大学受験は人生の岐路であり、今後の人生を左右する大きなイベントになります。
そのため、大学受験で失敗すると人生終了で取り返しがつかなくなると考えている受験生も少なくありません。
しかし、結論から言うと「大学受験で失敗したとしても人生終了ではありません」
今回は大学受験に失敗したら人生終了なのか、そして失敗しないためにはどのようなことを意識すればいいのか解説していきます。
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大学受験に失敗(全落ち)する人の特徴
①ノートをまとめて勉強した気になっていた
ノートをまとめれば、十分に勉強した気になってしまう人がいます。
なぜなら、本当に大切なことは内容を理解し、その知識を使いこなせることだと気づいていないからです。
ノートをまとめることは、勉強ではなく、どちらかと言えば作業です。
ノートをまとめることに時間を多く使ってしまった結果、演習問題をする時間が十分に取れず、結果として試験問題が解けるまでのレベルに達しないのです。
このように、ノートをまとめるだけ、つまり知識をインプットしただけで勉強した気になっている人は受験に失敗してしまいます。
②問題を手で解かない
問題を実際に手で解かない人は受験で高得点は取れません。
問題を頭の中で解いて答え合わせをしているだけではダメ、特に理系科目は手を動かさないとテスト本番で必ずミスをしてしまうからです。
目で見て解くだけでは、答えを導き出すまでの工程があいまいになってしまったり、実際に自分で計算してみてケアレスミスに気付いたりすることもあるからです。
このように、問題を自分でやってみない人は、思うように点数が伸びない傾向があります。
③復習をおろそかにする
復習をおろそかにしてしまって、受験に失敗することがあります。
いくらたくさんの勉強をしたとしても、復習を怠れば自然と知識は消えてしまうからです。
例えば、毎日生活の中で行うルーティンは身体が覚えているし、毎日使うパスワードなどは忘れることがないですよね?
それは毎日繰り返し行っているからなのです。
勉強も繰り返しの学習が必要となり、一度解いた問題を一週間後、さらに一か月後にもう一度解くことで確かな知識が定着します。
とくに自分の苦手な問題は、他の問題より多く解くことが効果的です。
このように、私たち人間は繰り返さないと知識が消えてしまうので、復習をしっかり行うようにしましょう。
④苦手科目から目を背ける
苦手教科から目を背けてしまった結果、不合格だった人もいます。
得意科目は点数が取れたものの、不得意科目をカバーするまでには至らないケースがあるからです。
誰しも苦手な科目はありますよね。
苦手意識が強いと、ついその科目を後回しにしてしまったり、対策が遅れがちになってしまったりしますが、その一科目のために志望校を諦めるのは非常にもったいないです。
苦手意識を少しでもなくす方法を考え、学習時間や環境に工夫するなどして、早めに対策することをオススメします。
このように、最後まで苦手科目の勉強を避けてしまった結果、合格できなかった人たちもいることを覚えておきましょう。
⑤勉強しない理由を探してしまう
大学受験に失敗した人は、結局十分な勉強をしていません。
というよりも、理由をつけて勉強を避けています。
勉強したくない気持ちから、勉強できない理由を探す習慣がついてしまっているからです。
例えば、「今日は部活がしんどかったから」「友人と喧嘩したから」などと言うのです。
このような理由であれば、勉強をしない理由を探そうと思えばいくらでも探せますよね。
こうして勉強から逃げているのです。
このように、勉強できない理由を探して勉強をしなかった人は、受験に失敗します。
⑥周囲に流されがち
大学受験に失敗した人の特徴として、「周囲に流されがち」ということがあります。
今までも大事なことは自分で決めてこず、自分の意見や意思がないからです。
例えば「あのテキストが良い」「〇〇大学は狙い目」など周囲に流されて自分がやるべきことを見失ってしまっているのです。
こういう人は「自分は何がやりたいか」ではなく、「入りやすいこの大学を受験してみよう」という傾向があります。
このような周囲に流されがちな人は、大学受験はなかなかうまくいきません。
⑦なんとかなると思っていた
長期的なスケジュール、短期的なスケジュール、今自分がすべきこととしっかり向き合わないために受験に失敗する人がいます。
「なんとかなるさ」と物事をしっかり考えない特徴があるからです。
例えば、なんとなく勉強していれば夏休み明けには自然と成績が上がって、志望校にも合格できるだろうと思っているのです。
でも、同じ大学を目指しているライバルが目の色を変えて勉強しているなかで、あなたがなんとなく勉強しているのなら、ライバル以上の点数を取って合格するのは難しいですよね。
このように、物事を深く考えずに「なんとかなるだろう」と思っているようでは、志望校合格はできません。
⑧志望校合格への意志が弱い
大学受験をする明確な理由、その大学に行って学びたいことがすぐに答えられない人は、大学受験に失敗する可能性が高いです。
そもそも志望校合格への意志が弱いからです。
やはり志望校への情熱を持っている人は、最終的には合格し、思い描いたとおりキャンパスライフを楽しんでいる人が多いです。
その人たちは具体的に「〇〇教授のいるゼミに入りたい」「この大学を卒業して、卒業後に〇〇で活躍したい」といった夢があります。
明確な目標設定ができていて、そのためには自分が何をすべきかをしっかりと考えて行動しているのです。
そうでない人は、志望校合格や日頃の勉強に向かう意志が弱いと言えます。
大学受験に失敗したら人生終了と考えてしまう原因
受験生を多く見てきて、なぜ大学受験に失敗したら人生終了と考えてしまうのか原因を考察してみました。
- 目標を達成できなかった喪失感・失望
- 周囲に置いて行かれる不安や焦り
- ネットに溢れているネガティブな情報
目標を達成できなかった喪失感・失望
「大学受験の勉強はこれまでの人生で一番努力した」と言う学生は多くいます。
大学受験とはそれぐらい大きなイベントであり、自分の人生をかけて臨んだ挑戦であると言えるでしょう。
しかし自分の人生で一番努力したのに、目標である志望校には届かなかった。
もしそのようなことが起きると、
- 自分は何をやっても上手くいかないのでは
- これだけ頑張っても意味なかったんだ
と感じてしまうのも無理はありません。
このような喪失感や自分に失望してしまうことで、大学受験に失敗すると人生終了なのではと感じてしまうのです。
周囲に置いて行かれる不安や焦り
もし自分が志望校に落ちて、友達の多くが志望校に合格していた場合ショックを受けてしまうのは当然です。
同じレベルの大学を目指していたのに、自分だけ滑り止めの大学しか受からなかった。
あるいは全落ちしてしまった場合、精神的にかなり追い込まれます。
このように周囲に置いて行かれる不安や焦りは、自分自身への劣等感や自己嫌悪にもつながってしまいます。
「自分だけ成功しなかった」という状況は、人生終了と感じてしまうためには十分な要因になります。
ネットに溢れているネガティブな情報
ネットで大学受験や就職などの情報を調べていると、かなり辛辣な意見も多く見受けられます。
- 早慶なんて誰でも行ける
- 私立文系はレベルが低い
- 浪人してMARCH、関関同立は恥ずかしい
- 日東駒専では一流企業に就職できない
このような意見を一度でも見たことがあるのではないでしょうか。
これを鵜呑みにすると、例えばMARCHを目指していて、滑り止めの日東駒専しか受からなかった場合
「自分はもう一流企業には就職できないし、やりたい仕事にも就けないんだな」
と感じてしまっても無理はありません。
このようにネットに溢れる情報は、受験生や受験を終えた学生に対してネガティブな影響を与えることが多々あります。
大学受験に失敗したら本当に人生終了なのか?
大学受験に失敗したら本当に人生終了なのでしょうか。
大学受験を経験し、一部上場企業に就職後、今では当塾を経営している私の考えをお伝えすると
大学受験に失敗したからといって人生終了ではありません。
その理由について解説していきます。
- 大学受験は人生のゴールではない
- 大学にいって何をするかが大事
- ネットの情報を鵜呑みにしない
- 浪人することは恥ずかしいことではない
大学受験は人生のゴールではない
受験生や受験を終えたばかりの学生は、志望校に合格することを目標に努力してきました。
明確な将来の夢が決まっていない場合、「とりあえずいい大学に行こう」と考えている受験生も多くいるでしょう。
そのため「大学受験を成功させる」ことしか頭にない受験生がたくさんいます。
これは当然のことだと考えています。
しかし人生は大学入学後も続きますし、就職してからの社会人人生の方がよっぽど長くなります。
大学受験というのは、あくまで人生の岐路の一つでしかなく、最終ゴールではありません。
ここで一度つまづいたとしても、今後の人生で取り返すチャンスはあるため、大学受験に失敗しても人生終了ではないのです。
大学に行って何をするかが大事
大学卒業後に希望の仕事に就職する、人生を豊かにする。
これらを実現させるためには、学歴ではなく、大学に入って何をするかの方が大事になります。
実際に日東駒専や産近甲龍に通っていて、大学時代に部活や研究に励んだり、海外留学に挑戦することで多くを学び
一流企業に就職した友人がいるのも事実です。
- 大学でどのような経験をしたのか
- その時にどのようなことを学んだのか
- 今の自分にどのように活かされているか
- 今後の人生でどのようなことに活かせるか
このようなことを意識して大学生活を送ることで、経験したことから多くのことを学び、より豊かな人生を送ることができます。
学歴だけでなく、その大学に通って何をするかが大事であることを忘れないようにしてください。
ネットの情報を鵜呑みにしない
先ほども少し説明したようにネットにはネガティブな情報がたくさん溢れています。
大学受験に失敗した時や、成績が上がらず不安になっている時にそのような情報を見ると、余計に落ち込んでしまうのは当然です。
しかし、そのようなネガティブな情報は基本的に気にしなくても大丈夫です。
先ほども紹介したように日東駒専や産近甲龍から一流企業に就職することも不可能ではありません。
早慶なんて誰でも入れるわけがありませんし、MARCHや関関同立も入るのは難しく、恥ずかしい大学なわけがないのです。
今は大学受験にしか目がいっていないため、どうしてもこのような情報に左右されてしまう状況であることはよくわかります。
しかし、ネットの情報を鵜呑みにして落ち込んでしまうぐらいなら、そのような情報を遮断した方がよっぽどマシです。
浪人することは恥ずかしいことではない
周りの友達の多くが志望校に合格して、自分だけ取り残されている場合、浪人することも視野に入れるでしょう。
「浪人って恥ずかしいし、大学に行ってからも浮きそう」などと考えるかもしれません。
実際に大学に入学した時に分かりますが、浪人して大学に入る学生は全然珍しくありません。
浪人したことを打ち明けたとしても、「そうなんだ」ぐらいの感覚でしかありません。
浪人している人は決して珍しくありませんし、浪人してでも志望校に受かりたいという気持ちを恥ずかしいと思う必要はないのです。
大学受験に失敗しないために意識するべき3つのこと
最後に、大学受験に失敗しないためにどのようなことを意識するべきなのか、特に意識してほしい3つのことを解説します。
- メンタルを安定させる
- 毎日のやるべきことを明確にする
- 勉強法をコロコロ変えない
メンタルを安定させる
大学受験を成功させるためにはモチベーションを維持したり、ネガティブな思考ではなくメンタルを安定させることが重要になります。
ネガディブなことを考えている時に勉強をしようとしても、どうしても余計なことを考えてしまいますよね。
その結果、勉強の質は下がり、時間を無駄にしてしまいます。
そのため大学受験を成功させるためには下記のようなことを参考に、メンタルを安定させて勉強に励むことを意識してください。
- ネットで余計な情報を検索しない
- SNSを一時的にやめる
- 悩みや不安があれば相談できる人を見つける
毎日のやるべきことを明確にする
毎日何の勉強をするのか明確にして臨むことはとても大事なことです。
- 今日は英単語の暗記に時間を使おうかな
- それとも数学の問題集を解いてみようかな
- 何を勉強するか考えている間にちょっと机でも掃除しよ
いざ勉強をしようと思った時に、やることが明確になっていないと勉強以外の行動をとってしまいがちです。
あるいは、なんとなく数学の公式や社会の用語などをノートにまとめて勉強した気になることも少なくありません。
このような行き当たりばったりな勉強では大学受験を成功させることはできないので、毎日何の勉強をするのか明確にしておくようにしましょう。
勉強法をコロコロ変えない
勉強法を確立できないまま、大学受験が終わってしまう受験生も多くいます。
このような受験生の特徴としては、ネットの情報に左右されすぎて、一つの勉強法を徹底できないことが挙げられます。
- 英単語帳が2冊以上使っている
- 問題集を最後までやりきったことがない
- 問題集を1周したら別の問題集に取り組んでいる
- 問題を解きっぱなしで復習にあまり時間をかけない
- 英単語、文法、英文解釈、長文読解の勉強の順番を意識していない
など、このようなことに当てはまる受験生は要注意です。
勉強法が確立できていないと、勉強する内容が定まらず、基礎をしっかりと固めることができません。
その結果、演習問題に取り組み始めても成績が上がることなく、大学受験に失敗してしまうのです。
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