレスの種類
まずはあなたがどのような疲れ、ストレスを抱えているかを把握する必要があります。
大学受験でみられる疲れは、以下の2種類です。
- 肉体的な疲れ
- 精神的な疲れ
それぞれ説明していきますね。
勉強のしすぎで肉体的な疲れ・ストレス
まずは、肉体的な疲れについてお話していきましょう。
大学受験のために長時間勉強をしていると、疲れを感じたり、体のあちこちが痛くなったりすることがあります。
「体を動かしているわけでもないのに」と不思議に思いますよね。
その原因は、長時間同じ姿勢でいることで、体の血流が悪くなってしまうからです。
体の血流が悪くなると、疲労物質が体内に溜まります。
そして、以下のような症状が引き起こされるというわけです。
- 肩がこる
- 首がこる
- 腰痛
- 頭痛
また、受験勉強は目を酷使するので、眼精疲労がみられることもあります。
体内の血の巡りが悪くなることで、さまざまな不調が発生するので注意が必要です。
プレッシャーに追い込まれて精神的な疲れ・ストレス
続いて、精神的な疲れについてお話していきます。
「両親や先生の期待に応えなきゃ」
「志望校に合格できるかな」
「成績が思うように上がらない。どうしよう…」
大学受験時は、さまざまなプレッシャーと戦いながら受験勉強に励みます。
そして、このプレッシャーがあなたの心に負担をかけることによって、精神的な疲れを引き起こすのです。
厄介なのが、大学受験の勉強は長期にわたるため、大学合格を手にするまでプレッシャーと戦わなければいけません。
長期間、不安や恐怖という感情が自分の中にある状況ですから、「苦しい」とか「辛い」と感じるのは必然的なことでしょう。
大学受験でプレッシャーを感じる4つの原因
受験生が大学受験にプレッシャーを感じるのは、次の4つが原因になる場合が多いです。
それぞれの解決策も合わせて紹介します。
失敗が許せない
自分の失敗を許せないと思う気持ちが、プレッシャーの原因になる場合があります。
完璧を求めすぎるあまり些細なミスでも気になってしまい、自分を追い込んでしまうからです。
例えば、「絶対に第1志望校に合格しなければならない」とか、「絶対高得点で合格しなければ」などの考え方に縛られてしまうと、受験までに自分に相当なプレッシャーをかけてしまいます。
プレッシャーのあまり緊張して、入試で本来の力を出せないこともあるのです。
気を引き締めて勉強しつつも完璧主義をやめて、自分を追い込まないこと。
人生には必ず失敗や挫折を経験する時が来るものです。
今はまず失敗しても後悔がないぐらい勉強して、それでも失敗してしまった時は次にどのような行動をとるかあらかじめ考えておきましょう。
やりたいことがある
将来やりたいことがあるからこそ、プレッシャーを感じてしまう場合もあります。
自分が目指す場所にたどり着くためには志望校に入学するしかないと思ってしまい、一つの道しか見えなくなるからです。
受験勉強が順調に進んでいる時は大丈夫でも、少し行き詰って成績や模試の結果が思うように出ないと不安がどんどん募ってしまうもの。
このままでは将来への道が閉ざされてしまいそうで、合格へのプレッシャーを強く感じるようになります。
でも、今思い描いている将来に通じる道は、一つではありません。
どうしても志望校に行きたいのであれば浪人や編入の道もあるのです。
少し回り道になっても続く道はあると知っておきましょう。
親の期待を裏切れない
親の期待が大きすぎて、プレッシャーの原因になることもあります。
せっかく期待してくれているのに思うような成績につながらないなど、親の思いと自分の思いのはざまで悩んでしまうからです。
例えば、親の母校に子どもが入学することを期待する場合があります。
「自分は親から期待されている」と感じて受験勉強をやる気になるのならいいのです。
でも、自分が本当に行きたい大学と親の考えが違うのであれば、話は別。
自分の思う道を進みたい、かといって親の期待を裏切るわけにもいかず、プレッシャーが大きくなってしまいます。
また、心配するあまり何かにつけ「頑張ってね」と親から言われると、負担になるものです。
今までも十分頑張ってきたのにこれ以上頑張れない、と感じることも。
過度な期待がプレッシャーになるなら、思い切って自分の考えや気持ちを親にぶつけてみるといいです。
親は子どもが幸せになることを一番に考えているもの。
自分の考えや現状を素直にありのまま伝えてみましょう。
周囲の目を意識してしまう
高校のクラスメイトや塾仲間の存在が、プレッシャーの原因になることもあります。
なぜなら、周囲の目が気になってしまうから。
周りはみんな大学受験にむけて頑張っているのに、自分だけ上手くいってないように思えてしまうのです。
特に、模試の結果が思わしくない時や、良い判定がなかなか取れなくて志望校を考え直す場合は、他の人がどう思うだろうかと気になるもの。
みんなは順調に前に進んでいるのに自分だけが後退しているように感じてしまいます。
でも、プレッシャーを感じるほど周囲の目を意識しなくても大丈夫。
みんな自分のことだけで精一杯なので、誰がどの大学を受験してどこに入学したのかを気にする余裕はありません。
誰も人の受験に興味はないと知っておくと、気持ちが楽になります。
受験勉強中のストレスを解消する方法(肉体的な疲れ編)

ここまで、大学受験における疲れの種類についてお話していきました。
ストレスを抱えながら受験勉強に励むのはやはり辛いものですし、勉強の効率を下げてしまいます。
そのため受験勉強の期間中は、ストレスを上手に解消しながら付き合っていくことが大切になります。
ここからは、ストレスを解消する方法をご紹介します。
まずは、肉体的な疲れにアプローチする方法をお伝えしていきますね。
散歩やストレッチなどの軽い運動
受験勉強中に、肩や首がこったり目が疲れたりするのは、同じ姿勢で長時間いることによって、体の血の巡りが悪くなるからでした。
そのため、散歩やストレッチという軽い運動が効果的です。
ラジオ体操も気軽にできますので、おすすめですよ。
ポイントは、「気持ちいいなぁ」と感じる程度の動きをすること。
激しい運動をして、受験勉強のやる気をそこねてしまったら大変です。
ゆったりした動きで、体内の血行を良くしていきましょう。
温泉やサウナで疲労回復
体内の血行を良くするために、温泉やサウナに行くといった方法もあります。
自宅で湯船につかるといった方法も良いですね。
軽い運動と違って、温泉やサウナは体を動かさずとも汗をかくため、体内の老廃物がスムーズに排出されていき、疲労回復につながります。
また、血液が循環することで、体内に新たなエネルギーが作り出されます。
温泉やサウナに行き、お湯につかっているだけで、またはじっと座っているだけでエネルギーが作り出せると思うと、今すぐにでも行きたくなりませんか?
全てを洗い流して、気分転換にもなります!
すごく簡単にできるストレス解消法なので、ぜひ試してみてください。
十分な睡眠時間
最後は、睡眠によるストレス解消についてです。
体や心を休めるために、やはり睡眠は大切なもの。
十分な睡眠をとらなければ、意欲や集中力の低下につながります。
受験勉強に意欲や集中力は絶対必要ですよね。
大学受験を成功させたければ、睡眠時間をおろそかにしないようにしましょう。
では、実際にどのくらいの睡眠時間をとるのがベストなのでしょうか?
厚生労働省は「健康づくりのための睡眠指針2014」で、以下のようにまとめています。
からだが必要とする睡眠時間は成人の目安としては6 時間以上 8 時間 未満であり、このくらいの睡眠時間の人が最も健康だということがわかっています。
引用:https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000047221.pdf
個人差があると前置きもありましたが、6~8時間の睡眠を推奨していました。
十分といっても、長く寝ればいいということではないようです。
自身に合った睡眠時間を見つけ、受験勉強で頑張った自分の体を労わってくださいね。
受験勉強中のストレスを解消する方法(精神的な疲れ編)

続いて、精神的な疲れを解消する方法をご紹介していきます。
大学受験による精神的ストレスを適宜発散して、志望校合格を勝ち取りましょう!
人に相談、愚痴を聞いてもらう
まずは、人に相談したり愚痴を聞いてもらうことが効果的ということをお話しますね。
下記のような感情は、大学受験で顕著に出てくるものです。
- 辛い
- 苦しい
- 怖い
- イライラする
自分1人で対処しようとも限界があります。
そんな時は、気持ちを抑え込まないで自分の中から吐き出してしまいましょう。
それが人に相談、愚痴を聞いてもらうということです。
吐き出すことで、マイナスな感情によって引き起こされた苦痛がやわらぎ、スッキリした気持ちになりますよ。
ここで注意したいのが、聞いてもらう相手を慎重に選ぶこと。
あなたの気持ちを受け止めてくれる人や共感してくれる人が良いですね。
間違っても、大きな声で怒鳴ったり、叱ったりする人を選ばないようにしてください。
受験に成功した時をイメージする
次に、受験に成功した時をイメージする方法をご紹介します。
マイナスな感情に飲み込まれそうになった時、あなたが受験に成功した時のことをイメージしてみたください。
- 志望校の合格通知を手にして、喜びと興奮を抑えきれない
- 合格者名簿の中に自分の受験番号があり、「やったー!」と叫んでいる
- 志望校で楽しいキャンパスライフを送っている
上記のような状況を頭で想像すると、ワクワクしたりウキウキしたりしませんか?
そして、受験に成功した未来へ進みたくなると思います。
手にしたい未来をイメージすることがモチベーションアップにつなげることができるのでオススメです。
中にはイメージしづらい方もいるかもしれません。
そんな時は志望校のパンフレットに自分の写真を貼ってみてはいかがでしょうか。
そして、そのパンフレットを目につくところに置いておきます。
視覚で自身に訴える作戦ですので、ぜひやってみてください。
最悪の事態も考えておく
最後は、最悪の事態に陥ったことを考えておくということです。
どうして不合格になってしまったのか、その原因を先に分析しておきます。
例えば、以下のようなことです。
- 苦手分野が足を引っ張った
- 勉強時間が足りなかった
- 自分の実力を把握していなかった
このような原因がありえそうだと予測できるので、原因に対処する方法をこれからの受験勉強に織り込んでいきましょう。
受験勉強中は、どうしても不安になりやすいもの。
どんな結果になるのか分かりえないですから。
しかし、不安という感情は悪いものではないということを知っておいてください。
「失敗しないために勉強する」という行動のきっかけにもなってくれるのです。
不安がよぎったら、ひとまず「自分は不安になっているんだな」と自身を俯瞰してみましょう。
そして、大きく深呼吸して、不安な気持ちに一区切りつけます。
上記のように、最悪な事態にならないための対策をしておけば、「自分は大丈夫」と勇気づけることもできますね。
「最悪な事態を考えるなんて!」と抵抗があるかもしれませんが、不安な気持ちから自分で這い上がるためにおすすめの方法ですので、トライしてみてはいかがでしょうか。
大学受験は人生のゴールではない
日本中の受験生がライバルになる大学受験は、これまでの人生で一番大きな挑戦ですが、決して人生のゴールではありません。
受験が終わった後も、その先の人生は続いていくのですから。
学校全体や予備校全体が大学受験モードになっていると、受験に関する情報ばかりが耳に入ってきます。
受験期間中、周りはみんなピリピリしているし、偏差値の高い大学に通うことが正義という風潮も確かにあります。
でも、大学受験は長い人生の中では一つの通過点でしかないのです。
たとえ志望校に合格できなかったとしても、滑り止めの大学に行ってすごく充実したキャンパスライフを送る人も多いですし、浪人や編入といった形で志望校に入学する人もいます。
逆に志望校に合格しても、4年間をぼんやり過ごしてしまうと就職活動で慌てることになるのです。
「志望校に不合格=無価値」みたいな考えはやめて、入学した大学で何をやり遂げるかを考えてみましょう。
例えば交換留学生として留学したい場合、志望校では希望者が多くて一次選考に残るのも難しいけど、入学した大学では倍率が低くて希望通り交換留学生に選ばれるかもしれません。
積極的に動くと、人生の選択肢をもう一つ増やすことにもつながります。
滑り止めの大学でも自分自身がその大学でどんな行動をするかによって、理想の将来はいくらでも実現できるのです。
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