「学校の定期テストって大学受験に関係ないから、勉強しなくてもいいよね!?」
「受験勉強しながら定期テストの勉強もするって、時間が足りなくて無理!!」
多くの受験生が、受験勉強しながら定期テストの勉強もすることに、疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
結論を言うと、基本的には大学受験対策が優先でよいです。
受験勉強の知識がしっかり身についていれば定期テストはノー勉でもある程度点が取れます。
しかし、全員がノー勉でいいわけではないので、気を付けないといけません。
そこで、今回は受験勉強と定期テストについて、次の3つについて解説していきます。
- 定期テストをしっかり対策するべき人
- 定期テストで自分の実力を試す
- 学校の成績に余裕があればノー勉で臨もう
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目次
定期テストをしっかり対策するべき人
基本的には大学受験対策を優先でいいのですが、定期テストをしっかり対策すべき人もいるので、どのような場合かを解説していきます。
推薦入試や総合型選抜を受ける
推薦入試や総合型選抜を受ける人は、定期テストをしっかり対策すべき人です。
定期テストの点数による定評平均値、いわゆる内申点が最も重要な受験方法だからです。
定評平均値は以下の方法で計算されます。
各科目の評定(3年分)÷科目数。
そしてそれを5段階評価にしたもの
願書を提出するまでの3年間分の成績で計算するので、高校1年生から継続して定期テスト対策が必要です。大学にもよりますが、高校3年の1学期または2学期までの成績が反映されます。
指定校推薦:希望者の中で定評平均値が高いほうが推薦されます。
公募推薦:大学別に応募できる定評平均値の最低基準が定められており、それを満たさないと応募できません。
総合型選抜:定評平均値の基準を満たしている場合の方が低い倍率で受験することができるというメリットがあります。
このように、上記3つの受験方法で受験を考えている場合は、定期テスト対策をしっかりとり、定評平均値を上げる必要があります。
定評平均値を上げる事こそが、大学受験となるからです。
留年しそう
留年しそうな人は、定期テストをしっかり対策すべき人です。
これに関しては、理由を説明せずにも分かるかもしれませんが、いくら大学受験を頑張って志望校に合格したとしても、卒業できなければ意味がありません。
定期テストで上位を狙わなくてもいいですが、ノー勉強で臨むのではなく、留年しない程度に定期テスト対策をしてテストを受けてください。
受験勉強に定期テストは重要ではないですが、卒業の為に定期テストは必須です。
定期テストで自分の実力を試す
推薦入試、総合型選抜や留年に関係のない受験生は、定期テストで自分の実力を試してみてください。
定期テストで出る範囲と大学受験対策で勉強している範囲は関連性があるので、知識が身についていればおのずと良い点数が取れるはずです。
自分の知識が定着しているか確認する場になります。
模試だけでなく、定期テストでも現在の実力を確認することで、より効果的な対策をとることが出来る様になります。
「定期テスト=実力を試す場」として、ぜひ活用してください。
学校の成績に余裕があればノー勉で臨もう
学校の成績に余裕があれば、ノー勉で定期テストに臨んでも大丈夫です。
留年さえしなければ、定期テストの点数が悪くても大学受験には影響がありません。
むしろ、定期テストのために時間を割くのはもったいないです。
軽く出題される範囲を確認して後は自分の実力を図るくらいの気持ちで臨んでください。
ノー勉でいままでより成績が下がれば、先生や親は心配するかもしれません。しかし、験勉強に集中し志望校に合格することのほうが大事なので、成績に余裕のある人は、ノー勉で臨んでもよいです。
定期テストを「受けない」という選択はアリか?
結論からいうとナシです!
「実力で大学受験に合格するから定期テストも内申点も不要だ」
と考えている受験生もいると思いますが、後述するように2020年の入試改革を受けて内申が多少なりとも受験に影響が出てくるようになりました。
これにより内申の良し悪しで受験の合否が左右されることはほとんどないと考えられますが、著しく内申が低い場合はそうも言ってられなくなったのです。
定期テストを受けないというのは高校側からすると生徒を評価することができないだけでなく、それを許してしまうことで学校の風紀が乱れる可能性があるため、かなり悪い内申を付けられる可能性が高いでしょう。
それであればノー勉でも良いので定期テストを受けて悪い点を取った方がよっぽどマシだと考えられます。
受験生にとっては定期テストを受ける1日数時間がとても勿体無く感じるかもしれませんが、定期テストを受けなかった時のリスクを考えると必ず受けるようにしましょう。
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【追記】2020年の入試改革を受けて
これまでは大学受験の一般入試では内申点は合否に全く影響は出ませんでした。
しかし2020年の入試改革を受けて、一般入試にも多少なりとも影響が出てくることが分かりましたので注意が必要です。
基本的にはこれまで通り学力試験の点数で合否が決まりますが、点数が同じでどちらかを不合格にしないといけない場合などは内申点の良し悪しが影響する可能性があります。
しかし、これはあくまで可能性ですし、大学によって内申点の扱いは少しづつ異なるでしょう。
ただ、引き続き内申点が合否を大きく左右するものではないと考えられていますので、内申点を上げるためだけに定期テスト対策に時間を割くことは得策ではないと言えるでしょう。
これまで説明しましたように、受験勉強をしていくうちに定期テスト対策をしなくてもそこそこ点数が取れる実力を身につけることが大切になります。