高校に通うことが困難な場合、「学校には行きたくないけど、頑張って大学に進学したい」と考えている方もいるでしょう。
その際、このように不安になりますよね。
- 不登校だと大学入試が不利なのかな
- 学校の授業を受けていないので、大学受験の学力がないかもしれない
今回は、不登校でも大学受験が可能なのか。
可能ならば、自宅でどのように勉強を始めるべきか、そしておすすめの塾・予備校についても解説していきます。
目次
高校中退や中卒では大学受験はできない

まず理解しておくべきことは、「高校中退や中卒では大学に進学できない」ということです。
これは法律で決められています。
不登校であることが大学受験で不利になるわけではありませんが、注意すべき点と言えます。
文部科学省のホームページ「大学入学資格」には下記のように説明があります。
(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shikaku/07111314.htm)
大学入学資格のある者は
- 高等学校又は中等教育学校を卒業した者(法内90条第1項)
- 特別支援学校の高等部又は高等専門学校の3年次を修了した者(法内90条第1項)
12. 高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した者(施行規則第150条第5号)
(なお、18歳に達していないときは、18歳に達した日の翌日から認定試験合格者となる。)
13項目から上記3項目を抜粋しましたが、このように「高校卒業資格」を取得しなければなりません。
もしそれが難しいようであれば、「高等学校卒業程度認定試験」いわゆる高卒認定に合格しなければなりません。
そのため不登校から大学受験に挑戦する場合、高校は卒業しておく方がスムーズに進めることができます。
不登校・引きこもりから大学受験で合格する3つのコツ

大学受験に合格するためには意識しておくべきコツがあります。
それらを順番に紹介していきますので、参考にして受験勉強を進めるようにしてください。
- 受験科目はできるだけ少なくする
- 共通テスト対策よりも二次試験・一般入試対策を優先する
- モチベーションを高く保つ
受験科目はできるだけ少なく
受験勉強は現役生であれば1年という限られた時間で勉強を仕上げて入試に臨む必要があります。
受験で使う科目は少なければ少ないほど、各科目の完成度を高めることができ、受験を有利に進めることができます。
国公立大学を志望する場合、5教科7科目の勉強することが一般的ですが、私立大学志望であれば3教科のみで受験できることがほとんどです。
3教科のみであれば、正しい勉強方法さえできていれば、偏差値40からでもMARCHや関関同立といった難関大学に合格することは珍しくありません。
特に不登校ですと学校の授業を予定通りに受けられていないことも多いですよね。
国公立大学にこだわりがないのであれば、私立大学に絞って3教科の勉強に集中することをおすすめします。
共通テスト対策よりも二次試験・一般入試対策を優先する
共通テスト対策よりも二次試験・一般入試対策を優先すべき理由は大きく2つあります。
- 二次試験・一般入試の勉強をしていれば共通テストにも対応できる
- 国公立大学は二次試験の方が配点が高いことが多い
理由①:二次試験・一般入試の勉強をしていれば共通テストにも対応できる
一般的に、共通テストよりも二次試験・一般入試の方が難易度が高いことがほとんどです。
そのため共通テスト対策ばかりに力を入れていると、二次試験・一般入試に対応できない可能性があります。
逆に二次試験・一般入試の対策に重点をおくと、共通テスト対策を始めた時に「意外と簡単かも」とスムーズに勉強を進めることができます。
理由②:国公立大学は二次試験の方が配点が高いことが多い
国公立大学を志望する場合、二次試験の方が配点が高いことが一般的です。
下記は2022年度の一橋大学経済学部の前期入試の配点です。
共通テストと二次試験の配点の割合は、2対8と二次試験の方が圧倒的に高いことが分かります。
仮に共通テストで多少ミスがあっても、二次試験の対策をしておけば十分に巻き返すことができるのです。
一橋大学 経済学部 前期入試の配点
(共通テスト 210点満点)
国語 | 40点 |
英語 | 40点 |
地歴・公民 | 40点 |
数学 | 40点 |
理科 | 50点 |
(個別学力検査 790点満点)
国語 | 110点 |
英語 | 260点 |
地歴 | 160点 |
数学 | 260点 |
モチベーションを高く保つ
大学受験を成功させるうえで、モチベーションを高く保ち続けることはとても重要なことです。
不登校の方であれば、唐突に不安に襲われることもあるでしょう。
しかし不登校であることが大学受験で不利になることはありませんし、常にポジティブな気持ちでいてください。
モチベーションを高く保つためには、大学に行って何をやりたいか、今から整理しておくことをおすすめします。
志望校に合格したあと、どんなことを学びたいのか、ホームページを見ながら憧れのキャンパスを歩く姿を想像するのも素敵ですね。
このように、あなたが思い描くキャンパスライフを想像し、常に受験へ向けて高いモチベーションでいるよう心がけましょう。
不登校・引きこもりでも自宅で大学受験対策をする勉強法

自宅で大学受験の勉強を進めていく場合、方法は以下の3つに分かれます。
どの方法もメリット・デメリットがありますので、どの方法が自分にとって一番都合がいいか確認してみてください。
- 参考書で独学
- アプリや通信教育を利用
- 家庭教師に教えてもらう
- オンライン塾・予備校を活用
参考書で独学
自宅で大学受験の勉強をするには、学校の授業を受けなくても独学で進めることができます。
市販の参考書や問題集は大変充実していますし、インターネット環境があれば動画で授業を受けられるアプリがあります。
やる気さえあれば独学で成績を上げることは可能なのです。
自分で参考書を読んだり、問題集を解いたりするスタイルが合っているという人は、本屋で大手予備校講師が執筆しているような有名な参考書を選ぶことをオススメします。
参考書で独学のメリット
- 自分の好きなペースで勉強できる
- 費用がかからない
- 他者からのストレスがない
参考書で独学のデメリット
- 勉強方法を全て自分で決める必要がある
- 他者からアドバイスをもらうことができない
- 自己管理を徹底する必要がある
アプリや通信教育を利用
自分だけで受験勉強を進めるのが難しい場合は、予備校講師が動画配信しているアプリを利用しましょう。
スタディサプリ高校講座などが有名ですね。
月々3,000円程度から、主要5教科を学ぶことができます。
動画アプリの良いところは、自分の学びたい内容を「いつでも」「何度でも」視聴でき、中学校の基礎問題に戻って復習もできるところです。
ただし勉強計画はもちろん、モチベーション管理や自己管理を自身で徹底する必要があります。
モチベーションが下がると受験勉強を挫折してしまうことにも繋がるので注意が必要です。
アプリや通信教育のメリット
- 自分の好きなペースで勉強できる
- 安くで質の高い授業が受けられる
- 他者からのストレスがない
アプリや通信教育のデメリット
- 動画を見ただけで勉強した気になりがち
- 他者からアドバイスをもらうことができない
- 自己管理を徹底する必要がある
家庭教師に教えてもらう
家庭教師に教えてもらうことも一つの手です。
自分で勉強するモチベーションが続かない場合、家庭教師が自宅まで来てくれて、あなたのペースに合わせて勉強を教えてくれるのでおすすめです。
月々の金額が3万~10万程と高額となるのがデメリットではあります。
ただし、分からないところをしっかり解説してくれて、大学入試対策を教えてもらえるところは大きなメリットです。
このように独学が難しい場合、家庭教師に教わることも選択肢の一つとして考えてみてください。
家庭教師のメリット
- 勉強する環境が作られる
- 効率よく学力を上げることが期待できる
- 対面で人に教えてもらえる
家庭教師のデメリット
- 費用がかかる
- 大学受験に特化している人は少ない
- 対人関係のストレスが発生する
オンライン塾・予備校を活用
一番効率よく大学受験を成功させたいのであればオンライン塾・予備校をおすすめします。
オンライン塾であれば人と会わなくても学習できますし、受験で不安を感じたときにはプロに的確なアドバイスをもらえるからです。
不登校の方ですと、集団指導ではなく個別指導塾やコーチング塾が特におすすめです。
コーチング塾とは
志望校合格までの勉強計画や学習管理、勉強法の指導をしてもらうことで、自学自習の質を高めてくれる塾です。
オンライン塾の中でも、とくに不登校の高校生を積極的に受け入れているところもあります。
似た悩みを持った学生を合格に導いたという実績もあるので、非常に安心できますね。
オンライン塾・予備校のメリット
- 大学受験に特化している
- 授業だけでなく勉強計画の管理をしてもらえる塾もある
- オンライン上で1対1で教えてもらえる
オンライン塾・予備校のデメリット
- 費用がかかる
- 対人関係のストレスがかかる
- 塾・予備校選びが難しい
不登校・引きこもりの方におすすめのオンライン塾・予備校

不登校の方が大学受験を目指すのであれば、やはりオンライン塾・予備校が一番効率的と言えるでしょう。
そのため、ここからはおすすめのオンライン塾・予備校を紹介していきますので、塾選びの際に参考にしてください。
大学受験予備校ライト(オンライン)

大学受験予備校ライトはオンラインによる1対1の個別指導とコーチングを掛け合わせた塾です。
科目ごとの講師とプロコーチがあなたの志望校合格まで徹底サポートしてくれます。
個別指導塾とコーチング塾のいいとこ取りで、勉強計画を立ててくれるだけでなく、個別の科目指導が加わるという点も特徴的です。
不登校の方であっても常にコーチと相談しながら勉強の進め方を相談できます。
具体的には、以下のサポートを受けることができます。
- 最短で志望校合格を目指す受験戦略
- 志望校合格から逆算して作成したカリキュラム
- マンツーマン個別指導
- 全科目の勉強法指導、進捗管理
- LINEなどを使った毎日の自学自習の徹底サポート
高3生であれば22,000円で全科目を対象にコーチングを受けられることが特徴です。
料金は下記のようになっており、良心的な設定になっております。
高3生・既卒生・社会人:月22,000円〜
高1・高2生:月15,400円〜
LINEでの無料勉強相談も受け付けていますので、少しでも興味があれば気軽にLINE登録してみましょう。
LINEで問い合わせ・無料勉強相談
公式サイト:大学受験予備校ライト オンライン個別指導&コーチング
キズキ共育塾
キズキ共育塾は不登校、中退、引きこもり、再受験などもう一度勉強したい人の個別指導塾です。
大学受験だけでなく、基礎の学び直しやTOEIC対策など多様な勉強に対応しています。
校舎は東京、横浜、名古屋、大阪、京都にありますので、自宅が近くにある方は選択肢に入れてみることをオススメします。
またオンラインでも受けることができるので、ぜひ検討してみてください。
ただし料金についてはホームページに記載がないため、問い合わせて確認する必要があります。
オンライン家庭教師peace
オンライン家庭教師peaceは不登校の生徒に対するサポートが手厚く、信頼関係をなによりも大事にします。
また、学校に行けていない期間に授業が進んでいることも多いため、その点を戻りながら何度も繰り返し指導してもらえることもポイントです。
また指導日以外での家庭学習のやり方から丁寧に教えてもらえるため、学習の習慣を身につけることも魅力の一つです。
料金は下記のようになっており、比較的良心的な値段設定です。
高3生 大学受験コース:月18,800円〜
高3生 難関大/医学部受験コース:月20,400円〜
高1・高2生:月17,600円〜