大学受験で日本史を勉強していると暗記量に必ず苦労しますよね。
- 日本史は暗記量が多すぎる
- 暗記してもすぐ忘れてしまう...
このように日本史の勉強をしていても、本当に勉強がいい方向に進んでいるのか不安にもなりますよね。
今回は日本史が覚えられないたった1つの原因と暗記方法を解説します。
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目次
高校で学ぶ日本史は内容が細かい
高校で学ぶ日本史はとても細かい内容まで掘り下げていきます。
日本史というのは小学校や中学校の歴史の授業である程度学んできているため、高校では更に深堀して勉強していくためです。
そして、日本史を極めようとすると際限がなくドツボにはまってしまうので、良いところで割り切る必要もあります。
大学受験の日本史では満点を取ることにはこだわらず、確実に7〜9割取れることを目標に勉強していくことをおすすめします。
日本史が全然覚えられないたった1つの原因
結論から言うと、日本史を覚えられないたった1つの原因は「流れ」を理解していないからです。
日本史が覚えられないという受験生の多くは下記のように間違った勉強法をしています。
- 日本史の「流れ」を軽視している
- いきなり教科書や参考書を前から1ページずつ読み進める
まずは「流れ」を勉強することで、時代が変わるための出来事や重要な出来事を覚えるようにしましょう。
そして下記のように勉強を進めていきましょう。
日本史全体のターニングポイントを把握する
↓
ターニングポイントの間にどのような事が起きていたのか、教科書や参考書を使って暗記していく
絵を描く時、まずは全体像や大まかなレイアウトを決めて、そこから細部にこだわっていくことが一般的ですよね。
日本史の勉強も同じように、まずは大まかな「流れ」を理解したうえで、細かな出来事を埋めていくように知識を補充していきましょう。
日本史が全然覚えられない人にオススメの暗記方法
ここからは日本史の暗記方法を解説していきます。
これらを実践することで日本史の勉強を効率良く進めることができるので、ぜひ実践してみてください。
- まずは全体の「流れ」を理解する
- テーマごとの流れも理解する
- 最後に細かな知識を埋めていく
- 口に出して説明してみる
まずは全体の「流れ」を理解する
先ほども説明したように、日本史の受験勉強を始める際は、まずは全体の「流れ」を理解するところから始めましょう。
いきなり教科書や参考書を前から読み進めていく勉強法は非効率です。
英単語を暗記する際は、英単語帳を何度も反復して覚えますよね。
しかし日本史の暗記だと反復することを忘れ、一回か二回教科書を読んで暗記しようとする受験生がたくさんいます。
それは現実的に不可能なのです。
そのような勉強ではなく、まずは「流れ」を理解してから、その合間にある出来事を暗記するために教科書を反復して覚えることが大事になります。
テーマごとの「流れ」も理解する
日本史全体の「流れ」を理解した後はテーマごとの「流れ」も理解しておくようにしましょう。
テーマとは、大きくは政治、経済、外交、文化が挙げられます。
平安時代の政治、経済、外交、文化を勉強して、その次に鎌倉時代の政治、経済、外交、文化の勉強をすることが一般的です。
しかし、その勉強だけでなく政治は平安時代から鎌倉時代、室町時代とどのように変わってきたのか。
経済や外交、文化なども同じように、それぞれのテーマごとにどのような流れで歴史が動いてきたのか理解しておくようにしましょう。
このようにテーマごとの「流れ」も先に理解しておくことで、細かな知識の暗記量を減らし、効率良く勉強を進めることができます。
最後に細かな知識を埋めていく
日本史全体の流れと各テーマごとの流れを理解できれば、その合間の細かな知識を埋めていきます。
先に流れを理解しておくことで、日本史全体の理解をより深めていくことに繋がります。
教科書や参考書を前から読み進めて重要語句を暗記していくやり方では、多くのデメリットがあります。
- 前後の繋がりが見えにくくい
- 暗記した語句が何のために暗記したのかイメージしきれない
しかし流れを先に理解しておくことで、語句を1つ暗記していくごとに、その流れをより深く勉強することにつながります。
それによって勉強した内容の因果関係が明確になってくるのです。
そうすることで「暗記」は「理解」へと変わり、1回の勉強で忘れにくくなります。
口に出して説明してみる
日本史の流れが理解でき、ある程度細かな知識を暗記できてきた段階で口に出して説明してみることをおすすめします。
自分の部屋でいいので、友達に説明する感じで口に出してみましょう。
- 日本史のざっくりとした流れ
- 日本の文化史
- 平安時代に起きたこと
など、説明するテーマを決めて口に出して説明してみましょう。
最初は話していると、知識が足りずつまずく箇所が出てくるはずです。
そこは「この出来事とこの出来事ってどうして繋がっているんだろう」と新たに疑問を発見することに繋がります。
そして、そのつまずきや疑問を教科書で解決することで日本史の学力はぐんぐん伸ばすことができます。
日本史が全然覚えられない人がやりがちな間違った暗記方法
日本史を勉強する際に、非効率な暗記を行っている受験生もいます。
間違った暗記方法について解説していきますので、自分が当てはまっているものはないか確認してみましょう。
- 重要語句だけ覚えようとする
- 書いて覚えようとする
- 教科書を1〜2回で覚えようとする
重要語句だけ覚えようとする
これまで説明してきたように「流れ」を意識せず重要語句だけ覚えようとすることは間違いです。
実際に下記の共通テストの過去問を見ていただければわかるように、単純に重要語句を覚えているかどうかを問う問題はほとんど出題されません。
2023年度共通テスト日本史の問題:https://www.toshin.com/kyotsutest/nihonshi-b_question_1.html
Toshi.com
大学入試の問題を解けるようになるには、重要語句を暗記していることは前提で、その背景にどのようなことがあったのかを理解する必要があります。
そして背景を理解するからこそ、きちんと重要語句を暗記することができるのです。
重要語句だけを暗記しようとするから、次の日には忘れてしまうのです。
書いて覚えようとする
日本史の勉強に限らず、暗記の勉強をする時に書いて覚えようとする受験生がいますがおすすめしません。
その理由は2つです。
- 限られた受験期間の中で非効率
- 目的が「書くこと」にすり替わってしまう
限られた受験期間の中で非効率
書いて暗記しようとすることは一定の効果があるというデータもあるようですが、受験勉強においてはおすすめしません。
日本史の勉強以外にも英語や国語、国公立志望であれば数学や理科も勉強しないといけない受験生もいるはずです。
限られた受験期間で、書いて覚えるということは時間を取られてしまい、とても非効率なのです。
目的が「書くこと」にすり替わってしまう
高校生であれば授業のノートを奇麗にまとめることで達成感を感じたことがあるのではないでしょうか。
しかし、それが成績アップに直結したという方はほとんどいないでしょう。
それは「授業を理解する」という本来の目的から「ノートを奇麗にまとめる」という目的に知らず知らずにすり替わってしまったことが原因です。
書いて覚えるはそれと同じようなことが起きてしまいがちです。
「暗記する」という目的ではなく「100回書く」という目的にすり替わり、100回書いた時点で達成感を覚えてしまうのです。
その結果、重要語句は暗記できておらず、時間だけを多く消費してしまうことに繋がってしまいます。
教科書を1〜2回読んで覚えようとする
教科書を時間をかけて読み進めていき、1回〜2回で暗記しようとする受験生もいます。
しかしその暗記方法は間違いです。
英単語の勉強をする時に英単語帳を1〜2周して全部暗記することはできませんよね。
それよりも小テストなどで何度も間違えながら、英単語帳を何度も見返して反復しながら少しずつ暗記しているはずです。
日本史もそれと同じことなのです。
時間をかけて読み進めても来週や再来週になればほとんどのことは忘れてしまいます。
それよりも、教科書で重要なところや、演習問題で間違ったところを何度も反復しながら覚えていく必要があるのです。
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