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勉強のやり方・コツ

【共通テスト英語ができない】半分しか解けない4つの原因と対策!5割から7割まで伸ばす方法を解説

共通テスト英語が半分しか解けない原因

高3になって基礎固めも終わってきた頃に共通テストの過去問を解き始めますよね。

いざ解いてみると「全然できない」「半分の5割しか解けない」と悲惨な結果になってしまう受験生も少なくありません。

そうすると「今までの基礎固めはなんだったのか」と不安になりますよね。

今回は共通テスト英語ができない、半分の5割しか解けない原因と、7割まで伸ばす方法を解説していきます。

共通テスト英語で伸び悩んでいる人は、ぜひ最後まで読み進めてください。

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共通テスト英語ができない・5割しか解けない原因

共通テスト英語ができない・半分の5割しかできないのには原因があります。

下記4つの、どの原因に当てはまるのか確認して読み進めてください。

  • 覚えた英単語が長文だと思い出せない
  • なんとなく長文は読めているけど、設問が解けない
  • 長文が読めない・意味が分からない
  • 時間が足りない

覚えた英単語が長文だと思い出せない

英語の長文が読めない原因として、英単語帳で勉強した単語が、長文を読み始めると思い出せないというものがあります。

英単語帳で暗記している時は思い出せるのに、長文の中で出てくると意味が分からないというケースです。

これは英語を勉強しているとよくあることです。

原因はいくつかありますが、主には下記の2つです。

  1. 単語帳の順番や流れで覚えてしまっている
  2. 頭の中には入っているけど、それを引き出すことができない

原因1は決められた範囲から小テストを行うのではなく、単語帳の全範囲からランダムに出題する小テストを行うことで防ぐことができます。

原因2は、長文で上手く思い出せなかった単語を単語帳にマークしていき、単語帳で復習していくことが大事になります。

1回目は思い出せなかったとしても、次に違う長文を読んだ時にその単語が出てきた時に思い出せるよう勉強することが大事になります。

なんとなく長文は読めているけど設問が解けない

次に「英語の長文は読めているつもりですけど、答えが間違えてしまいます」というパターンです。

このパターンはかなり厄介なので注意が必要です。

読めているつもりでも点数に結びついていないので、なぜ共通テスト英語が解けないのか自分では分かっていないからです。

主に下記のどちらかが原因ですので、長文を復習する際にどちらが当てはまっているか確認してみましょう。

  • 一文一文は読めているけど、全体の内容が理解できていない
  • そもそも一文一文を正確に読めていない

長文が読めない・意味が分からない

先ほどは「長文は読めているつもり」でしたが、こちらは「そもそも長文が読めません」という原因についてです。

そもそも英語長文が読めない人は、英語の学力が共通テストの英語の過去問を解くレベルに達していないと考えたほうが良いでしょう。

まずは一つの文を正確に読み取れるようになる必要があります。

一つの文を読めない原因として下記のどちらに当てはまるのか確認して、それに対応する勉強をする必要があります。

  • 意味が分からない英単語が多すぎる
    →英単語
  • 英単語は分かるけど、解説の和訳通りに読めない
    →英文法、英文解釈

時間が足りない

「英文は読み取れているけど、時間が足りない」という原因の人は、より多くの長文問題に触れることが大事になります。

しかし半分の5割しか取れない人は、単純に時間が足りないだけが問題ではないことが多々あります。

どういうことかと言いますと、

  1. 英文は読めているけど、時間が足りません
  2. 英文はあまり正確に読めていませんし、時間も足りません

共通テストの英語で「時間が足りないので5割しか取れません」という悩みを抱えている受験生の多くは、上記の1ではなく2のパターンがほとんどであるということです。

このような受験生は単純に制限時間を伸ばしたからといって正答率がそれほど上がるわけではないので注意が必要です。

共通テスト英語ができない・5割しか解けない人の間違った勉強法

最後に、このような勉強法をしていては英語の成績は伸ばせないという特徴を挙げていきます。

自分に当てはまるものはないか確認してみてください。

大量の問題・長文を解けばいいと思っている

「英語長文はいっぱい解けば読めるようになりますよね?」

という質問をいただきますが、決してそうではありません。

これまで説明してきたように、そもそも英語の一文を正確に読む力がない場合は、どれだけ大量の問題に触れてもあまり成績は上がらないでしょう。

また、大量の問題・長文を解くことに集中しすぎて復習をおろそかにするケースも多々あります。

英語の長文対策はたくさんの問題に触れることはとても大切なことです。

しかしそれと同じぐらい一問一問と正しく向き合うことも大切になります。

なぜこの長文を読めなかったのかを理解できないまま、次の長文問題に着手してもあまり意味はありません。

もしこのような勉強法をしている受験生は勉強法を見直すことをオススメします。

単語帳を複数やれば覚えられると思っている

「単語帳では覚えているのに、長文では単語の意味を思い出せない」

この悩みを抱えている受験生がよくやってしまうことが、単語帳を複数使ってしまうことです。

確かに別の単語帳を使えば、単語の並びなども変わりますし、多少覚えられる単語も増えるかもしれません。

しかし、この結局どのような単語帳を使ったとしても有名なものであれば内容にそれほど差はありません。

単語帳を複数勉強するよりも1冊を完璧にインプットすること。

そして長文を読みながら、暗記した英単語を記憶から引き出すアウトプットの練習をすることの方がよっぽど大事になります。

文法問題は出題されないから勉強しない

センター試験から共通テストに移行したことにより、英語のアクセントや文法問題が無くなり、すべて長文読解形式になりました。

文法問題は出題されないから「英単語」と「長文」だけ勉強しよう、と考えているのであればその勉強方法は間違っているので見直しましょう。

確かに英文法の知識が直接問われるような問題はなくなりましたが、英語の長文を読むためには文法の理解は欠かせません。

英文法の理解は英語の基礎固めに当たる部分であり、ここをおろそかにすると一文を正しく読む力が不足することになります。

そのため必ず英文法もきちんと勉強するようにしましょう。

共通テスト英語を5割から7割に伸ばす勉強方法

共通テスト英語で半分の5割ほどしか取れない場合、まずは7割ほどを目指すことが大事になります。

いきなり8割や9割を目指すのではなく、地に足をつけて一歩ずつ成長することを心がけましょう。

今回紹介するのは以下の3つについてです。

  • 英文を読めていないことを自覚し、まずは一文を正確に読めるようにする
  • 設問や選択肢から読む
  • 返り読みをせず、前から読み進めていく

英文を読めていないことを自覚し、まずは一文を正確に読めるようにする

共通テスト英語で5割ほどしか取れない受験生がまず最初にするべきことは、「英文を正確に読めていない」ことを自覚することです。

長文を解いていると、頭の中で文章を読み進めて内容を理解していきますよね。

その内容と、答え合わせをした時の日本語訳が概ね一致しているか確認してみてください。

もしほとんど一致しているようであれば、「5割ほどしか取れない」ということはないはずです。

もちろん、途中の細かなところで読み間違えをしてしまう程度のことはあります。

しかし、もし下記のようなことに当てはまる場合は英文を読むための力が不足していると考えられます。

  • 出だしから読み間違えている
  • 長文全体の主張を読み取れていない
  • 長文全体に対して半分ほどしか正確に読み取れていない

このような場合は長文読解ではなく、英文解釈など一文を正確に読む勉強に立ち戻る必要があります。

返り読みをせず、前から読み進めていく練習をする

英語の基礎固めができていれば、英文の構造を把握できるようになっていると思います。

構造とはSVOなどの基本5文型や、関係詞がどのようにかかっているのかなど、どのような文法を用いて英文が作られているかという点です。

そして文法の勉強などをしている時は、正確に読むために返り読みをすると思いますが、英語の長文では前から読む癖をつけましょう。

例として下記のような文章があるとします。

The book that I am reading is a thrilling mystery novel.
私が読んでいる本は、スリリングなミステリー小説です。

正確に訳そうとすると、上記のようになりますが、英語の長文を読む時はこのように整理していると時間がありません。

そのため「その本 私が読んでいる は スリリングなミステー小説」のように前から読み続けることが重要になります。

そうすることで、時間が足りないという問題を解決することができます。

設問や選択肢から読む

最後はテクニック的なことですが、英語の長文問題は文章をいきなり読み進めるのではなく設問や選択肢から読むようにしてください。

もし設問を先に読まない場合「問題文 → 設問 → 問題文」というように、問題文をもう一度読みながら設問に対する答えを探すことになります。

しかし、設問を先に読んでおけば「設問 → 問題文」と1回目の問題文を読む段階から、設問の回答を探すことができます。

また、先に設問を読んでおくことで、長文の主題をなんとなく想像できるなどのメリットもあるので、ぜひ実践してみてください。

共通テスト英語ができない人は感覚ではなく論理的に読む必要あり

最後に、共通テストレベルの英語ができない人に共通していることとして、感覚で英語を読んでしまっていることが挙げられます。

相性が良い長文や単語が簡単な英文だとあまり苦にしませんが、少し難易度が上がると一気に読めなくなる傾向にあります。

感覚で読んでいる人は単語の意味だけをサーっと読み取っていくため、分からない単語や少し複雑な構文が出てくると意味が分からなくなってしまうのです。

  • 関係代名詞がどこからどこまでなのか
  • 分詞はどこにかかっているのか
  • 文章全体のSやVはどこなのか

こういったことを意識しながら論理的に英語を読めるようになると、共通テストレベルでも安定して高得点を取ることができるようになります。

感覚で読んでしまっている受験生は、今のままでは必ず壁にぶつかってしまうのでできるだけ早く論理的に読む練習をしていきましょう。

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